奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

国際線旅客の燃油サーチャージ、4月と5月は無料に

2016-02-15 05:09:35 | 交通
JALとANAは4月と5月に発券分の国際旅客燃油サーチャージを無料にすると発表しました。

現在はグアム路線は4,000円、欧州は14,000円(ともに往復)などとなっていますが、
燃油市況が下落したことにより無料となります。

何であれ海外旅行費用の負担が減るのは有り難い。
私は海外旅行に行かないので関係ないのですが。

ところで国内でも燃油サーチャージがあるのをご存知でしょうか。

身近なところは一部のフェリー運賃で、
青函フェリーは6%のサーチャージを取っています。

同社は函館ー青森間の旅客運賃は通常は1,540円ですが3月までは1,630円、
車両運賃も通常運賃に6%のサーチャージを加算しています。

また苫小牧ー八戸間の車両運賃も6%のサーチャージを加算していますし、
その他長距離フェリーの旅客・車両運賃もサーチャージを加算しているところが多数あります。

これが今後、国際旅客と同じく燃油サーチャージがなくなると、
国内物流のコストが下がり国内経済にとってはインパクトが大きい。

平成22年度の物流センサスによると貨物の輸送距離が500㎞~1,000㎞の場合は4割弱、
1,000㎞以上になると7割強が海運となっています。

これが数%とはいえ輸送コストが安くなると国内経済に広く薄く影響があるはず。
旅客運賃も下がりそうですし。

燃油市況の下落が意外なところにもメリットをもたらしている一例でした。

でも、本当に運賃が下がるかな…。
コメント
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