世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

稲盛和夫氏の哲学「人は何のために生きるか」(1)

2005年05月26日 | Weblog
読解した断章の梗概を以下に連続して提示します。

一、「人間の存在と生きる価値について」

●地球上、全宇宙に存在するものすべてが、存在する必要性があって存在している。<エネルギー不変の法則>=宇宙を構成するエネルギーの総量は常に一定である。例・・・物が燃える→気体、残骸、熱エネルギーに変化=エネルギーの総量は不変。姿、形がかわっただけ。・・・「自立的存在ではなく相対的存在である」。釈迦=「縁があって存在する」即ち「存在は偶然ではなく必然である」と2,500年前に悟り達観。人間は単なる存在ではなく「万物の霊長たる意識を持った人間」、「考えることのできる人間」「自分を磨く事ができる人間」は「知恵ある存在」だから『人のため、世のために貢献できる存在であらねばならない。』(人間の根源的な存在理由)・・・アンチテーゼとして知恵あるが故に自然を征服し他民族を制圧し戦争に明け暮れる。人間には、そういう二面性があるから心の持ち方、考え方、知恵、理性等の精神作用の質の向上に努めなければならない。翻って人間の誕生を考えてみよう。気の遠くなる様な何億分の一の精子と卵子の結合によって誕生。そう考えると「偶然」と考える方が合理的。しかし『人は生まれるべくして生まれた』と考えるべきだと思う。「必然」である。偶然だったら「生まれても生まれなくてもいい」となる。『必然的に生まれた』と考えた方が「生きる意義、意欲、使命」が位置付けられると思う。「科学的に考える」のもいいが「人間の真実」という視点から捉えた方が人間としての存在証明が尽く様な気がする。以上。・・・次回から続編あり。