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てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

野球少年の"ハート"を守ろう

2007-07-05 19:48:31 | スポーツ
 今日付の山陽新聞夕刊に、『少年野球やソフトボールの選手を事故から守る、胸部保護パッドが5月に発売され、売れ行きが好調』と報じられていた。ボールなどが胸に当たり、突然死を引き起こす「心臓振とう」を予防することを目的としたものだ。

 「心臓振とう」は、胸への衝撃で、心筋が小刻みにケイレンする心室細動を起こし、心停止に至る。骨が軟らかい子供に、多く見られる。ただ、健康な人でも、胸に軽い衝撃を受けただけで、突然死を誘発してしまう。子どもが投げたボール程度の軽い衝撃でも発症するそうだ。
 症例が100件を超す米国では、下手投げの球がグローブをはねて当たっただけで、発症した例もあるという。

 小学2年生の孫が、子ども会のソフトボール部に入部し、今お熱である。明けても暮れても、頭の中はソフトボールのことでいっぱい。自主トレーニングで走り込みもやっている。そして、殆ど毎日曜日は練習試合がある。孫はまだ2年生なので、ファームの控えピッチャーをやっているようだ。

 ところが親として唯一の心配種が「心臓振とう」だったので、これこそ福音であり早速に母親に知らせてやった。そしてチームメイトと相談して導入するように勧めた。
 更に言えば"AED"(自動体外式除細動器)の設置である。この「心臓振とう」は、発症後10分間で、救命は絶望的とされている。命を救うためには、「素早い電気ショック」が必要。そのために、現在では、一般にも解禁されたAEDを使うのが最良の救命法である。 
 町内会にAED設置を具申してあるが、目下のところ保留事項となっている。幸いにも小学校では近くAEDの導入が決まっている。