世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

矛盾解消には道路特例法の地方交付金制度を別枠にすべき!

2008年05月01日 | Weblog

09年から一般財源化する、その事と 道路整備費財源特例法改正案 の

10年間(5年間に短縮?)維持する法案可決は明らかに矛盾する(5月13日

に可決予定とのこと)。ならばどうするか。・・・“必要な道路は造り続ける”と暫

定税率維持を盛り込んだ昨日の租税特措法の成立後に記者団の質問に対し

道路族のドンは、いみじくも言ってのけた。一般財源化の使途も不明のまま“道

路だけは造り続ける”、が公約となった感がある。腑に落ちない。先に開陳した

福田政権後の道路族による済し崩しが予想される。そうなると元も子もない。

何の為の一般財源化なのか・・・。結論からいうと国から地方への道路に関する

交付金は「地方道路整備臨時交付金制度」によって交付されている。その根拠

法が例の「道路整備費財源特例法」なのだ。一般財源化するなら、その法を廃

止するのが筋なのだ(暫定税率維持と矛盾するから)。もし修正するのなら 年

間7000億円の地方への支出を可能にしている「地方道路整備臨時交付金制

度」を別枠に切り離して成立させるべきである。そうすると筋が通る。そういう手

続きを分かりやすく国民に説明すべきだ。・・・年金問題にせよ未解決のまま、

並走させている。後期高齢者医療制度に至っては実態調査もしないまま制度

だけを先走りさせている。始動してから実態調査すると言う。全て後手、後手

だ。暫定税率に話を戻せば野党が審議に応じないから“1か月の空白で 1日6

0億円 の損出、月にして 1800億円 の損出”が出た事を喧伝している。しか

し説得力がない。それはそうだろうが、そうなった前提の説明を不問にしている

からだ。納得するはずがない。自らの手法の優先順位の過ちを不問にして野

党にだけ押し付けている、責任を転嫁している。国民の眼からはそう映る。・・・

暫定税率維持の租税特措法が可決されてから首相は記者会見で「税金の無

駄を省く、無駄な歳出をなくすのが大前提だ・・・」、「官僚の天下りの抜本是正」

を言明したが担保のない空々しい文言に聴こえた。問題を指摘するだけでは

能がないので打開策を提示したい。・・・与野党の責任の擦り付け合いでは一

歩も前進しない。この際、与党は「道路整備費財源特例法」の存廃の具体的な

案を提示して協議を呼びかけるべきだ。一方、野党・民主党は一般財源化には

賛成なのだから、その問題点を指摘し 「修正案」 を提示して協議を呼びかけ

るべきだ。それが問題打開の最善の方途だと思う。双方が叡智を絞って国民

の為の政治をしてもらいたい。・・・