23日 民主党は同一選挙区から3親等内の世襲制限を政権公約に
掲げる方針を正式に決めた。― 政治改革推進本部(本部長 岡田克也副代
表)の総会で ― 。地盤、看番、資金の従来からの踏襲を打破し選挙の公平性
を担保する、とした。次期衆院選の政権公約・マニフェストに掲げる事を確認し
た。3親等以内の親族、親、子、配偶者等が同一選挙区からの立候補を制限
する法案を今国会に提出する。党則で規制する案も考慮する、としている(憲
法との関わりで)。政治資金規正法改正案も親族に政治団体(資金管理団体)
を引き継がせない事を盛り込んだ法案を提出する。それに付いては党所属の
全国会議員のアンケート調査に基づいて来週中に最終、決定する。1年後、3
年後、5年後 の3案を基に調整して決定する事にしている。・・・同テーマに関
しては、自民党は厳しい選択を余儀なくされている。賛否両論が相半ばして激
論が展開されている。世襲議員が民主党より圧倒的に多いからである。憲法
に抵触する、と反対派の意見が多いのも見逃せない。この際、与野党を超えて
叡智を出し合って選挙の中立性、公平性、公明性を担保する良い案を生み出
して次期衆院選に備えてほしい。期待する。