場所は山部、富良野市街地から車で15分ほどの国道沿いにあります。
元富良野農業高校の校舎を利用した「富良野市生涯学習センター」の中にあり、
山部公民館、ふらの森の教室、多目的アリーナとの複合施設となっています。
元学校だけあって建物の規模は大きい、その一部を博物館として利用しています。
展示は自然、考古、人文とひと通り揃っています。
富良野は盆地ですが、その辺縁部には活断層があります。
館内には断層をはぎ取った標本が展示され、地層がずれている様子がよくわかります。
断層の断面を直接見ることはあまりないと思いますので、時節柄ご参考にどうぞ。
さて富良野地方の発展は旭川から延伸してきた鉄道との関係を抜きには語れません。
鉄道が伸びる先にこの地方の中心が移されてきました。
そして今の富良野市まで鉄道が開通、滝川からの鉄道が合流し交通の結節点になり、
富良野市がこの地方の中心となっていきました。
さて富良野の開拓期は農業の傍ら林業でも栄え、その基礎をつくってきました。
また市内には広大な東大演習林もあります。
これら林業と富良野の開拓の関係、農業や商業などの産業の発展、
市内に点在する開拓期の歴史的建造物などが簡潔に展示されています。
ここはさわりだけではなく深く掘り下げてほしいところ。
開拓期の歴史的建造物などは私にとっては興味深くて仕方がない。
これは観光にも生かせると思うのですが、どうですか?
いつまでも北の国からやラベンダーばかりでは、飽きるよね。
*富良野市立博物館
住 所:富良野市山部東21線12(富良野市生涯学習センター内9
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:無料
休 館日:月曜日、12月31日~1月5日