世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

農政意識調査にみる自民離れが顕著になった!

2007年09月15日 | Weblog

地方の反乱が言われて久しい。特に地方農村の疲弊が著し

い。政治・農政の意識調査の結果を観ると次の様になった。・・・

一.安倍改造内閣を支持しますか、支持しませんか。

1.支持しない・・・・ 43.6

2.支持する・・・・・・29.5

3.分からない・・・・6.9

二.一で「支持する」の理由は・・・

1.自民党中心の政権だから・・・51.6

2.安倍首相だから・・・・・・・・・・20.8

3.期待できる閣僚だから・・・・・19.3

三.一で「支持しない」の理由は・・・

1.期待できない閣僚だから・・・38.4

2.安倍首相だから・・・・・・・・・32.4

3.民主党政権が望ましい・・・・25.4

四.安倍首相は地方重視の姿勢を示しているが、どう思うか。

1.期待しない・・・47.8

2.期待する・・・・・36.1

3.分からない・・・15.5

五.若林農水相に期待するか・・・

1.どちらとも言えない・・・34.7

2.期待しない・・・・・・・・・・31.8

3.期待する・・・・・・・・・・31.5

六.安倍改造内閣に力を入れてほしいことは何か・・・

1.農業・農村の振興・・・・・・・・・75.3

2.都市と地方の格差是正・・・・・47.9

3.年金問題・・・・・・・・・・・・・・・44.7

4.医療・福祉改革・・・・・・・・・・31.6

5.政治とカネ・・・・・・・・・・・・・24.9

6.景気回復・・・・・・・・・・・・・・24.1

7.公務員改革・・・・・・・・・・・・13.8

8.財政再建・・・・・・・・・・・・・・10.0

9.教育再生・・・・・・・・・・・・・・・9・0

10.北朝鮮問題・・・・・・・・・・・・4.9

11.憲法改正・・・・・・・・・・・・・・2.9

※以上の「政治・農政意識調査」の結果は「地方の反乱」を如実に

語っている。疲弊した農村、辺境の民の悲痛な叫に絶句する。特

に六.1.~4.の順位が喫緊の政策要求である。

1.農業・農村の振興・・・・・・・・・75.3

2.都市と地方の格差是正・・・・47.9

3.年金問題・・・・・・・・・・・・・・・44.7

4.医療・福祉改革・・・・・・・・・・31.

6政策そのものの農村の切実な要求である。それに応えるのが政

権・与党の責務である。福田・麻生、何れかの内閣の喫緊の政策

執行課題である。民主党が掲げた「政策・マニュフェスト」はK .Yの

農村の要求に応える適時打だった。それが参院選の民主党の大

躍進の原動力だった。与党新内閣と野党との今臨時国会の行方を

注視したい。・・・

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自民党総裁選に意見!と派閥の基礎知識!

2007年09月14日 | Weblog

安倍首相辞任の<総括>なくして真の総裁選は有り得ない、

ましてや一国の 総理の選出 も意味をなさない。巷の人気に頼るワ

イドショウ的、或いは派閥絡みの駆け引きで選出する様では、あっ

さり政権を民主党に禅譲したらよい。国民の眼はそれ程、シビアに

なっている。「総理の資質」が問われているからである。・・・指導

力、洞察力、判断力、即決即断力・決断力、危機管理能力、大勢を

読み取る眼力、寛容・包容力、大衆性、バランス感覚、スキャンダ

ル対処法、健康・体力等々、そしてそれ等は<研ぎ澄まされた知

性に裏打ちされた能力>に支えられたものでなければならない。そ

れを具備した総合力としての 『人間としての品格=人間力!』が

一国の ”総理の条件” である。その諸々の条件・要素が「総理・総

裁の資質」であろう。「総理の器」であろう。そういう人選・選出をし

てもらいたい。・・・

          ◆ 総 裁 選 の 流 れ ◆

●14日・・・告示

●15日・・・立候補受付

●16日・・・党本部で所信表明演説と都内で街頭演説

●17日・・・大阪と高松市で街頭演説

●22日・・・仙台市で街頭演説

■23日・・・両院議員総会で新総裁選出

          ▲ 派 閥 構 成 図 ▲

1.町村派・・・80人(領袖 町村信孝 ※福田康夫)

2.津島派・・・64人(領袖 津島雄二 ※額賀福志郎)

3.古賀派・・・64人(領袖 古賀 誠 ※        )

4.山崎派・・・38人(領袖 山崎 拓 ※武部 勤)

5.伊吹派・・・25人(領袖 伊吹文明 ※中川昭一)

6.麻生派・・・16人(領袖 麻生太郎 ※      )

7.二階派・・・16人(領袖 二階俊博 ※      )

8.高村派・・・15人(領袖 高村正彦 ※      )

9.谷垣派・・・15人(領袖 谷垣禎一 ※      )

※ 無派閥・・・72人(主な人・・・小泉純一郎、舛添要一、与謝野 

馨、小泉チルドレン)

      ■自民党国会議員と都道府県党員■(有権者)

◎387人(衆参正副議長を2人除く・・・385人)

△141人(自民党47都道府県連×3票)

■合計・・・528票

※過半数で当選。過半数に達しない場合は上位2人を衆参両議員

で決定する。

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安倍辞任 政策・知の根底 人の心・情を掴めなかった!

