細田幹事長の発言の数々・・・
1.「若葉マークの車で、吹雪の中を走るようなものだ。今日のクレーンじゃな
いが、ちょっとしたことで倒れて、けが人が出る」・・・犠牲者の感情を逆なれ
する無責任な発言である。民主党を皮肉ったものの様だが心ある国民から
の痛烈な批判は免れない。露骨な挑発は御やめになった方がよい。
2.「09年度補正予算案を通し、定額給付金もちゃんといただいて、麻生政権
も良くなったという時に選挙をやればいい。初心者(民主党)に(政権を)渡
すわけにいかない」と余裕たっぷりに言ってのけた。民主党を初心者扱いす
るあたり反動が返ってくる事を覚悟しなければいけない。
3.「拝啓 小沢代表殿」・・・「なぜ、逃げ続けるのでしょうか、地方行脚の時間
がおありなら、国民のためにぜひお受けいただきたい」と党のホームページ
(HP)で党首討論を呼びかけている。ここでも挑発的発言は更にエスカレー
トしている。政権担当能力を皮肉っている様だが逆効果を招きかねない発
言である。
4.「民主党内での考え方がバラバラで、一本化できない事情も容易に推察で
きる、参院第1党なのだから、ぜひリーダーシップを発揮していただきた
い」、と挑発発言の連発は続く。
この様な発言の数々は衆院選を有利に導く方策としか考えられない。ある種の
焦りを感ずる。断末魔の足掻きか?・・・ 微小ながら麻生首相の支持率は上向
いているが、どの党に政権を担当してもらいたいのか、の世論調査では民主党
と回答している。この分析をどう受け止めているのか、あらぬ慢心は命取りに
なる事を覚悟すべきである。定額給付金、追加予算、数次の補正予算の成立
等々で優勢に立とうとしているが、何せ膨大な税金の投入だ。膨大な財政出動
で、そのツケを後世に先送りする。その穴埋めに消費税の増税が待っている。
民主党を初心者扱いする前に細田幹事長こそ、膨大な財政出動後の後始末
についての詳細な説明責任を果たすべきである。それが無いと失笑ものであ
る。