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奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

五稜郭タワー

2020-09-14 05:49:43 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

なぜ今までと思うのですが、実は私は五稜郭タワーに上ったことがありません。
ですがとうとう、そのタワーに上る日がやってきた。

五稜郭築城100年を記念して初代タワー(高さ60m)が開業したのは1964年12月。
2代目の現タワー(高さ107m)は2006年4月にオープンしました。

さてアトリウムから入館、土方歳三のブロンズ像が出迎えてくれます。
エントランスへ進むと錦絵に囲まれたチケットセンターがあります。

 

 

 

 

私はこの日、家族3人で行きましたが3人ともチケットのデザインが違う。
細かい芸を見せてくれるではないですか、最近はこういう施設は少なくなりました。

 

 

 

 

エレベーターで高さ90mの展望2階へ、函館平野の中に建つタワーは、
足元に五稜郭と箱館奉行所を従えその先に函館とその周辺の景色が一望できます。

 

 

 

 

晴れていれば下北半島も見ることができたであろうに。

展望台は5角形、その中に五稜郭や箱館戦争の概略を述べた展示がありました。

階段で展望1階に降りると売店やカフェが並んでいます。
帰りはエレベーターで2階へ、上る客と下りる客の導線が完全に分かれているのですね。

階段を下りて元の1階へ、広い売店を覗いてタワーの見学は終わります。

眺めがいい、売店が充実している、カフェなどの飲食が結構ある、市内観光中の休憩に最適。
次は晴れた日に来てみよう。

 

 

*五稜郭タワー

住   所:函館市五稜郭町43-9
開館時間:9:00~18:00
入 館 料:大人900円、中高生680円、小学生450円
開 館 日:無休

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ホテル万惣(湯の川温泉) … 後

2020-09-12 05:17:58 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

さて、実際に泊まってみてどうだったのでしょうか。

大きく変わったのは食事です。
質、量とも以前とは比べもにならないくらい充実していました。

以前の夕食はオフシーズンということもあり典型的な温泉のセットメニューだったのですが、
今回はホテルのグレードにふさわしいメニューと味に変わっていました。

飲み放題が60分とはいえ1,650円でフリードリンクというのも有り難い。
客が自由に使えるビールサーバーもあり、待つことなくビールが飲めたのは良かった。

ただこのご時世、バイキングの料理を取りに行く度にビニール手袋をつけなくてはならない。

 

 

 

 