2007年09月13日 | Weblog

政策、マニフェスト先行の政治の世界!確かに政治家の使命

は国民の生命財産、安全・安心、福祉の実現にその第一義はあ

る。それを政策・マニフェストに掲げて日夜、邁進する。安倍首相も

自己の信念・信条を「美しい国」に込めて政治に邁進した。その担

保に戦後政治の懸案であった「憲法改正」を視野に入れての「国民

投票法」の成立、「改正教育基本法」、関連する「教育3法」、その

他80余本の法律を強引に可決成立させた。結果として数の驕りを

露呈しそれに頼り、その強引さを国民に印象付けた。政権の草創

期は飛ぶ鳥をも射落とす勢いであった。その勢いは長くは続かな

かった。政権内部から綻びが続出した。政治の世界は「一寸先は

闇である」、それを地で行ったのが安倍政権だった。政権誕生当初

の勢いは最早ない。政治とカネに纏わるスキャンダルが後を絶た

ない。哀れな政権の末路である。政治家は自己の出処進退に最も

神経を使うものである。それも長い年月、風雪に耐えて艱難辛苦を

体験した者でないと的確な対処が出来ない。安倍晋三首相はどう

だったか、過去の政治経歴は確かにトップに上り詰めるのに最初

のハードルはクリアしている。ところが最も肝心な「人の心・情」を掴

む資質に欠けた。致命的欠陥である。政治と言えども、それは人が

動かす。人の心を掴めなくては元も子もない。豊かな人生経験と底

辺にうごめく庶民の心を、情を、掴めなくては政治は出来ない。真

の政治家にはなれない。安倍首相には、そこが欠けていた。人生

の艱難辛苦を体験して初めて人の上に立てる真の政治家になれ

る。その鉄則を忘れ「政策・マニデスト」一点張りで自己の信念・信

条を貫こうとした。都市と地方の格差拡大も、その帰結である。世

界の趨勢、グローバルな経済動向に伍していくスタンスが先行し最

も肝心な足元を蔑ろにした。それが「地方の反乱」である。民主党

に大敗した原因は、そこの認識に欠けた結果である。経験不足の

若き官邸のブレーンの欠陥が露呈した結末である。直近の改造内

閣は、その反省の上に立ってのものだっただろう。ところが運悪く

遠藤農水相、その他の政務官等の辞任が末期的症状にした。与

野党内外からの痛烈な批判に耐えられなくなって辞任に追い込ま

れた。・・・思うに”総理の資質・器”は豊かな人生に裏打ちされた

<艱難辛苦>を体験したものでないと資格はない。庶民の心を心

とする器量と気概がないと勤まらない。それが『総理の資質・器』で

ある。総裁から総理への日本の首相選出には派閥を超えての大同

団結も必要だが、最も、肝心な『総理の資質・器』に相応しい人物

かを吟味して選出してもらいたい。それが今回の安倍首相の辞任

劇の教訓である。・・・

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永続的国際貢献の日本独自の人道支援の創設を!

