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奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

白銀(しらがね)の滝(雄冬岬)

2018-11-09 05:49:04 | 北海道の旅日記(道北、道南)



国道231号線は札幌から日本海岸をひたすら北上、風光明媚な景色が続きます。
これを海側から見れば素晴らしいだろうにねぇ。

その風光明媚な海岸線、私は今のところ車で走り抜けることしかできない。
ここを自転車で走るといろいろな景色を観ることができるのだろうに。

そんな道を車で走っていても“ここぞ!”と思う絶景スポットがここです。
場所は石狩市と増毛町にまたがる雄冬地区の石狩側にある白銀の滝。

国道横に駐車場があり、その雄姿を間近で観ることができます。
駐車場の一角にあるモニュメントは1981年に国道が開通したことを記念したものです。






「日本海に迫る断崖絶壁の厳しい自然条件のもと陸の孤島といわれてきたこの地に、
北海道開発局が二十余年の歳月をかけて難関に挑みここに開通した。
住民百年来の悲願達成の喜びと、明るい未来への希望を込めて、この碑を建立する。
昭和56年11月10日」


モニュメントにはこう記されています。

国道が開通するまでは増毛から1日1往復あった定期航路しかなかった。
国道の開通はこの地の住民にとって大きな出来事だったのですね。

※雄冬への定期船については以下をどうぞ
    → https://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/c0505292205fb4928fc0991aadf8d333
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最後に話題を3つ

2018-09-03 05:25:17 | 北海道の旅日記(道北、道南)
今年のお盆の3日間、久々にゆっくり過ごしました。
涼しかったからな。

さて士別軌道本社で見かけたある物件。





“いこい”や“ゴールデンバット”のタバコも懐かしいですが、その右にある筒形の物体。
さてこれが何か分かる方はいらっしゃいますか?

これが何か分かる方はかなり昭和な方です。

昔の路線バスの手動式両替機。

上の黄色いお皿にお金を載せると運転手が金額に合わせ下のレバーを操作し、
小銭が出てくるというもの。

現物が残り展示されていることに驚いた。

それから士別市内で売られているお菓子、「うんメェ~♪パイ」。





士別翔雲高校商業部と士別青年会議所がコラボし、市内の菓子店・もり屋で製造しているもの。

モチーフは羊、材料には士別産羊肉も使われています。
よくできていますよね。

1個税込140円、もり屋と西條士別店で購入できます。
他でも買えるかもしれませんが。

そして本編ではアップできなかった永山駅待合室の写真パネル展の様子。





開駅120年の歴史、なかなか見応えがありました。

お近くを通ったらお立ち寄りください。
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旧佐藤医院(士別市朝日町)

2018-08-29 05:31:35 | 北海道の旅日記(道北、道南)



士別市街から滝上へ向かう途中にあるのが士別市と合併した朝日町(士別市朝日町)。
全くノープランでしたが、今回はこの市街地で何かを見学しようとウロウロしました。

市役所支所やホールなどはあるものの、どうもこれといって食指が動くブツがない。
諦めていたところに目についたのが道道61号線沿いにあるこの洋風の建物。

鄙に希なる素敵な建物、さていかなる物件であるかと見てみると“佐藤医院”という名であるらしい。





現役なのか閉院したのか、さて何たるものかと思案していると…。

そこに偶然この建物を管理している団体の代表の方がいらっしゃいました。
そしてご厚意により建物の中を見学させていただくことになりました。

佐藤医院は1925年に開院し30年に現在地に移転、2000年の閉院後はオーナーさんが建物の管理をしていましたが、
2008年からは「あさひ 郷土の資源を活かす会」が整備し2011年から一般開放したそうです。
    → https://www.hp-sato.com/

要するに昭和初期に開院したものの閉院してしまった病院の建物を有志が保存している、とわかった。

5月から10月の毎週土曜日に開放(10:00~15:00)し、自由に遊びに行ってもいいという。
そしてこのスペースを利用したいという方にもどうぞご利用くださいと呼びかける。