面倒くさいですが、こういうことはちゃんと守りましょうね。

お部屋はお風呂がなく、シャワーブースだけでした。
温泉に泊まっているのですからこれでいいですし、運営側としてもコスト削減になって良かろう。

またバルコニー付きの部屋ということでしたが眺望や和の風情とは無縁。
これはインバウンドを意識した(日本人客を意識していない)造りと感じました。

客室は『バルコニー付き』ということだけ宣伝できればいいのだろうな。

さて温泉は、大浴場内にいろいろな風呂はありますが温泉掛け流しはそのごく一部だけ。

湯の川温泉は泉温が高くそのまま源泉掛け流しでは高温になりがち。
ですが温泉街ではその源泉掛け流しのお宿が多く存在します。

6月に泊まったホテルテトラ湯の川も源泉掛け流しでいいお湯でした。
それに比べここの温泉は、循環などでその湯の良さは感じられません。

温泉施設は改装すると当局からいろいろ帰省がかかり、改装前と同じは難しかったりします。

ところでたまに外から『ご~~~』という音がします。
その音の原因をたまたま捉えました。

湯の川は函館空港が近い、JAL機が上空を通過していきました。
こういうところも面白いな。

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ホテル万惣(湯の川温泉) … 前

2020-09-11 05:51:07 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

私はホテル万惣(ばんそう)に何度か泊まったことがあります。
経営が変わる前の地元資本(多分)だったときのことです。

当時は湯の川の中でも安いホテルの代表みたいな存在でした。
オフシーズンとはいえ一室一人で、しかも1泊2食付きで5,000円だったのですから。

これだと『ビジネスホテルでユニットバス、夕食はコンビニ飯』より安い、
ビジネスで泊まるのなら文句のない値段設定でした。

お値段がそのような感じなので、当時はホテルとしての質は無視していました。

2015年、オリックス不動産がここを買収し翌年リニューアルオープンしました。
客単価も大幅に上がり、ビジネス客が一人で利用できるお値段ではなくなった。

さて今回は『どうみん割』で、10,800円のところ5,800円でのお泊りになりました。
更には函館市内の飲食店で使えるという2,000円の『函館市グルメクーポン』もいただいた!

結局、1泊2食付きで3,800円で泊まったことになりました。
何だかすごくお得になったじゃん!

さて客室は“スタンダードルームB(バルコニー付き)”、
夕朝食は1階のダイニング“蔵祭(くらまつり)”でのバイキング、
大浴場も1階の“湯蔵(ゆくら)”でとなります。

改装前は昔ながらの団体客をドカンと泊める典型的な温泉ホテルでしたが、
今は個人客でも十分に満足できる内外装となっていました。

さすがオリックス、昔の面影が全く感じられない。

明日に続く

※写真は外観、右に見える低層階の建物は大浴場です

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「男爵資料館」と「THE DANSHAKU LOUNGE」、北斗市と七飯町

2020-06-26 05:34:00 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

川田男爵と男爵イモの関係、その他については15日と16日のブログに書きました。
男爵イモを最初に栽培したのは七飯町、川田男爵が農場を開いたのが北斗市です。

川田男爵の諸資料は当初、農場があった北斗市当別の「男爵資料館」で公開されていました。
ですが場所が悪い、私もその立地から訪問できず閉鎖となりました。

貴重な資料は北斗市から七飯町に移りショップとレストランを併設し復活、
道の駅の横にある「THE DANSHAKU LOUNGE」で公開されています。

これで今までより格段に多くの方に見ていただけるようになって何より、
私もそのお陰で貴重な蒸気自動車などの資料を見る機会を得ました。

本来なら、この施設は北海道新幹線の新函館北斗駅に隣接して設けるものでなかったか。
北斗市は何故、この貴重な資料をみすみす七飯町に渡してしまったのか。

私はここに、北斗市と七飯町の姿勢の違いを見てしまいます。

北斗市はハード重視で広い道路を作り、新幹線の駅ができればあとは自然と栄えると勘違いし、
新幹線の駅名にばかりこだわり観光客を受け入れるソフトの充実を怠った。

七飯町は新設される道の駅というハードにどんなソフトを入れるかを考え、
縁のある男爵イモに注目しそれに合わせ活性化を図った。

お隣同士の自治体なのにこの差は何なのか、という素朴な疑問を持ちました。
尚これは個人的な感想なのでクレームなどは受け付けませんが、議論は受けて立ちます。

さて、これで函館に行った際の旅行記を終わります。
けっこう長くかかったな。

ちゃんとした「函館旅行記」として書いた方が良かったかなぁ…。

コメント (2)
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魚貝碑(森町)