2007年09月12日 | Weblog

9.11米中枢同時テロから6年の歳月が過ぎた。あれから米

国を中心とする軍事力によるテロ撲滅の成果は上がっていない。

益々、泥沼化に陥っているのが現状である。引くに引けぬジレンマ

にあるのが現実だろう。日本はテロ撲滅の国際貢献のもとに経済

援助で支援したが、旗を揚げろ(アフガン攻撃に絡んで)、との要請

でインド洋上の海自の給油(水)補給に踏み切り継続してきた(無

償給油、累計220億円―無料ガソリンスタンドーとの声もある)。

時限立法なるが故に再三の延長を繰り返してきた。来る11月1日

に期限が切れるそのテロ特措法について再延長の是非が与野党

で議論される。政府・与党は米国の強力な要請と40数カ国から感

謝されているとの立場から再延長を主張している。シドニーで安倍

首相は自身の命運を賭けて延長成立させたい意向を表明した―

「野党の理解を得るため、職を賭して取り組んでいく。職責にしがみ

つくということはない」と内閣総辞職も有り得るとの意向をも仄めか

した―。先のオーストラリア APEC・アジア太平洋経済協力会議

首脳会談で安倍首相は米ブッシュ大統領、ハワード豪首相、メルケ

ル独首相、パキスタンのムシャラフ大統領とのインド洋上での給油

活動の継続を「最大限努力する」と約束した。・・・海上自衛隊の活

動は国連安保理決議1368を根拠としている、とされている

が・・・。世界の趨勢は人道を踏みにじった非道なテロの行為を断じ

て許してはいけないという怒りが頂点に達している。思想信条、宗

教、文化を超えて政府、民間レベルから湧き起こっている。国際連

携の要請が益々、強くなってきている。テロとの戦いは麻薬撲滅、

人身売買、ひいては核の拡散防止にも繋がる。・・・この様な世界

の趨勢に『武力による鎮圧に連動する他国の支援』という態様から

脱し、日本独自の<国家による難民・市民に限っての人道支援>

を模索すべき時期に来ているのではなかろうか、世界を見渡すと

(先進国、途上国を問わずホームページから得られる情報)、いろ

いろな国際貢献の支援の在り方がある。今回の様な先進国40数

カ国余のテロ撲滅の在り方のみが唯一、有力な手段だとは言いが

たい。独立国家、日本独自の人道支援の在り方は、難民・市民に

限っての、とりわけアフガニスタンの難民・市民への人道支援に徹

すべきだと思う。今後の日本独自の支援の在り方を模索し軍事力

に連動する支援ではなく『難民・市民に限っての人道支援』に徹す

るべきである。これが最大最高の有力な人道支援ではなかろうか。

今臨時国会は「テロ対策特措法」延長に鑑み、これからの日本独

自の人道支援の在り方も議論してほしい。・・・。

付記:1.安倍首相の発言の数々「退陣すべきだとの意見も十分承

知している」。「深い反省の上に立って、今後、国政に当たっていき

たい」。「戦後レジームからの脱却がどうしても必要で、改革を止め

てはならないとの一心で続投を決意した」?(先の参院選の民意で

はない)。改革の影に光を当て「優しさとぬくもりを感じられる政策

に全力で取り組んでいく」(格差拡大の地方への配慮か)。「世界の

平和と安定なくして、日本の安全と繁栄はない」(抽象的表現)。

「政策実行内閣」。「野党と建設的な議論を深め、一つ一つ丁寧に

答えを出していくことに最善を尽くす」(絵に描いた空言の様な気が

する)。・・・安倍カラーの「美しい国」、「憲法改正」は後退・・・。違

和感を覚えるのは”参院選の民意に反しての文言”である事。「戦

後レジームからの脱却~云々~」は民意に反し続投の理由にはな

らない。 与党内からも不協和音が続出し「戦略なき暴走だ」との

当惑の声が出ている<四面楚歌>。テロ特措法に関しては「ここで

撤退し、国際社会における責任を放棄して、本当にいいのか。引き

続き活動が継続できるよう、ぜひともご理解いただきたい」。「国際

公約となった以上、職を賭して取り組んでいく(違和感があるのは

ブッシュ大統領にテロ特措法継続の要請に対し<最大限努力する

>、という文言が”国際公約”と言えるのか疑問だし国民の合意は

得ていない首相自身の押し付け論理)」等々・・・。

2.政府は「新法案」を準備。自衛隊の活動内容を米英艦船の燃料

(真水)補給に限定した法案。それは参院で否決され、衆院通過後

60日以内に決議がなかった場合に、衆院で3分2以上の賛成で再

決議できる、というもの。

3.テロの拡大・・・パキスタン、インド、アルジェリアへも。アフガニ

スタンではタリバン勢力が復活―国際テロ組織アルカーイダと連携

―。

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テロ特措法延長は給油(水)先の実態詳細が前提!

2007年09月11日 | Weblog

インド洋上の給油は必要、40カ国が参加している。国際社会

から感謝されている。テロ撲滅に日本は今後も貢献すべきだ。イン

ド洋は日本の生命線、給油のシーレーンでもある。・・・―しかし、

それは国内問題でテロ特措法とは直接、関係は無い、次元の違う

問題―。・・・この様な理由で従来どおりの延長論を唱える。それだ

けの理由では不十分である。給油(水)された艦船が、どこへ行

き、どういう成果を挙げているのか、そこが知りたいのである。イン

ド洋上をテロの艦船・船舶が通過するシーレーンだからその界隈の

洋上を彷徨いながら警備している。それだけだろうか、そうではな

かろう。有力な情報に拠ると8割強がイラクへの攻撃支援だとい

う。2割弱がアフガンへの支援に当たっている、という。もし、そうだ

とすると「テロ特措法」そのものがテロ撲滅の所期の目的を果して

いない事になる。米国政府の有力なホームページ(情報源)からの

入手だと伝えられている。日本の外務省は国家機密を楯に開示し

ていない(アフガン政府の承諾が必要との理由かららしい)。全面、

開示できない事項もあるだろう。でも、開示してもいいギリギリの延

長理由になる様な情報は開示すべきだ。そこから延長の是非が判

断される。国連決議等々も延長の是非に関わる有力な事項ともな

る。安倍首相は与野党の党首会談を申し入れた様だが、それより

も先に国民に見える形で国会の論戦を通して明らかにすべきだ。

それが先決である。明日からの衆参両院での代表質問に注視した

い。・・・

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小さな島の小さな物語―吾が心の旅路―

2007年09月10日 | Weblog

遠い追憶の彼方に想いを馳せ若き青春の熱気溢れる日々を回

想する、その心境が現時点での吾が心の彷徨(さまよ)い、在り様

だ。物怖じせず何事にもチャレンジ精神で好奇心の赴くままにアタ

ックした若き日々!―期間―その時々の社会諸事象に自分なりの

回答を与え、見出し、悦に入っていた日々が懐かしくさえ思える。

かような回帰心境は社会現事象に不満が生じた時に生起するのだ

と思う。それは小さな島の小さな物語の現実には逃避したい世相

が、社会諸事象が、あまりにも多すぎるからだ。かつての住民闘争

の数ヵ年余の住民座り込みにみる「都市型施設」の設置使用に反

対する闘争、巨大な代替施設の設置賛否の闘争、関連した極東一

の広大な広場の小さな島国の広場への統合案、国外、県外への

移設案等、懸案の現実でもあるが昨日の様に想起される―現在も

闘争中―。先に急浮上した米軍の世界的軍事再編の枠組での

再々編成。・・・この小っぽげな海上に浮遊する南の島の運命が近

世より歴史に翻弄されて来た事が如実に実感される現実だ。この

現実・現況に生起する、その時々の問題解決にのみ躍起になる事

ではなく歴史認識に基づいた深刻な問題であるとの認識に立つこ

とが必要だ。宿命なのか運命だと諦観していいものなのか、今こそ

小さな島の一人一人の問題として取り組むべき真摯な問題なの

だ。自己の防衛・擁護と私利私欲のみに奔走する風潮に一定の鉄

槌を加えたい心境!・・・かかる現状に鑑み自己の現在位置を明確

にして今後も拙い愚見を開陳したいと思う。現実を逃避した思弁の

言い訳ではなく現状に即した実効性ある論考として認(したた)め

ていきたい。遠い青春の追憶の彼方から想起された現状認識に年

齢の進展・進化を実感している現況であると告白し益々、若き日々

の原点に還ってパイオニア的チャレンジャーとして今後も社会と関

わっていきたい。小さな島の小さな物語として締めくくりたい。・・・

 


臨時国会 野党多数と安倍首相続投の意義と波紋!

