奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

何でも見てやろう、沖縄3日間 … 沖縄民謡

2012-08-23 04:51:11 | 道外の旅日記
ここからは雑感です。

沖縄の街を歩いていると、その中に沖縄民謡の「教室」や「楽団」がたくさんあるのに気付きました。
住宅街の真ん中に当たり前のようにある。

「英語教室」とか「珠算教室」と同じような感覚なのかもしれない。
沖縄民謡の裾野の広さを感じられる風景でした。

これは1日目の夜、国際通りを歩いている時にも感じました。

私たちが食事した「ちぬまん」でもそうでしたが、
居酒屋などで『島唄ライブ』をやっているお店が本当に多い。

そしてそれがまた観光客が見て楽しい、踊って楽しいものなのです。
マイクパフォーマンスなどもなかなか訓練されていて聞いていても飽きなかった。

趣味の延長として、そしてその気になれば生業とすることが出来る環境。

「教室」や「楽団」がそのまま商売になる下地があることが、
沖縄民謡の隆盛につながっているのでしょう。

観光が重要な産業になっている沖縄の底力が見て取れた。
沖縄はリピート客が多いそうですが、それは自然の魅力だけが理由ではないな。

日本の他の地域にはない、ここにしかない民俗音楽があることと、
それを日々観光客に披露しながら接客や話術を鍛えていることが沖縄の魅力のひとつです。
「ちぬまん」では若い兄と妹が演じていましたが、この若さでさすがなもんだなと。

青森の津軽民謡と同じような、でももっと盛んにした感じ。

これは同じ観光が主要産業になっている北海道とは対照的。

歴史の浅い北海道は沖縄民謡のような観光客が楽しめるコンテンツがありません。
どうしても美味しい食材と大自然の“素材”に頼り、その他のサービスに欠けています。

素材だけに頼って他を鍛える機会が少ないことが、
「サービス3流」といわれる北海道の特徴になっているのでしょう。

だから北海道でも無理やり何かパフォーマンスをやれ、というつもりはありません。
それを望んでも北海道では、無理。
ですがいつまでも食材と自然の“素材”だけに頼っていると痛い目にあうぞ。

一番難しいことですが地道にサービスを磨いていく、それしかありませんね。
それには人と交わること、それによってその評価を受けること。

北海道で観光業に携わっている方は沖縄に行って何かを考えてきた方がいい。
もしそれで何も感じることがなかったら、廃業しなさい。

次は、沖縄の心を
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