世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

海上給油 安保理「謝意」 延長の追風にならない 実態が先決!

2007年09月21日 | Weblog

日本の外務省の働きかけで「海上給油に対して『感謝せ

よ!』」との文言が国連安保理決議に盛り込まれた。全会一致の

慣例を破って採決された。ロシアが「ノー」を突きつけた。中国も賛

成はしたものの不快感を示した。共通するのは一国(日本を指して

いる)の国内事情の為に議決するとは、<罷りらん>、という事だ

ろう。―国家間の駆け引き、思惑があったとしてもー外務省は国連

安保理の決議でお墨付きを得たと得意満面である。記者団の質問

に答える町村外相の 笑み が証明している。その笑みの背後には

前途多難な問題が潜んでいる事を忘れてはならない。全国津々

浦々、都市・地方での遊説で自民党の総裁の選挙戦が賑やかであ

る。裏腹に、あの民主党の参院選大躍進の余波が、そろそろ影を

潜めつつある。K.Yが影響しなければいいが、と気になる。ある一

面、世論は気まぐれである。・・・臨時国会での論戦が期待される

が喫緊の最重要政策が1つも見えてこない。小泉構造改革と一線

を画していた福田氏も「改革を続行していく」、その上に独自の政

策がある、と訴えている。麻生氏も勿論、小泉・安倍構造改革路線

の延長線上に政策を展開し継承していくとアピールしている。代わ

り映えがない。所詮、コップの中の穏やかな争いに過ぎない。そこ

を衝いて民主党は虎視眈々と攻めの政策を練り上げている。用意

周到に対策を講じている。福田総理(予想)を念頭に策を構築して

いるに違いない。例の「テロ特措法」延長も国連安保理のお墨付き

を得た、といっても実態が不透明では説得力がない。何よりも実

態・実体解明が先決である。情報開示が先である。逃げの一手は

「国家機密で詳細は開示できない」の一点張りである。国民の代表

たる選良の論戦の場である「国会」で国民に見えるかたちで、給油

の実態・実体を開示しないと賛成も不賛成も表明できない。・・・イン

ド洋での各国艦船への給油が「テロ撲滅」に威力を発揮している、

と国際貢献を強調する。給油活動が各国から<感謝されている

>、という『国連安保理決議』を「錦の御旗」にして<殺し文句>を

連発しても、誇示しても、説得力がない。気になるのは、それが世

論調査に少なからず影響している事である。賛否が伯仲し延長賛

成が微小、上回っている。・・・思うに給油先がテロ撲滅の為には

少々、使用され、その大半がアフガニスタンではなくイラク攻撃に

使用されている、との報道である。誤報であるなら正確な実体・実

態解明をして国会の場で披瀝する事である。そうしないと国民は納

得しない。血税が無料ガソリン・スタンドと揶揄されているのが真実

味を帯びてくる。220億円の血税が使用されているのである。「国

連安保理決議云々・・・」に影響され延長賛成が反対を上回ってい

るとすれば問題である。実態・実体を知らずして感覚的に賛成にま

わり、傾斜したとすれば世論操作の疑惑を招きかねない。国家機

密の死守が国益の為、というなら政権与党のみが国益を守ってい

るのか、同じ国民の信任を得て選良になった野党の議員には開示

しなくていいのか、素朴ながら疑問が生じる。高邁な理屈は要らな

い。政権交代したなら逆の立場になる。その時点で秘密漏洩、リー

クの実態が暴露される。長年の政権与党の官僚が居座り秘密裏に

処理されていた悪事が白日の基に晒されると国民の怒りは頂点に

達する。官僚政治と揶揄される実体も浮かび上がる。国家機密を

死守するなら開示していいギリギリの情報を提示しないと「テロ特

措法」の延長問題は解明されない。実態を知る事によって初めて賛

否が表明できる。実態を知らせてほしい、それが全てに先行する。

そこから論戦は始まる。・・・感謝されている、国際貢献している、

テロ撲滅に寄与している、等々を百万言、発しても馬耳東風であ

る。耳を貸さない。先ずは、中味を知らせる事。正確な実態を知ら

せ事。それが国民の要望である。・・・

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