2007年09月09日 | Weblog

レームラックを露呈した安倍政権! 果たして総理自身の続投

の意義は何か? 国民が一番、知りたがっている事である。それに

は一言も答えてはいない。私の基本路線は支持されている、と固

執する一点張りである。あの参院選の民意は何だったのか、政治

とカネ、年金記録不備問題、政策以外の不祥事のみが原因だった

のだろうか、そうではなかろう・・・。危機管理能力、非常時に対す

る決断力、党・閣内の指導力等々のリーダーシップの欠如、平たく

言えば<総理の資質>の問題が問われている。明日の臨時国会

には2つの事が焦点になる。野党多数、とりわけ民主党の大躍進

は何を意味するのか、それに連動する当面の難関、「テロ特措法」

の延長攻防と安倍首相の続投の意味は何なのか、の2点に収斂さ

れる。確かに安倍首相(政権)は外交的には日韓、日中の融和の

到来、APECの成果、日米、日豪、日ロ、地球温暖化の成果等に

指導力を発揮した。それは評価されてよい。但し最も肝心な足元の

国内では末期的症状を呈している。それにどういう対策で応えてい

くのか、国民の注視するところである。・・・今朝のテレビを視聴し

た。かつての大御所の安倍政権に対する援護があった。政界の重

鎮とマスコミの大家が揃って現安倍内閣の擁護を開陳していた事

が印象に残った。最もな意見でもあると拝聴した。ところが野党、と

りわけ民主党の援護・擁護者は出演していない。与野党の擁護者

の列席でフェアな意見が拝聴・視聴できる。一方的な開陳の感を招

かれなかった。違和感を覚えたのは某テレビに出演した与党議員

が民主党は「何でも反対」というワンパターンのフレーズ『何でも反

対』を連呼している事である。<民主党は何でも反対>?その意図

は何なのか、疑問が湧く。いやしくも野党第一党の民主党である。

無策の党が第一党に成れるはずはない。政策に共鳴したからこそ

第一党に成れたのである。それが民意である。その事を無視して

無策である様な発言、『民主党は何でも反対』の連呼は民意ではな

いし不用意な発言としか言えない。『何でも』の<何>の内実は何

なのか、逆に聴きたいくらいだ。・・・それはさて置き、「テロ特措

法」の延長問題に触れると某氏は6年前の9.11時の日本人の犠

牲者24人を忘れてはならない、それがテロ特措法延長の糸口であ

り意義なのだと開陳された。国連決議に連動する安保理決議第

1267号、第1269号、第1333号その他の安保理決議が、国際テロ

リズムの行為を非難し、国連加盟国に対しその防止等のために適

切な措置云々を根拠に挙げて民主党の反対を封じ込める発言をな

された。最も肝心な民主党の反対の理由は述べていない。視聴す

る国民に誤解を与えかねないと思った。インド洋上の給油(水)の

実態が、詳細が、分からずには反対せざるを得ない。その給油

(水)の為にその艦船はどこへ行き、どういう目的の為の何の行為

(戦闘行為なのか、人道支援なのか)をしたのか皆目、不明であ

る。政府・与党はその詳細な情報を開示していない。国家機密の範

疇で開示できるものと開示出来ないものとがあるらしい。それでは

そのギリギリの開示出来る事を提示したらよい。「何でも反対」と国

民に誤解を与えるような発言は控えてほしい、と一国民の立場で思

った。公正中立な立場で、そう言わざるを得ない。それが国民の心

情・民意である。世論調査でも延長反対が賛成を上回っている。そ

の民意を尊重すべきである。明日の臨時国会は政治とカネ、年

金、テロ特措法延長、都市と地方の格差問題、都市に偏在する法

人2法(法人住民税、法人事業税)、税源移譲による地方分権

等々、問題は山積している。今臨時国会ほど注目されている国会

はかつて無かった。与野党の真摯な論戦を期待する。・・・

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独法回答ゼロ 権益擁護の露呈 民主党の出番に期待!

2007年09月08日 | Weblog

各省庁の所管する11府省の「独立行政法人」(独法)<101

法人>の整理統合案に対する回答がゼロだった。予想された通り

である。折角、長年、温存し機能してきた天下り先を、そう易々と廃

止し手放す訳にはいかない。再就職先が困難な時勢に鋭意努力、

築き上げてきた人生最後の砦だ。必要最小限の存続理由を付して

回答、最大、抵抗する。これが既得権益者の既定の構図である。

官邸といえども郵政民営化以来の新たなる党内抵抗勢力に辟易し

抗しきれない。官邸は<行政改革は足元から>、そのスタンスを堅

持すべきである。渡辺行革担当相はゼロ回答に対して、「大変不十

分で、もう一度再考してもらいことになる」と関係省庁に差し戻す考

えを示唆した。そもそも独法は民間に委託できない「公共性」と「公

益性」の観点から設置された組織である。でも、社会情勢の急激な

変化、時代の変革に沿えない旧態依然とした時代の波に取り残さ

れた組織もある。進展して止まない世界情勢にマッチした組織の変

革が要請されている。その趨勢に沿う組織に改めなければならな

い。そこに整理統合の意義がある。当初の「公共性」と「公益性」を

堅持しながら、新たな視点、時代に波に沿う観点からの必要最小

限の必須事項を包含したスリムな組織(整理統合)に変革すべきで

ある。因みに各省庁関連の独法を列挙すると・・・

●文部科学省・・・25法人

●国土交通省・・・20法人

■その他・・・56法人―――計101法人

▲全法人職員数・・・13万人(130,000人)