2020-06-25 05:07:50 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

人は生きていくためにいろいろなものを消費しています。
それは他の生き物であったり生業を営むために必要な道具であったり様々。

日本人に限らず人々は、そのことに対し尊敬の念を抱き感謝の形を顕してきました。
馬頭観音などの○○観音、針塚などの○○塚、○○地蔵や○○神など、各地にあります。

森町は噴火湾の恵みで町が発展した漁業の街、名物の駅弁『いかめし』はその恵みの産物ですね。

全国の港町には海の恵みに感謝した碑が各地にあります。
北海道にもいろいろあるのですが、その一つがここ。

場所は昨日ブログに書いたニチレイの工場のすぐそば、森漁協の真ん前。

森町の発展は目の前の噴火湾の恵みなしに有り得なかったという証左がここにあります。
それに感謝する漁業者の気持ちもここにある。

建立は1986年とする資料がありましたが裏付けは取れませんでした。
が、そんな頃なのでしょう。

海の恵みって、有り難いものですね。

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日本冷凍食品事業発祥之地碑と冷凍機械

2020-06-24 05:47:48 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

日本最初の冷凍食品事業は1920年、北海道森町で始まりました。

山口県小郡出身の葛原猪平が森町港町に凍結室と冷蔵室各3室の冷凍工場を建設、
アメリカ製コンプレッサーと原動機を2台ずつ備え、森沿岸の魚は翌年に東京に出荷されました。

魚種はマグロ、ブリ、イカ、サバ、イワシなどだったらしい。

コンプレッサーと電動機の各1台は1969年まで稼働しました。
町では冷凍事業発祥を伝える歴史的価値があるとして1973年に町指定文化財となりました。

その機械が画像の“ブツ”なのですが、当日は雨が降っていたので鮮明に写せなかったのが残念。
現地に行けば大切に保存されているちゃんとした機械を見ることができます。

そのお隣には『日本冷凍食品事業発祥之地』の碑があります。

 

 

 


これも雨のせいで画像が鮮明でないのが残念。

碑文をそのまま載せます。


思えば今を去る五十年前、此処北海道噴火湾の海潮を見はるかす森町の一角に、
アメリカ人技師ハワード・ゼンクス氏設計監督による本格的凍結設備を有する冷蔵庫が操業を開始した。
時に大正九年八月二十五日、わが国における冷凍食品事業の嚆矢をなす壮挙である。
先覚者葛原猪平翁の半世紀を貫く意志は、今や低温流通機構の開花を迎えんとして、なお鮮烈に生きつヾけている。
日本人の食生活に一大変革をもたらす冷凍事業の進展は、今後さらに期して待つべきである。
われらの前途に課せられた責務もまた重大であらう。
日本冷凍食品の草創こヽに五十年を画するにあたり、
永遠に顕彰すべき先達の偉業を偲びつヽ未来への飛躍と努力を誓うものである


建立は最初に導入された機械が役割を終えた1969年。

この碑と機械があるのは(株)ニチレイフーズ森工場の中。

 

 

 

 

私有地の中である上、大型トラックなどの出入りもあるので訪問する際は迷惑にならないようにしてください。

※南茅部郡森町字港町34

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ホテルテトラ湯の川温泉

2020-06-23 05:04:18 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

函館を中心にいつの間にか大きなホテルグループとなったホテルテトラ、
北は層雲峡から南は北九州市まで25施設を抱えるまでとなりました。

私はかなり昔に泊まったことがありますが、当時はホテルテトラとアネックスしかなかったはず。

さて今回はせっかく函館に泊まるならということで湯の川温泉に宿を取りました。
今回泊まった「ホテルテトラ湯の川温泉」は以前、ホテル湯の川だったところです。

イオンがすぐ近くにあって買い物には便利なところです。
イオンにテナントで入っている餃子の王将でテイクアウトもしましたし。

お部屋は6畳の和室、アウトバストイレで素泊まり2,800円と入湯税150円、
5月にも函館に泊まりましたがやはりこのご時世なので格安となっています。

ホテルの裏には大型バスが駐車できるほどの大きな駐車場があるので、
普段であれば観光バスのドライバーさんとガイドさんがよく泊まるのであろう。

朝食も6時からスタートということで、これも観光バス向けの時間設定と思われます。

さて、私は素泊まりなので楽しみは源泉掛け流しだという温泉です。
この温泉がなかなかよろしい。

私好みのちょい高めのお湯、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。

カルシウムが入っているからか肌の保湿効果も感じられます。
よくわかりませんが。

浴室はそれほど広くないので繁忙期は面倒くさいような気がしましたが、
閑散期であれば程よく空いていてゆっくりできると思いました。

入浴も夜通しできますし、朝風呂大好きな私にはピッタリ。
機会があればまた泊まってみましょう。

※函館市湯の川温泉町3丁目12-11

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男爵薯発祥の地碑

2020-06-15 05:33:28 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

場所は国道5号線(赤松街道)沿い、長万部方面から行くとスーパーアクス七飯店の手前右側にあります。
男爵イモの名前はそのイモを移植した川田龍吉男爵の名前が由来となっています。

