最近、近しき人達の死に出会う事が多くなった。数日前は、竹馬の友が、あの世へと旅立った。涙の乾かぬうちに又、親友の母の死である。一昨日のことである。訃報を聞いて、直ぐ同級生にその旨、知らせた。良き事、祝い事は、喜び勇んで広報役を買って出るが、悲しい出来事は、躊躇する。でも、人生の節目 節目に出会う吉報も訃報も避けては通れぬ一生の通過儀礼なら致し方がない。・・・親友の彼とは同級生であり、竹馬の友であり、再従兄弟（またいとこ）同士である。小さい頃から気心が知れていて屈託がなく何でも話せる仲である。・・・そう言えば彼の亡き母は生前、私が高校生の頃、とても可愛がってくれた。その記憶は鮮明である。彼は上京し東京生活を満喫していた頃である。彼の母は寂しかったのであろう。私が用事で彼の家を訪れる度に、M君（私の名前）！あなたは、親戚だよ！何時でも寄ってお菓子でも食べて行きなさい、と催促とも説教ともとれる激励？助言？を与えて慰めてくれた。あの思いやりの有る気丈な親友の母が亡くなったのである。今は想い出だけが、こみあげてきて遣る瀬ない思いがする。親友の悲しい心情を共有することによって彼を慰めると共に彼の亡き母の冥福を祈る。・・・長い人生、苦労も多かっただろうが、冥土でも心安らかに過ごしてください。生前のご厚意に感謝しつつご冥福をお祈りします。