◆年間補助金・・・3兆5000億円

膨大な国費(税金)が注ぎ込まれている。その法人の中には当初

の役目を既に終わった法人も、惰性的に温存されている法人も残

存している。時代の進展に合わなくなった、取り残された有名無実

の法人もある。民間でも十分その役目を果せる法人もある。しかも

収支項目の精査(私見だが精査で必要最小限の項目存置<公共

性、公益性、時代の進展に必須、の観点からの精査>)で大幅に

国費(税金)の投入を削減できる。101法人を省庁連携で統合し半

分以下、50法人~30法人にする大胆な整理・改革・統合も可能で

ある、と思う。13万人の人員整理(民間委託で再雇用の方途を講

じる。減税等の税制優遇措置で)を目指した改革も可能である。政

府・与党の政策を実現するには官僚の抵抗を排する事が喫緊の課

題である。でも、既得権益にしがみ付くその強固な防波堤を打破す

るのは容易ではない。半ば期待、薄である。そこに野党第一党の

民主党に期待するしかない。民主党の出番がある。独法の整理統

合と並行して特殊法人(各種の公庫、公団、事業団等)にもメスを

入れて精査する。無駄な税金の無駄遣を抽出する。そこから予算

の捻出ができる。それを予算化すると民主党の公約、「政策マニュ

フェスト」の実現に充てる事が出来る。不可能を可能にする不退転

の決意が実を結ぶ。マスコミ、自公民の<民主党は予算を何処か

ら持ってくるんだ>、との合唱に応える事が出来る。それを手にす

る武器、手段が「国政調査権」(憲法62条)の行使である。・・・参

院多数の特権を駆使し国政調査権を行使して国民の為に辣腕を発

揮してほしい。現況の政界を観るに「政治とカネ」の続出連鎖に辟

易している。その現状をどうにかしてほしい、というのが国民の願

いいである。・・・

※付記:独法 廃止・・・農水省管轄の「緑資源機構」(1件)。

※「一部事業廃止・民営化 検討」(34法人)。

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参議院の最大野党「民主党」を解剖する!

2007年09月07日 | Weblog

眼が離せない10日からの臨時国会で政権担当能力が試され

る最大野党 民主党の概要を知る事によって論戦の背景を知り議論

の中味が裁定される。そこで、しばしば問題となる党内路線の対立

を、どう収拾し政府・与党と対峙していくのか、そのサワリを概観す

る。・・・

 民主党は2007年7月29日の第21回参議院議員通常選挙で<60

議席>を獲得。結党以来、初めて参議院で第一党となった。党内

の主な路線・・・

1.「対立軸路線(与党との違いを明確にする)」<穏健保守・リベ

ラルグループ>の小沢一郎氏を中心とする。

2.「対案路線(与党と政策で競争する)」若手<新保守主義グル

ープ>、現副代表の前原誠司氏を中心とする。

3.「中道左派グループ」横路孝弘氏を中心とする。

◎キャッチコピー・・・「国民の生活が第一」

◎政党交付金・・・約104億円(2006年)

※現代の自由主義/リベラリズム・・・

現代の自由主義/リベラリズム(英:New liberalism, Reform

liberalism) は、自己と他者の自由を尊重する社会的公正を指向す

る思想体系のこと。単に自由放任にする(自由至上主義)と人々の

自由をかえって阻害するという考え方が根底にある。現代において

個人の自由で独立した選択を実質的に保障し、極度の貧富差にお

ける経済的隷属や個人の社会的自由を侵害する偏見や差別など

を防ぐためには、単に政府の介入を制限する(リバータリアニズム、

新自由主義)のではなく、政府や地域社会による積極的な介入も

必要であるという考えに基づく。~略~よって、リベラリズムは自己

決定を推奨し、国家による富の再配分または地域社会による相互

扶助を肯定する。すなわち、市場原理主義では大企業が利益を最

大化する一連の行為のために、失業問題や構造的貧困や環境問

題など様々な弊害・社会問題が生じ、それは古典的自由主義の意

図に反して 人々の社会的自由をかえって阻害しているとし、古典

的自由主義を修正する思想である。日本語ではそのニュアンスの

違いを表すため、また、混同を避けるためにあえて自由主義ではな

くリベラリズム>と呼ばれることが多い。積極的自由や社会的自由

を重視したり、社会民主主義との親和性を書き表すために英語圏

ではSocial liberalism(社会自由主義)と表現されることもある。

※新保守主義・・・

日本では小泉内閣・安倍内閣や石原慎太郎も<新保守主義>とさ

れる。地方を基盤とするのではなく都市部の人気に依存している。

―親米保守派の主流となりつつあるー。外交的には「憲法改正」と

「日米同盟」の強化、「中国や北朝鮮への脅威論」を唱え強硬姿勢

を取る。自衛隊の自衛軍への昇格など軍備の増強に積極的なイメ

ージがあるが実際には小泉政権は自衛隊正面装備を削減しており

日米同盟による安全保障を中心に据えている。内政的には規制緩

和(国鉄や電電公社などの民営化)と自由貿易・自由経済の推進、

福祉政策・社会保障の削減・縮小という効率重視の政策を取る。地

方自治には消極的であり市町村合併・道州制の推進や地方交付

金の削減など中央集権的な政策を取る。道徳的には女系天皇議

論を始めとした皇室問題、憲法改正論議、愛国心・道徳教育の推

進、ジェンダーフリー・男女共同参画社会への問題提起など<伝統

尊重>を価値観に据えている。・・・日本の新保守主義者は自民党

に多いが民主党にもある程度存在する・・・。

※中道左派・・・

中道左派(ちゅうどうさは 英語:Centre-left)とは、政党あるいは

政党グループの分類。穏健な左派のこと。一般的に中道左派は国

家共同体による富の再分配や福祉・社会保障を積極肯定する勢力

とされている。近年はクリントン政権やブレア政権に見られる様に

<中道右派>政党の「新自由主義・市場原理主義的経済政策」を

ある程度取り入れ、積極的に<民営化>を行うなどかつての社民

主義とは異なっている。現在は社会民主主義と言うよりもイギリス

労働党のブレア政権の第三の道・またはそれに近いドイツ社会民

主党のシュレーダー政権の様な「中道路線(リベラリズム)」を指す

言葉となっている。アメリカでは左派という言葉に抵抗があるため、

「中道左派勢力(米民主党)」は<リベラル>と呼ばれることが多

い。またヨーロッパでは自由主義にルーツを置くリベラル系の中道

左派は社会自由主義と呼ばれることが多い。

□付記:どの政党にも派閥や路線の対立は大なり小なり有る。そ

れをどう収拾して挙党体制、或いは大同団結して与野党が対峙し

ながら国益に寄与していくかが国会の場の論戦の意義である。

■{参考出典}:「フリー百科事典ウィキペディア」より

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民主党 長妻氏 VS 厚労相 舛添氏のバトルに注目・期待!

