次期衆院選の前哨戦のとして注目された石川嘉延前知事の辞職に伴う
静岡県知事選は５日投票、即日開票の結果、無所属新人で前静岡文化芸術
大学長の川勝平太氏（60）＝民主、社民、国民新推薦＝が、前参院議員の坂
本由紀子氏（60）＝自民、公明推薦＝ら３氏を破り、初当選した。12日投開票
の東京都議選と並ぶ大型地方選での与党の敗北は都議選直後の衆院解散を
探る麻生太郎首相に打撃となった。
・・・投票率は＜61.06％＞で、前回を＜16.57ポイント＞上回った・・・
川勝氏は、学長としての経験を生かした教育改革を掲げ、無党派層の取り込
みにも成功した。元民主党の海野徹氏（60）との候補者一本化に失敗して逆風
もあったが、静岡文化芸術大学のある浜松市など県西部でリードを保ち、静岡
市など県中部でも支持を伸ばした。
※付記：川勝氏（民主）と海原氏（民主）の合計得票は１００万票を超えている
（その結果を無視している）。
●都議選の投票政党は、民主に投票＜２６％＞ 自民は＜１３％＞との世論
調査の結果も出た。（都議選投票先の党派別比率 東京都議選の投開票を前
に、都内の有権者を対象に世論調査（電話）を実施）。
※情勢分析では、民主は都議会第１党に躍進する勢い。自民と公明党（６％）
を合わせても民主に届かない。自公の議席が過半数を割る可能性も出た。し
かし、＜４３％＞の有権者が投票先をまだ決めておらず、情勢の変動を見守る
しかない。
●前回都議選（０５年）の際の調査では、民主と自民が共に＜１５％＞と並び、
公明は＜６％＞だった。
※世代別にみると、６０代は＜３９％＞が民主党候補に投票しており、７０代以
上を除いて年代が上がるほど民主の候補に投票する割合が高くなっている。
※付記：３期目の今期限りで退くことを表明している石原慎太郎・都知事の支
持率は＜４５％＞。前回都議選時の＜６２％＞から大きく後退。また、「支持し
ない」と答えた人の割合は＜３１％＞。
※都議選の予想・・・民主党が大差で圧勝する可能性が出てきた。東国原氏の
擁立が裏目に出る可能性も出てきた。健全なる良識を持った国民が政治を弄
ぶ現自公民・与党に嫌気がさし形振り構わず人気者を擁立する暴挙にノーを
突き付ける。大言壮語を繰り返す東国原氏にも有識者や政治コメンテーターは
眉をひそめている。小生も全く、同感である。何処から、あの傲慢な発言が飛
び出すのか理解に苦しむ。人気にも陰りが出てきた事を自覚していないのか、
これ又、不可解である。もう、テレビ、メディアへの露出度は、ほどほどにしてほ
しい。反感を買うばかりだ。