川田男爵は1908年に11種類のイモを輸入し試作、アイリッシュ・コブラ―種が北海道に適していることを発見、
それを定着させ“男爵薯”として出荷し全道に広がっていきました。

 

 

 

 

農場の名は『清香園農場』といい、その跡地に建つのがこの碑です。
ちなみにその背後には「宮田清香園(せいかえん)」という果樹園が広がっています。

七飯町には官営の農場「七重官園」がありました。
    → https://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/78fac08ac03d304f985ff5fd6934f625

北海道最先端の農業の研究施設があったこともこの地が選ばれた理由かもしれません。

川田男爵は1856年、土佐郡杓田村(現・高知市)生まれ、父は土佐藩士で後の日銀総裁です。
1877年にスコットランドに留学しグラスゴー大学で船舶機械技術を学ぶと共に農業にも関心を持ちます。

帰国後は日本郵船などを経て1906年、経営難だった函館ドック再建のために来道し見事立て直します。
男爵イモを植え付けたのは函館ドック在任中のことになります。

函館ドックを退社後は渡島当別(北斗市)に農場を開き機械化による最新式の農業を営みます。
渡島当別の当地には「男爵資料館」がありましたが現在は閉鎖されています。

川田男爵、なかなか面白い人物ではあります。
続きは明日。

※亀田郡七飯町鳴川1丁目4

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今夜は旭川

2019-12-16 05:47:12 | 北海道の旅日記(道北、道南)

今日は午後に札幌を出て滝川などに寄りながら旭川に入ります。
旭川だと普段は日帰りしますが、明日も旭川で用事があるのでそのまま泊まります。

今夜の宿はスーパー銭湯併設で入り放題、久しぶりにのんびりとした夜になりそう。
今年最後の泊りの出張だ。

明日は15時頃に旭川を出て札幌に入り、市内で仕事の予定。

さて、どんな天気になるのやら。
気温は高そうですが、半端に高いとそれはそれで道路状況が気になる。

どちらにしろ安全運転で、普段より気を遣うことになりそうです。

ということで、ブログは水曜日までお休みします。

では。

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久しぶりのアヨロ温泉

2019-01-09 05:56:41 | 北海道の旅日記(道北、道南)



昨日は急に室蘭に行くことになりました。
そうか、であるならついでに苫小牧でやり残した仕事を片付けてから行くか。

ということで、昼前に札幌を出て苫小牧に立ち寄り室蘭へ。

思いの外順調に事が運んで予定より早く白老町内をドライブしている。
こういうときは“仕方ない”ので虎杖浜温泉で時間調整だな。

国道沿いから横道に入り虎杖浜市街地に『アヨロ温泉』という日帰り温泉があります。

ここに来るのは久しぶり、ブログでは2012年に紹介しています。
    → https://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/fd68c3f120c05d201c84d66acc624a1f

このときと変わりませんねぇ。

高温湯は44℃ほどで当時と変わらず、熱い温泉が好きな私には嬉しい。
そしてこの高温湯は源泉掛け流しという正しいお湯。

それに虎杖浜温泉、食塩泉なので体が温まることこの上ない。
温泉に浸かっているだけで汗が噴き出してくる。

体にたまった老廃物が流れ出てくるのがわかるよ。
正月でなまった体と気分がリフレッシュするな。

露天風呂からは太平洋の波の音が聞こえる。
こんな温泉が近くにあったら、いいのになぁ…。
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