世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

習い事・芸事は「修・破・離」が基本!

2005年05月10日 | Weblog
何事を為すにも基本がある。修得すべき事柄は先哲(先人)の試行錯誤で生み出した努力の賜物の「型・カタチ」である。時代の進展と共に進化し概容が形成され定式化・定型化され後代へと受け継がれていく。それが何々流等の流派となって今日に至っている。芸事の習得(修得)も例外ではない。沖縄古典音楽や古典舞踊も基本は師匠の「型・カタチ」を”まねる”、”まなぶ”修得する事柄が基本だと言われている。孫の古典組踊りの修得過程を観るにつけ、その感を益々強く深くする。師匠の一挙手一投足を徹底的にマネる、まなぶ、事から始まると言われている。それが「修」である。それから修練に修練を積み重ね、まねて、まねて、まなんで模倣して飽き足らなくなった頃から自分らしい「型」が出来上がり”破る”事になる。それが「破」である。それから幾星霜、又研鑽に研鑽を積み重ね本格的な自己の確立が為される。独自の境地に達する。独自の自己の「技」が確立する。その事が自分流の「離」を修得する事になる。かように身体技能の習得(修得)は「修・破・離」と平行して、その基底に、もう一方の精神的な側面がある。それが師匠の「ものの見方」、「考え方」、「生き様」である。真の「習い事・芸事」の習得(修得)は心身両面の修得(習得)で完成する。思うに将来を嘱望されている孫の「組踊」も研鑽に研鑽を積み重ね修練に修練を積み重ねて技能を修得、獲得していく過程で形成されていくものと思う。将来の沖縄を背負って立つ組踊りの技能保持者を夢見て励んでいく姿勢を観るにつけ頼もしくもあり期待も大きくなる。願わくは自然体で奢らず焦らず地道に研鑽に研鑽を重ねて所期の目的を達成してもらいたいと祈念するものである。・・・