小沢代表は７日に党本部で記者会見し再続投を表明した。「次期衆院選
では、必ず国民の信を得て政権を取れると現時点で認識している」と意欲を示
し確信的に述べた。これまでは政治資金規正法違反事件での秘書逮捕に鑑
み、衆院選への影響を「進退の判断基準」としてきたが鈴木宗男氏等の激励を
受けて意を強くし今回の再続投表明となった。衆院解散・総選挙の時期につい
ては「０９年度補正予算案」を提出する時期等を念頭に何時、選挙があっても
万全の態勢を執ってきた、と述べ、補正提出直後の解散を視野に入れている
事を強調した。鈴木宗男氏は東京地検に逮捕された自身の体験を基に「捜査
の終わりを見極めるべきだ。代表本人の立件を狙っているから気を抜いたらい
けない」と助言し、小沢氏も聴き入っていたという。その事に関して「捜査が終
わったかどうか私には分からない。検察当局が『終わった』と言うと思う」と述
べ、捜査の行方を見極める姿勢を示した。今回の検察の捜査の遣り方には幾
多の疑念・疑惑があり個人の問題に留めず民主主義の根幹に関する重大な問
題であるとの認識を示し「国民主導」の政治を実現しなければならない、と強調
し「再続投宣言」を表明した事になる。現時点では今が我慢の為所と反転攻勢
に転じている。党内からは例の如く反小沢グループから異見が出た。「小沢代
表のまま選挙に突っ込めば、選挙の弱い人が悲鳴をあげる」と不満が漏れて
いる。でも国民の見方は二分されてはいるが政権奪取に党一丸となって取り組
むべき時期に来ていると思う。政権党になってから検察の在り方を再吟味した
らよい。正に今は我慢の為所である。
