奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

「さんふらわあ だいせつ」航路復帰へ

2016-02-03 05:39:49 | 交通
苫小牧ー大洗間を結ぶ商船三井のフェリーは“さんふらわあ”4隻で1日2往復していました。
私は「さんふらわあ さっぽろ」に乗ったことがあります。

その中の「さんふらわあ だいせつ」は昨年7月に苫小牧沖で火災事故を起こし航路を離脱、
それ以来この航路は「だいせつ」を除いた3隻による1日1.5往復の変則航行となっていました。

商船三井は昨日、「だいせつ」が今日から航路復帰をすると発表しました。

昨日の発表で今日から航路復帰という、これまた急な話だ。
運輸局からの「輸送の安全確保等に関する命令」などいろいろな調整があったのだろうな。

同社によると消火プランの作成や消火栓の増設・移転などの対策をしたらしい。
その上での航路復帰です。

これで所定の4隻が揃い1日2往復の運航が可能になりました。
ですがドック入りなどの関係でしょうか、しばらくは1日1.5往復の運航が続きます。

通常通り1日2往復の運航に戻るのは3月8日からだ。

とりあえず物流が平常通りに戻るのは有り難いことです。
同航路は北海道と首都圏を結ぶ大動脈で、「だいせつ」がいない間は結構いろいろありました。

1日0.5往復がないからこそ皆さんが知らない間に、輸送がひっ迫した場面があったのです。
JR貨物が臨時列車を走らせたこともありました。

「だいせつ」の復帰により物流もやっと日常に戻ります。

それと同時に、船舶火災で乗組員1名が犠牲になったということも忘れてはいけません。
もし火災があったとしても2度と犠牲が出ないようにしなければいけません。

運輸局からの命令もその視点で出されたものでしょうし、
同社としても2度と犠牲を出さないという対策をしての航路復帰でしょう。

船舶火災はあってはならないことですが発生したら乗客と船員の安全を守る。
事故以前より対策をして安全になったこの航路を見守っていきたいと思います。
コメント
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