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奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 伊達温泉(前)

2020-10-04 05:36:59 | 北海道の旅日記(道北、道南)

いよいよこの旅のきっかけとなった伊達温泉に投宿するときがやってきました。
国道から少し入った田園の中にある一軒宿です。

最初に同館のHPを見てもらいましょうか。
    → http://www.date-onsen.com/

宿泊も日帰りもOK、館内には食堂もあり宴会も大丈夫、温泉は塩化物泉。
大浴場は高温の浴槽があり、高めのお湯が好きな私には有り難いことです。

客室はオール和室で定員は2名、4名、7名の3タイプ、全てアウトバストイレですが、
お宿に大浴場さえあれば後はどうでもいいという私には関係ないこと。

特筆すべきは宿泊料金で、2食付きなら1泊5,900円(税別)、
それは週末や部屋に泊まる人数にかかわらず繁忙期を除き同じだということ。

ということで私は連休中の土曜日でお部屋に一人で泊まったというのにこのお値段でした。

てことは、このお宿は平日は用務客などで繁盛し週末は旅行客で繁盛しているということ。
地味な温泉ながらその経営戦略は見事、ニーズにはまっているということですね。

遅くチェックインした場合でも21時まで営業している食堂で食事ができます。
その上その食堂は平日と土曜日は食べ物と飲み物の持ち込みがOKなんですと。

こんな温泉の食堂って、ありますか?

更に、食堂では焼酎のトライアングルはボトルで頼んでもナント1,000円(税込)!
この原価率無視の値段設定、恐るべき経営戦略です。

持ち込みOKなら真っ当な値段設定をしてもお客さんから相手にされないだろう。
だったらピンポイントで激安にするのはアリだ。

しまった、お宿の外観を撮るのを忘れた!
外観を確認したい方はHPをご覧ください。

書ききれないので続きは明日。

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 有珠善光寺

2020-09-29 05:56:08 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

北海道には江戸時代、「蝦夷三官寺」という寺院がありました。
厚岸の国泰寺、様似の等澍院(とうじゅいん)、そしてここ善光寺です。

幕府が寺院を定めたのは民心の安定とアイヌ民族への布教が目的とされていますが、
背景にはロシアに対して幕府が蝦夷地を支配している事を示す狙いがありました。

有珠善光寺の開基は826年とされています。
事実はともかく、北海道でもこのあたりは古い伝承が残っていますね。

1804年、11代将軍家斉が「蝦夷三官寺」を定めました。

2018年には本堂、庫裏の茅葺屋根の葺き替えなどが行われています(平成の大修理)。
そのお陰ですね、建物は綺麗になっています。

世間的には境内に咲く桜やツツジ、アジサイなど“花の寺”として有名です。
HPでは境内に咲く花の様子を観ることができます。

 

 

 

 

建物の画像をみると左が本堂、右が客殿、写ってはいませんが更に右に社務所があります。
本堂と客殿はいつくらいに建立されたものなのだろうか。

また『善光寺跡』が国の史跡に指定されているのですが、
『善光寺跡』と『現存する善光寺』はどういう関係なのか。

「官寺」として賑やかだった時はどんな様子だったのか、
その「官寺」は蝦夷地に何を残したのか。

知りたいことはいろいろあるのですが、現地に行ってもHPを見てもわからない。
郷土史を調べればわかるのかもしれませんね。

「三官寺」はいまひとつ謎が多いのは何か“負”の部分があるから。
そんな気がします(知らないけど)。


※旅行記は土曜まで休み、日曜から再開します

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 小幌駅「秘境到達証明書」(後)

2020-09-28 05:45:24 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

さてまずは駅の看板を背景に自撮り写真をパチリ。
これを「道の駅」か「しおさい」に持っていくと到達証明書がゲットできます。

あとは駅で時間をつぶすだけ、滞在時間は28分、
その間に貨物列車と特急が2本ずつ通過しました。

 

 

 

 

ところで私が以前、小幌駅を訪問したのは2010年8月22日でした。
そうか、10年ぶりの訪問か。

当時の小幌駅の列車は1日に長万部行が5本、東室蘭行が3本ありました。
今は長万部行が4本、東室蘭行と室蘭行がそれぞれ1本となっています。

上下1本ずつ減便、車両の老朽化で列車本数も少なくなりましたしね。

また2015年にはJR北海道が駅の廃止を町に打診、町は観光資源として駅を残すことを決め、
町が維持費を負担することで今でもこの駅が存続しています。

町の決断がなければ駅は廃止されていたのですが、それもどこまで続くのか。

 

 

 

 

帰りは1両編成の東室蘭行キハ40、小幌からの乗車の他にも結構座席が埋まっています。
意外な乗車率の高さ、小幌乗車組以外の方はどこから乗ってどこへ行くのか。

ひと駅乗って礼文駅で放置していた車を拾って「道の駅 とようら」へ直行、
無事に「秘境到達証明書」をゲットしました。

この証明書、現物は予想外の大きさでびっくり。
画像では縮小していますが、実際はA5サイズ(148×210mm)でした。

これでこの日最大のミッションはコンプリート、天気も良く順調でした。

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 小幌駅「秘境到達証明書」(前)

