急行「紋別」は前述の通り、札幌発遠軽行は名寄本線興部からは普通列車になっていました。
そこから沿線の乗客を拾い深夜に到着する遠軽で札幌行きの急行「大雪」に接続、
早朝の札幌へ乗客を運んでいました。
その夜行急行「大雪」に乗れば、札幌では朝から活動できる便利な列車。
なかなか人気があったのです。
渚滑線・北見滝ノ上からは上り最終列車の乗車になります。
出発は21:20(S54・7月の時刻表から、以下同じ)、
渚滑には22:08に到着し急行「紋別」くずれの普通列車に乗り換え22:24発。
終点遠軽には23:55になります。
急行「大雪10号」の遠軽到着は23:59、出発は0:14という深夜ですが乗車する客は多く、
駅の立ちソバも営業していました。
こういうシチュエーションで食べる立ちソバの美味しいこと!
私は必ず食べていたような記憶があります。
この立ちソバ屋さん、今でもあります。
機会があったら食べてみよう。
また急行「大雪10号」には寝台車が連結されていたのですがその常備券もありました。
寝台車の常備券を用意するほど、遠軽からの乗車は多かったのですね。
実際に普通列車が遠軽に到着したあとに駅で指定券や寝台券を買い求める乗客はたくさんいました。
もし座れなかったら、一晩中立ちっ放しになるので指定券を買いたくなる気持ちは分かります。
画像はS53.2.24の「大雪5号」の常備券です。
買った日と乗車日が同じなので、発車間際に買ったということがわかります。
その他夜行の「大雪」にはA・B寝台合造車があったとか、
遠軽の駅弁・「かにめし」は安くて美味しかったとかいろいろありますがそれはまたの機会に。
ということで、急行「紋別」のお話はここまでにしておきます。
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