2007年09月06日 | Weblog

やっと役者が揃った。年金問題の火付け役、民主党の前政調

会長代理の長妻氏が民主新体制の「次の内閣」の年金担当相に

起用された。年金問題のエキスパートを名実ともに公認するオーソ

リティーである。長妻氏が年金問題を国会の場に持ち込んだ事に

よって年金の埋もれていた杜撰な実態が明るみに出た。本来、厚

労省管轄の社会保険庁の管理下で解決すべき問題である。その

実態が皆目、分からず埋もれていた。悪しき長年の慣行にドップリ

漬かって馴れ合いの風土が醸成され継続されてきたのである。こ

の際、根本から打ち壊し解体して一から遣りなおして再出発すべき

である。幸い、社保庁に替る新機構が受け継ぐ事になった。そこに

責任省庁の担当大臣として厚労相に舛添氏が起用された。安倍内

閣の唯一のヒット目玉である。問題の核心に触れる鋭い感覚と眼

力の持ち主である事は衆目の一致するところである。その舛添氏

と若手で老練な長妻氏との解決に向けての真摯な論戦が観られる

のも今臨時国会の一つの注目話題(議題)である。議論の為の議

論ではなく、あくまでも早期、解決に向けての真摯な迫真の論戦で

あるべきである。それを両氏に期待する。参院の文字通り良識の

府としての真価が問われる一件となる。舛添氏は理論先行が感触

されるが、・・・厚労省が抱える早急に解決すべき問題が続出して

きた。それ等の解決にも手腕が試される。とりわけ年金問題は切

実な喫緊の問題である。理論と並行して実践力が試される。数多

ある案件が山積する中で優先順位を振り分けて喫緊に解決すべき

議案は何か、と問われると、それは何と言っても「年金問題」であ

る。その収拾を安倍政権の公約通り来年の5月を目途に解決し提

示すべきである。その公約が未解決で反故になる様では舛添氏へ

の国民の期待は裏切られる事になる。誰がなっても自公民・与党に

は期待が持てない。すると一刻も早く民主党に政権を渡して全てを

担当させるべきだとの大合唱が聞こえて来る様になる。その瀬戸

際に今の安倍政権はある。さあ、どうするか、内部抗争の時期では

ないだろう。挙党一致で体当たりするその気迫を国民に見せるべき

である。それがサバイバル・生き残りの最後の安倍政権の賭けで

ある。・・・

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ブレーク 遠藤農水相辞任のNHK国際放送を視聴する!

2007年09月05日 | Weblog

●DPJ may submit censure motion against Abe

1.The largest opposition Democratic Party has hinted it

may submit a censure motion against Prime Minister Shinzo

Abe over the resignation of his agriculture minister.

2.Democratic Party Secretary General Yukio Hatoyama

criticized the prime minister for appointing Mr Takehiko Endo

after the Board of Audit had already pointed out the funds

misuse.

3.Mr Hatoyama said Prime Minister Abe bears grave

responsibility for selecting such a person and vowed to grill

him over the case. He also suggested the possibility of

submitting a censure motion against the prime minister to

the Upper House of Parliament, where the opposition camp

holds a majority.

4.Mr Hatoyama also urged Mr Abe to dissolve the Lower

House and seek the voters' judgment.

□□censure motion ・問責決議案

□□largest opposition Democratic Party ・最大野党の民主党

□□hint   ・示唆する、ほのめかす

□□resignation ・辞任

□□agriculture minister ・農林水産相

□□Democratic Party Secretary General ・民主党幹事長

□□criticize A for   ・Aを~の理由で非難する

□□appoint   ・~を任命する

□□Board of Audit ・会計検査院

□□point out  ・指摘する

□□funds misuse   ・資金の乱用、不正使用

□□bear grave responsibility for ・~に大して重い責任がある

□□vow   ・公約する、明言する

□□grill someone over the case ・事件について(人)を厳しく追

及する

□□Upper House of Parliament ・参議院

□□where the opposition camp holds a majority・野党が多数

を占めている

□□dissolve the Lower House ・衆議院を解散する

□□seek the voters' judgment ・(選挙権を持つ)国民に信を問う

●DPJ民主党は、安倍首相に対して問責決議案を提出する予定

1.最大野党の民主党は、遠藤農水大臣の辞任について安倍首相

に対して問責決議案を提出する予定を示唆した。

2.会計検査院が資金不正使用を既に指示した後、民主党幹事長

の鳩山由起夫は首相が遠藤氏を任命したことを非難した。

3.鳩山幹事長は安倍首相が、そのような人を選んだ事に対して重

大な任命責任を負っていると言って彼を厳しく尋問すると決意を新

たに表明した。参院で首相に対して問責動議を提出する可能性を

提案、示唆した。参院では野党陣営が多数を占めている。

4.鳩山幹事長は、安倍首相に対し衆院を解散して、有権者の判

断を問う事を求めた。

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※参考資料:{NHK国際放送}より


会計検査院の再三の勧告 官邸の釈明は通用しない!

