道路族のドンが京都の講演で悲痛な奇声をあげた。・・・“各省庁の分捕り
合戦が始まっている。嘆かわしい。”と・・・。 “折角、道路特定財源を再度 法
制化して成立させたのに こうも醜態を演じられては黙っている訳にはいかない
“、・・・と。どういう反撃・奇策にでるか又、注目される。一方の重鎮も間もなく始
動開始するに違いない。―マスコミの注目度も高い― 双方が手に入れた<
虎の子>を そう易々と手放す訳がない。地方首長の援護を借りて大義名分を
振り翳(かざ)して堂々と表に出てくるに違いない。”道路は地方の動脈である。
造り続けなければいけない“、と・・・。 その時、野党はどう出るか、どうする
か、どういうスタンスで臨むのか、 政治の駆け引きもいよいよ佳境に入る。衆
院3分の2による再度の可決の実態が、いよいよもって明白になってくる。・・・
ガソリンの高騰、諸物価の値上げダッシュ、台所が火の車の実情に政治はどう
いう手を打つべきか、家計を直撃している現状をどう打開してくれるか国民の
期待は大きい。政治はその実態に喫緊に応えるべきである。政局を側に置い
て即刻、手を打つべきである。国民の政治不信を払拭する為にも緊急の対策
を講じるべきだ。他方、各省庁の官僚支配の悪しき弊害が暴露されたがそれ
は氷山の一角に過ぎない。悪しき慣行は組織の下部まで浸透している。一大
手術が喫緊に必要だ。内部の小手先の部分修正程度では大ナタを振う効果は
ない。抜本的改革にこそ大ナタを振る必要がある。それに応えるべく政府官
邸、各省庁の審議会とか諮問委員会、調査会等が専門家を招いて審議・諮問・
調査等の報告書を提出しているが、それをどう有効に生かしているか皆目、国
民の眼には届かない、分からない。政権交代が現実味を帯びてくるにつれ そ
ういう乱立した諮問会、審議会等の存続も気になる。政策に生かす事が前提に
あるとは言え どうも腑に落ちない。審議する専門家の方々も気が気ではないで
あろう。昨今の錯綜したそういう実態・実情を見るにつけ頭が錯綜し、混乱し、
整理がつかない。複雑な思いがするばかりである。頭の交通整理が必要にな
ってくる。一事項から発して枝葉が複雑に枝分かれし末広がりしていく。頭の体
操には良いが こうも政治が混迷していては、国民は益々、迷うばかりである。
単純明快に良く分かる政治をしてもらいたい、と昨今、頻りにそう思っている。