2020-09-27 05:52:51 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

日本一の秘境駅、小幌駅は豊浦町が管理しています。
本来なら廃止になるところを、町が維持費を出して存続させている。

町ではここを訪問した方に「秘境到達証明書」を発行しています。
その手順は以下の通りです。

1.小幌駅で駅の看板を背景に自撮りする
2.「道の駅 とようら」か「天然豊浦温泉 しおさい」でスタッフに自撮り画像を提示する
3.到達日の証明スタンプを押した証明書発行(無料)

書いていくと簡単に見えますが、実はこれが結構大変。

小幌駅を発着する列車は上下合わせて1日6本、
その中で日中で現地で適当な滞在時間があり尚且つ「道の駅」か「しおさい」に寄ることができること。

札幌から「一日散歩きっぷ」で往復すると乗り継ぎが上手く行かず待ち時間が発生し、
札幌の到着が22時を過ぎてしまいます。

さすがの私でもそれではあまりにも暇を持て余してしまう。

これは小幌駅のお隣の礼文駅まで車で行って小幌駅まで往復するのが良かろう。
そうすれば「道の駅」や「しおさい」にも行きやすい。

 

 

 

 

ということで今回のスケジュールです。

礼文15:06-小幌15:14、15:42-礼文15:48

ひと駅を単純に往復するだけなので簡単です。
ちなみに運賃は片道290円。

 

 

 

 

さて1両編成の長万部行150形に乗車、土曜ということもあり車内は結構な乗客。
日本一の秘境駅、それなりの下車があると思っていましたがその数は16名でした。

明日は後編

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … インディアン水車公園

2020-09-26 05:48:08 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

インディアン水車といえば有名なのは千歳ですが、道内では他に標津と豊浦にあります。
道外では青森県おいらせ町にもありますが、他にもあるのかな?

私は千歳と標津には行ったことがあります。
道内3か所の中での残りは豊浦、ここが一番間近で観ることができました。

場所は豊浦市街から長万部方面へ向かったところ、国道沿いに看板があります。
貫気別川に沿って上流にあるのが「インディアン水車公園」です。

公園の入り口には駐車場と休憩所を兼ねたレストランなどが入る「すいしゃ」があります。
ここの食事、なかなか美味しそうでした。

さてインディアン水車、魚道も水車も目の前、遡上した鮭がうごめいているではないですか。

 

 

 

 

鮭が水車に掬い取られて捕獲されるところもバッチリ見えます。

掬い取られた鮭が水車の魚取りの中で跳ねている姿や音も目の前、臨場感があるなぁ。

時期的にはまだ最盛期ではなかったのですが、それでも目の前で泳ぐ鮭を見ると感激します。
10月の最盛期になればどれ程の鮭が遡上するのか、それを捕獲する水車はどんな様子になるのか。

豊浦に来た目的のひとつがここでした。
予想していたよりいいところで、これは来た甲斐があったというもの。

水車もそうですが何より景色がいい。
川の両岸に迫る山、間に流れる清流、観光客も少なくゆっくり見学できます。

紅葉が進んだ頃だとまた違った風情があるでしょう。
いつかそのような時期に、また見学したいものです。

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 豊浦駅

2020-09-25 05:36:21 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

豊浦市街は国道の海岸側、海岸段丘の上に発達したと思われる坂の街でした。
市街地の道路は複雑、入り組んでいますね。

豊浦駅は1928年、鉄道省長輪線が静狩ー伊達紋別間が延伸したことにより、
弁辺(べんべ)駅として開業しました。

1935年に豊浦駅に改称し1989年に集会所を合築した駅舎に改築しました。
それが今の駅舎ですね。

駅舎に入ると「手作りパンとお食事の店 かっこう」というお店があります。
このお店、結構な繁盛店らしい。

またここでは、ウィキペディアによると洞爺駅管轄の簡易委託駅で、
このお店で洞爺、伊達紋別、東室蘭、小幌までのきっぷを売っているらしい。

きっぷの行き先が限定ということは常備券ですね。

が、お店は土日祝がお休みということで訪問時にはお店は閉まっていました。
この駅で常備券を手に入れてみたかった…。

ウィキペディアにはありませんが、駅の2階には観光協会も入居しています。
ということはこの駅に常駐しているのは飲食店と観光協会だ。

そこに集会場があるとはいえ、店子に似合わない大きな建物だなぁ。

最盛期には急行「ちとせ」も発着していた豊浦駅。
今やどこもそうですが往時の賑わいは感じられず見る影もない風情。

そのとき、東室蘭行の列車が2人の乗客を乗せて出発していきました。

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 浪越徳治郎先生像(赤い靴ふるさと公園)