地域の方がこの貴重な建物の価値を理解し、それを残そうと活動している。
それを行政ではなく地元有志が行っていて、しかもそれを活用しているというのが凄い。

上手に活用できず建物の維持だけで窮している事例が多い中、これは貴重ですね。

さて玄関を入ると昔の病院そのまま、受付、待合室、診察室、レントゲン室、処置室、
それにご家族の居室などが当時のまま残っています。

何しろ昭和初期の病院建築、意匠を凝らした調度品や室内の装飾は見事。
この貴重な建物を保存していること、それも偶然とはいえご厚意で見学できて幸いでした。

関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
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士別軌道本社 … 後

2018-08-28 06:03:02 | 北海道の旅日記(道北、道南)



さて、待合室に入ってみましょう。

本社の中は事務所とバス待合室、窓口では定期券と回数券を発売しています。
またオリジナルポストカードやクリアファイルなどのグッズも売っています。
モノコックボディバスのオリジナルポストカードはここで買いました。

さてこの本社待合室の中が凄い!





置かれている待合椅子はバスの派生品、掲げられた路線図は廃止区間もそのまま、
昔の写真や乗車券、手動式両替機などがあれこれ並べられています。





バスファンに限らず、昭和にバスに乗っていた方なら必見だ。
かなり懐かしい“ブツ”を見ることができるぞ。

またバスが発車するときは玄関のベルがジリリリ…と鳴るらしい。
今回は聴くことはできませんでしたが、いつかは聴いてみたいものです。

士別軌道、詳しく調べると奥深いかも。

※待合室の2階で人が歩くとギシギシと床が軋む音がします。それはそれで、風情があるな
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士別軌道本社 … 前

2018-08-27 05:24:06 | 北海道の旅日記(道北、道南)



士別軌道は士別市に本社を置くバス会社で創立は1919年、
朝日町(現・士別市)から木材を運搬する馬車鉄道としてスタートしました。

今はバス専業となっていますが、社名は鉄道事業を行っていた当時のままです。

H29.4.1現在、乗合16両と貸し切り11両、合計27両の小規模事業者です。
ちなみに道内最大手の中央バスは1147両、関係ないですが北紋バスは37両です。

同社で有名なのは道内唯一、全国でも4台のみの“モノコックボディ”のバスがあること。





通常は「中多寄線」で朝の上り片道1便でだけ運転されていますが、
春と秋には同じく「中多寄線」で2往復4便で拡大運行されています。

この時期は朝1便だけということは日中は車庫にいるはず、
そんな珍しい車両なら是非見に行きましょう。

場所は士別軌道本社(士別市西2条6丁目)、一部2階建てで奥に車両置き場があります。
それでは道をぐるっと、構内の裏側に回り込んでみましょう。

道路にお尻を向けてバスが並んでいますがその中にありました。
正面からではないのは残念ですが、そのお姿を記録に残します。

オリジナルポストカードも売っていたので、敬意を表し1枚。





明日に続く
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雨雨、そして雨の3日間

2018-08-18 07:05:02 | 北海道の旅日記(道北、道南)
仕事がら、お盆休みをいつ取るかは毎年悩むところ。
ずっと仕事があるわけではなし、かといって日々何かと連絡が入ってくる。

さて今年はどうするかと思っていましたが、13日の朝に決めた。
14日~16日に休みをとろう。

とはいっても15日と16日は仕事を兼ねての休みになります。
完全なフリータイムは14日だけだ。

14日は早朝に自宅を出て日本海を北上、まずは小平、羽幌、苫前各町に立ち寄り、
そこから幌加内を通過して士別市と士別市朝日町を探索し滝上へ。

15日は紋別市、16日は旭川市と妹背牛町に寄って帰札。

天気はご存知の通り3日間とも見事な雨、その上16日は寒かった。
長袖を持っていけばよかったなぁ。

いくら北海道とはいえ、寒すぎじゃね?
大雪山では雪が降ったといいますし。

さて、明日からは道中のことをアップしていきます。
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門別競馬場

2018-08-01 05:25:19 | 北海道の旅日記(道北、道南)




門別での仕事を終えたあとは帰るだけなのですが急いで帰ってもつまらない。
ちょうどホッカイドウ競馬の開催日、ちと門別競馬場に寄りましょう。

30年度第8回3日目、時間は18時過ぎ、駐車場はほぼ満車の盛況ぶり。

場内に入ると家族連れやグループがジンギスカンをつつくやら、
子どもたちが軽食を楽しむやらおっさんが熱くなっているやら。
カップルがのんびりレースを見ているなんてのもいい風景ですね。

