2010年度の予算の概算要求から無駄を打破する作業を再開し各省庁
の無駄をあぶり出した。・・・
●国交省関係・・・関西国際空港が抱える1兆円超の有利子負担を軽減するた
め毎年支出していた政府の<関西空港株式会社補助金>を凍結した。関
西空港への補給金制度は、03年度に始まり、毎年90億円の国費が投入さ
れてきたが、仕分け人からは「関空の経営体質の抜本的な改善につながら
ない」と指摘され神戸空港を含めた関西圏の空港の役割分担の抜本的な改
革案が示されるまで、予算を凍結すべきだとの結論に達した。
●文部科学省関係・・・「教員免許更新制度」の廃止を決めた(今年4月から導
入された)。安倍政権下で教育再生を目指して決められた<教員免許更新
制度>を廃止し新たに<教員養成課程6年制>を導入する。
●厚生労働省関係・・・「延長保育事業」は、10年度の「一般会計からではなく
特別会計から費用を出す」事になった。「高年齢者職業相談室運営費」は、
市区町村などの窓口で受けられる「ハローワークとの二重行政」として「廃
止」となった。
※仕分けの画期的な進捗が明るみに出て透明性が公になり、それなりの成果
が期待される。自公民政権との雲泥に差を痛感する。閉ざされた、密封され
た、これまでの官僚政治の終焉が着々と進んでいる。これが政治の本来の
姿だろうと国民は実感している。