2020-09-24 05:08:28 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

『指圧の心は母心、押せば命の泉湧く』

私は指圧師として現役でご活躍していた時の浪越徳治郎をテレビで見ていました。
浪越徳治郎は“指圧”の創始者です。

私より少し若い方は「アッハー浪越」「ジェット浪越」として覚えている方もいるかも。
もっと若い方は当然ご存じないだろうな。

1905年、香川県多度津町に生まれ、7歳の時に留寿都村に移住、
リウマチの母のために指圧療法を始めます。

指圧師としての実績は突出しています。

指圧をしたのはマリリン・モンロー、モハメド・アリ、吉田茂などの各首相、トンガ国王、
モントリオール五輪女子バレーのトレーナーなどなど、そうそうたる面々。

何よりの功績は「指で押す」という行為が健康につながることを知り、それを体系化したことでしょう。
今はそれが“あん摩マッサージ指圧師”という国家資格になっています。

晩年はバラエティなどでも活躍、2000年東京にて没。

この像はゆかりの留寿都村、道の駅230ルスツに隣接する赤い靴ふるさと公園にあります。
公園の中というより、道の駅の横。

公園の中だと思って探すと見逃すぞ。

それにしても、浪越徳治郎の雰囲気出ているねぇ…。

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … はじめに

2020-09-23 04:56:34 | 北海道の旅日記(道北、道南)

ずっと気になっていた温泉があります。
いつぞや国道37号線からチラと見えた畑の中の一軒宿、伊達市の伊達温泉。

運転中に建物を一瞥しただけなのですが何故か気になる。
が、伊達市だと札幌から近すぎて何かのついでに泊まるということにはなりません。

では、その温泉を目的に伊達に行こうではないか。
普通の神経ならこの近辺で温泉というと洞爺湖周辺になるのですが、私は伊達温泉だ。

どうせ泊まるならこの周辺で少し観光しようではないか。
ということで9月19日~20日の土日に伊達に泊まりながら周辺を観光することにしました。

ちなみにお宿の予約をしたのは9月17日でした。
そんな直前でも余裕で予約できるのは、メイン観光地ではない温泉ならでは。

さて、お宿の前後はどうしましょう。

私のことですので普通のメイン観光地には行きません。
いや、行ったのですが遊覧船やらロープウェイーなどは無視。

ということで、果たしてどんな旅になったのか。

明日からの旅行記をご覧ください。

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内藤大助選手記念展示コーナー(道の駅 とようら)

2020-09-16 05:26:35 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

1泊2日の函館の旅、最後に立ち寄ったのは「道の駅 とようら」。
外観の写真を撮り忘れた…。

農水産物に恵まれた豊浦町ですが、道の駅ではイチゴやホタテが格安で販売されています。
イチゴを狙っていたのですが、売り切れていた。

逆に見切品のホタテ弁当などが安く売っていた。
それはその日の夕食となりました。

早い時間に行けば新鮮な果物や野菜が豊富に、安く手に入るぞ。

ところで豊浦町が生んだ一番の有名人といえば元WBC世界フライ級王者の内藤大助さん。
道の駅の一角には元チャンピオンの記念品が飾られています。

トロフィーや記念品、試合の模様などが狭いながらも並んでいます。
WBCのチャンピオンベルトやトロフィーもありますが、本物なのか?

何しろボクシングのベルトやトロフィーを見る機会など、そうあるものではない。
豊浦に行ったなら一度は目にして欲しいですね。

実は来月、豊浦に行こうと思っています。

ここは道の駅ということもあり休憩にもぴったり。
そのときは地元の野菜とかを買えるのではないかと期待しています。

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カネカツかなや食堂

2020-09-15 05:43:12 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

長万部といえば『そばの合田』の折詰そばと『かなや』のかにめしが有名です。
どちらも名駅弁として知られていましたが、今は駅では売っていません。

私は合田では幾度かソバをいただいたことがありますが、かなやは行ったことがない。
一人ならソバとなるのでしょうが、娘は何と「かにめし」なるものを食べたことがないという。

それはマズイ、道民なら“かにめし”の味を知っておかなければなるまい。
初めて、長万部駅前にある『カネカツかなや食堂』へ参りました。

で、かにめし。

 

 

 

 

お店でいただくので駅弁の木製折ではなく普通の器、量は駅弁より多い。
味は安定の美味しさ、さすが名店・かなやのかにめしです。

お値段は食堂横のかにめし直売所で売っている駅弁は1,180円、
この食堂でいただいたかにめしは1,200円です。

持ち帰りと店内飲食の税率の違いだな。

などとさも自分で食べたような話をしていますが、かにめしを食べたのは妻と娘。
私は掟破りの塩ラーメンをいただきました。

 

 

 

 

カレーでもよかったのですが、ホテルの朝食で食べた後だったからなぁ…。

何であれ、長万部にある屈指の名店で食事をした。
それだけで満足した私です。

※遠軽の岡村べんとう屋のかにめしなら必ず食べていたであろう
 幼少期の味の記憶というのは強烈だ

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