2007年09月04日 | Weblog

どんな綿密な身体検査をしても、・・・”森羅万象、全てが分か

るという事にはならないですね”・・・。昨日3日の与謝野官房長官

の釈明である。既に3年前に会計検査院から勧告されていたし今

年5月にも再三、返納せよ、と督促までしている。その事を知らな

かったでは済まされない。身体検査が何だったのか、その質のあ

り方が問われる。報道されてからは国民でさえ知っている!  に

も、関わらず官邸が分からない? 遠藤農水相の辞任表明後の昨

日3日も<森羅万象、全て云々・・・>の官房長官の弁明が空しく

聞こえる。指導力、統治能力、危機管理能力の無さを自ら露呈し

た。詳細はマスコミ、新聞報道に譲るとして国民の側からしてみれ

ば叉か、を通り越して、もう、どうにも止まらない(農水相交代劇3

人目、4代目の若林環境相)、どうにもならない、末期症状を呈して

いて手の施しようが無い。そう諦めるしかない?! 唯一の救いは

即座に辞任、後任を即決した事である。・・・そういう日本の安倍政

権の現状から直裁に言える事は、衆院解散、総選挙で信を問うし

か残された道はない。現安倍政権の現状は、そう思えてならない。

頼りない。あの就任時の70パーセント余の支持率が嘘の様に思え

てならない低落ぶりである。温かい眼差しを向けるとすれば、重要

法案を含む80余本、成立させた功績は歴代内閣が為しえなかっ

た懸案である。それは評価してよいと思う。しかし結果的には確か

にそうなのだが17本という強行採決の結果でもある。一概には称

えられない(数の多数の帰結なのだから)。辞任は遠藤氏に留まら

ず坂本政務官、他数名の政治とカネの不正で自ら辞任、叉は修

正・訂正を申し出て受理されている。こうなると辞任と修正・訂正の

ラッシュである。もう諦めを通り越して政治不信が募るばかりであ

る。10日からの臨時国会は当初から波乱含みの荒れの国会が予

想される。内政、外交共に日本にとっては試練の時を迎える。国民

の政治離れを増幅しない手立てを講じないと元の木阿弥、無関心

層・無党派層が増加する。民意が反映されない政治家を生む土壌

が醸成される。それは民主主義の危機、破綻を意味する。そういう

だけは事態はどうしても避けたい。その為には政権交代しかない。

その賭けに国民が、どう審判を下すかに懸かっている。・・・

付記:仮に官邸に情報が届かなかった、としたならば官邸と閣内省

庁、党の連携がうまく機能していない証左である。縦割り行政の弊

害の露呈である。いやしくも会計検査院は遠藤氏の農業共済組合

の共済掛け金を国から不正に受給していた返納すべき未納金問

題を官邸に知らせるべきであった。あれ程、「政治とカネ」の問題が

取り沙汰されている事態に知らなかったでは国民は納得しない。閣

僚の資質としての身体検査の有効な方法を編み出し国民の負託

に応えるべきである。

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テロ特措法 給油実態 アフガン2割 イラク攻撃支援へ8割!

2007年09月03日 | Weblog

テロ特措法の延長か反対か、その根拠を政府・与党は国際貢

献、世界の要請に応えるべく延長の根拠を滔滔と述べ説得に余念

がない。インド洋上での海上自衛隊の給油・水の補給活動で世界

の主要国に感謝されている、テロ撲滅に大いに貢献している、と。

先の小沢・シーファー駐日大使との会談でもシーファー氏は日本の

テロ特措法の重要性を強調し再延長を要請した。叉、トイツのメル

ケル首相は来日して日本のテロ特措法の国際貢献に感謝し継続

を要請した。両者に対し民主党の小沢氏は断固ノーを表明した。そ

れなりの民主党独自の考え方・主張がある事を内外に示したかっ

たからであろう。独立国家としての日本には世界の、特に同盟国、

米国の言いなりにはならない独自の考えを持つ政党が日本にある

事を世界に表明する必要を感じたからであろう。そのスタンス、立

場を支持する。政府・与党と民主党は日米同盟の重要さとテロ撲滅

には考えは同じだ。ただ貢献の在り方、手法とスタンスが違うだけ

である。小沢氏は足して2で割る様な遣り方は執らないと言明して

いる。民主党独自の対案を提出する用意があるからであろう。大い

に臨時国会で論戦を展開してほしい。国民に見えるかたちでの論

争を期待する。インド洋上での日本の海上自衛隊の給油・水の補

給活動は必須の国際貢献でありテロ撲滅には無くてはならない作

業である、と世界の主要国は表明している。政府・自民党の立場か

らすると世界からのテロ撲滅に対する重要性の認識と要請とで感

謝されている、だから延長を継続する、所謂、世界という強固な支

援者、外堀を埋めて反対する野党に攻める、という恰好の援軍であ

る。そう政府・自民党は延長に意欲を示し躍起になっている様に見

受けられる。インド洋上での給油・水補給の実態が皆目、分からな

い、伏されている。補給先がどこへ、なのか、どの程度の効果でテ

ロ撲滅に貢献しているのか、実態が分からないままに推移してい

る。貢献、貢献が先走りしている。国家機密だから明らかにできな

い、そう防衛省は弁明している(防衛省は補給先がどこなのかは、

即刻、知っているはずだ、国家機密として漏洩していないだけだ、

と私は推測している)。民主党が反対を表明しているのは詳細な実

態が掴めないままでは賛成はできない、という事だと思う(私

見)。・・・そういう近況にある時期に重大事実が判明した。・・・米

国国防省のホームページに ――『インド洋上での日本の海上自

衛隊が補給している給油はアフガンへは2割弱、その8割強がイラ

ク攻撃支援への補給活動に使用されている、と。』――青天の霹

靂である。唖然とする。何たる事か、その実態究明を、真相を、是

非、精査して国民の前に明らかにしてほしい。「テロ特措法」の延

長か反対かの前提条件が蔑ろにされたままでは論争の根拠が無

い。与野党共に実態の究明に尽力し、その全容を明らかにしてほ

しい。そこから論戦はスタートすると思う。・・・

付記:世論調査では「テロ特措法」の延長に賛成が4割強、反対が

5割弱、と反対が多い。国民は延長に不安を感じ反対している。

 


防衛省 悪しき慣行を打破せよ 退任後の顧問職を!

