世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

稲盛和夫氏の哲学「人は何のために生きるのか」(3)

2005年05月29日 | Weblog
読解した断章の梗概を以下に連続して提示します。

三、『意識について』

●意識によって「自己免疫力」を高める事が出来る。(物質文明)
●意識の思い込みが科学の成果を生み出した。(発明・発見)
●意識も意志も考える事も「脳細胞の作用」で説明される。
●生まれたての赤ん坊が論理的な思考を披瀝する事がある。それは人類が蓄積して来た前世からの意志(もともとあるもの)ともっと根源に在る「宇宙の意志」のなせる業としか考えられない。そうでないと説明がつかない。その上に「輪廻転生」がある。
●大宇宙の根源の唯一の「宇宙の意志」を基軸に「過去世の経験」(もともとあるもの)を引き継いでいる。そして現世で積んだ経験、知識が「意志」として継承されAの精子とBの卵子が結合した生命の中に宿り奥深く沈潜している。それが何かのキッカケで顕在してくる。前出の「赤ん坊が論理的思考を披瀝する事」の正体と考えられる。
●「良心の呵責」とか「良心に目覚める」とは・・・喜怒哀楽等の経験に反応するのは脳細・・・過去世から積んだ経験=もともとあるもの=過去世から引き継いだ人格が、成否・正邪の判定を下し脳細胞の意識が「まずかったなあ」と反省する。それが「良心の呵責」とか「良心に目覚める」と言っているのではないのか、と氏は考えている。
●「意識体」とは「宇宙の意志」を基軸に「過去世でつくりあげた人格」と「現世でつくった経験」が染み込んだもの、と氏は捉えている。
●「意識体」は「人間の死」=肉体の死の時に肉体から離脱する。

■■『人生とは何か、人生の価値とは何か』■■と問われたら・・・『現世でつくりあげた「人格」、「人間性」、「魂」、「意識体」』を磨き上げる事・・・と答える。たとえ「肉体は滅びてもなくなることはない」、と氏は達観する。

◆素晴らしい人格を持つまでに自分を高める事。
◆「人間性を高める為」に現世を生きている。
◆人生は「心を高めるプロセス」である。

●現世は創造主が各個人に与えた「修練の場」、仏教の「修行の場」である。人生の喜怒哀楽、成功、失敗の諸々の事象・出来事も創造主が与えた試練である。それを、どう克服し自己の魂を純化していくか、が個々人の現世に与えられた使命である。・・・次項からも続編あり。