ここでは競馬はギャンブルというよりも、日常にあるものとしてそれぞれの楽しみ方をしている。
馬産地の文化として生活の一部になっているのですね。

いつ来ても感じますが、子ども連れで楽しんでいる方が本当に多い。

さて第9競走、「新ひだか夏まつり特別」の出走です。
サラ系3歳馬、距離は1,800mで10頭立て、1等賞金は60万円。

ゴール直前、スタンドの前を駆け抜けるシーンをパチリ。

勝利は8番コールアングレ、以下9-5で単勝は1,240円とまずまず、
三連単は11,150円の万馬券となりました。

この日のメインレースは第12競走「北海道新聞社杯 第39回王冠賞〔H2〕」、
AIR-Gの高山秀毅さんらによる予想トークステージもありました。

日々、様々なイベントも行われているわけだ。

久々のホッカイドウ競馬、短い時間でしたが楽しませていただきました。
機会があったらまた寄ってみましょう。

※開催日には札幌から無料送迎バスが出ています

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稚内に行くということ

2017-11-22 05:19:06 | 北海道の旅日記(道北、道南)




私は今年、稚内に2回行きました。

稚内に行くこと自体本当に久しぶりで、前回いつ行ったのか記憶が定かではないほど。
20年以上は行っていないのではないか。

ということで久しぶりの今年1回目が4月下旬、2回目は11月上旬でした。

さて、この地域では主な観光施設や博物館の開館期間が5月~10月というところが多い。

天塩町の天塩川歴史資料館や稚内市の開基百年記念塔・北方記念館など、
私が訪問したときにはちょうど閉館中でした。

私が数日ずらせば見学できたのですが、日程の都合で止むなくこうなった。
それでも開いている施設を探してよく見学したものだと思うよ。

また地域の道路も“5月から開通”というところがあり、
そのおかげで現地に行ってから見学できなかったというところもありました。

ということで、2回も稚内に行った割には積み残し感が半端ない。

来年か再来年、リベンジのために観光シーズンに再訪しよう。
そして今年見学できなかったいろいろなところを見て回るさ。

本当に行けるかどうかはわかりませんが…。

※画像は閉鎖中だった「宮の台展望台」

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沼川駅跡

2017-11-15 05:56:14 | 北海道の旅日記(道北、道南)



1922年、宗谷線の駅として開業、現在の宗谷本線が開通後は天北線となり、
1989年に天北線の廃線と共に廃止になった駅です。

“沼川”は天気予報でよく出てくる地名ですね。

稚内から宗谷岬方面、声問の集落を過ぎて道道121号線を進みます。
声問以来の集落が見えてくるとそこは沼川です。

天北線にはこの間、樺岡駅と恵北駅がありましたが駅の痕跡はおろか、
集落があったことすら判別できない過疎の地です。

ですが大規模な農家は点在している、酪農適地なのだな。
その中に現れた沼川の街はオアシスに見える。

駅跡は市街地から幌延へ向かう道道を曲がったところ、
こぎれいに整備されておりレプリカの駅名標やパネルが置かれています。





またこの駅から幌延まで簡易軌道幌沼線が伸びていたこともありました。
軌間762mmの馬車軌道だったそうですが、さてどんなものだったのでしょうね。
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稚内市大沼野鳥観察館

2017-11-08 06:26:02 | 北海道の旅日記(道北、道南)



北海道は渡り鳥の中継地、全道あちこちでハクチョウなどを見ることができます。

稚内では空港に近いところに“大沼”があります。
ここは渡りの中継地として春と秋にハクチョウやマガンなどがやってきます。

そのほとりにあるのが大沼野鳥観察館です。
    → http://w-shinko.co.jp/birdhouse/

HPでは毎日、白鳥の飛来数を発表しています。
私が訪れたのは5日、飛来数は146羽でした。





10月12日は2,394羽だって。
そんなに大きくない沼ですが、そこに2,000羽とは壮観だろうねぇ。

稚内駅から車で25分、空港の手前で宗谷岬の途中にあります。
双眼鏡や望遠鏡は無料、気軽に渡り鳥を観察できます。

もっと訪れる客が多くてもいいのになぁ。




*稚内市大沼野鳥観察館

住   所:稚内市大字声問村字声問原野
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:無料
開館期間:1月29日~11月25日(3月1日~24日は休館)
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