2007年09月02日 | Weblog

又しても元側近に漏らした。その噂が流れた。守屋氏が退任

後も顧問として居残る事を。しかも常勤として。・・・マスメディアが

報じて噂は瞬く間に広まった。省内を実質的に取り仕切っているの

はナンバーツーの事務次官である。トップは短命で3年から長くて5

年で入れ替わる。官僚は幹部まで到達するには長い年月を要す

る。そうすると省内の人間関係から取引先、関係省庁まで知り尽く

すことになる。「官僚支配」と言われる所以である。先も小池元防衛

相と守屋事務次官は人事のいざこざで官邸を巻き込んでの前代未

聞の事件を起こした。一件、落着し収拾した。一旦、沈静はしたが

その余韻は今だ、残っている。その収拾が済んだと思った矢先に

又しても事件に発展しそうな省内騒動が起った。守屋事務次官は

慣例を破って久間元防衛相に請われるままに1年延長して事務次

官のポストを続投した。そして今期をもって退任になるのだが、そ

の後も防衛省の慣例によって顧問として残るという。それは何を意

味するか。守屋氏の省内の実質的な支配が始まる事を示唆する。

所謂、現代的「院政」である。するとトップの高村氏は傀儡大臣にな

りかねない。大臣の省内把握が難しくなり指導体制を確立するのに

艱難をきたす。やはりトップはトップとして省内を的確に掌握し落ち

度の無い経営をしていくべきだ。だから実力者の守屋氏の「院政」

を許してはならない。この際、当たり前のような退任後の慣例、「顧

問」のポジションは廃止してもらいたい。有能な人材が退任しても

十分、機能する省庁として職員は平素から日々の職務に専念し技

量を磨き、どのポジションでも為す技量を身に着ける事が必要であ

る。そうすると相談役的な「顧問」も居なくて済む。経費の節減、削

減になる。退任後も居残る「顧問」というポストを皆無にする事が必

要であり、こういう<悪しき慣行>は一刻も早く無くす事に限る。国

民はそう願っているはずだ。公務員制度の見直し、人員削減の趨

勢の今日、そういう悪しき慣行を温存したまま黙認する様では他の

改革にも影響を及ぼす。防衛省から率先して退任後の職の用意・

お膳立ては無くすべきである。払拭すべきである。大多数の国民

は、そう望んでいる。・・・

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民主党 新執行部体制 で政権奪取を 狙う!

2007年09月01日 | Weblog

いよいよ政界が活気づいてきた。2大政党制への布石である。

安倍自民党新改造内閣が重厚・旧来の派閥型人事で難局を乗り切

ろうとしているのに対し、民主党は適切な人事の配置で斬新さが眼

につく。自民党は昔、恋しい旧来型に未練がましく布陣した様に見

える。全く新鮮味がない。良く言えば<安全・無難型>である。それ

もレームラック(=死に体)の最後の賭けであろう。派閥の領袖を重

要ポストに配置し派閥均衡を意図的に採った。安倍降ろしを何とし

ても避け挙党体制を図った。それは納得がいく。世論調査でも御祝

儀として支持率が向上した。安定感を与えたからであろう。見透か

されているのは自民党の参院選惨敗の反省・総括で安倍首相の面

前で痛烈な安倍批判をした谷垣派からは一人の閣僚も配置されて

いない。むべ、なるかなあ、である。もう一人の痛烈な批判者を年

金問題の後始末閣僚として配置し早急の解決を狙った。これは本

人の能力と手腕を買っての登用であろう。反対派・批判者にも懐の

深いところを見せる意図がある。国民受けもよい。実行力の点では

未知数である。今後の成り行きを見るしかない。まあ、与党・自民

党の改造内閣はそんなものだろう。・・・一方、意欲的な布陣は民

主党の新執行部体制である。要所・要所に適材適所の人材を配置

し万全の態勢をひいた。安倍政権への挑戦状を突きつけた布陣で

ある。これまでのトロイカ体制は堅持(参院選の圧勝の原動力)し

輿石氏を参院議員会長と代表代行兼務とした。副代表に岡田氏留

任、同じく副代表に前代表の前原氏を起用した。国対委員長には

側近の山岡氏を登用。政調会長には参院から初めて直嶋氏を起用

した。選対委員長に経験豊かな赤松氏を、叉、広報委員長には若

手のリーダー格、野田氏を当てた。これで次期衆院選に磐石の布

石を敷いた事になる。何時でも臨戦態勢の構えである。今、流行の

常在戦場の心構えである。衆院解散の戦闘態勢となった。思うに

打ち壊し家の異名を持つ小沢氏が紆余曲折を経ながら風雪38

年、その政治生命を賭けての2大政党制への執着である。それは

正しく日本に本物の政治の季節の到来を意味する。小沢氏個人の

信念・信条を超えて日本の政党政治の成熟期の到来を意味する。

それが、いよいよ射程距離に入った、という事だ。今期を逸しては

日本に2大政党制が根付く機会は、早晩、来ない。政権奪取への

道は、そのまま2大政党制への道でもある。そこに賭けた男、小沢

の美学がある。レームラックの政権に固執する方とは天と地の差

がある。お膳立てしたレールを何の障害もなく平々凡々と歩んでき

た御仁と艱難辛苦、茨の道を這いつく様に自力で開拓し歩んでき

た方とは比肩するのが、おこがましい。本気で、真摯に、全力投球

する、その姿に人は感動し支援者となるのである。小沢氏にはそう

いう資質と本能回帰のカリスマ性がある。人はそういう ”いっしょう

けんめいさ” に絆(ほだ)されて支持者・支援者となる。人間的魅力

の持ち主に憧れる。政治家には政治的資質と能力が備わっている

事は最小の条件ではあるが、更に重要な事は人間的魅力に富ん

だ人が国民の支持を得る。政治家は心して、そういう政治道を地道

に歩んでほしい。・・・