秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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貿易依存度が高い国はTPP参加を

2015-10-27 04:35:32 | 日記
 現在、日本はTPP(環太平洋連携協定)妥結へ向けて、大筋で合意に達したという。これにより、日本の自由貿易が一層推進されるとともに、貿易における競争が世界的規模に拡大し、競争が激化することが予想される。

 日本はこれといった資源を有してはいない。日本は加工貿易国であり、資源や材料を輸入し、それらを加工することで輸出し、外貨を稼いでいる。近年、外国の現地で生産するケースが増加してはいるものの、日本の輸出は工業製品が数多い。

 日本がTPPに参加することで、輸出はしやすくなる。TPP参加国など自由貿易締結国とは安い関税で輸出をすることができる。例えば、アメリカへ自動車を輸出するケースではTPP不参加国よりもかなりの低率関税で輸出することができ、不参加国は高い関税での輸出となり、日本産の価格競争力が増すこととなる。

 逆に日本が輸入するケースでは低い関税率となり、TPP参加国からは低い関税で輸入されることとなる。消費者は現在よりも低価格でより多くの商品を選択することが可能となる。その半面、農業ではコメなど現在よりも厳しくなることが予想される。

 貿易依存度が高い国ほどTPPに参加したほうがよい。関税の引き下げは自由貿易を促進し、グローバルな経済発展につながる。今後、TPP不参加国とは参加国ほど活発には貿易が行われないケースが増加することは確実である。ただし、中東に大きく依存している石油など燃料では当てはまらないケースもある。

 日本の歳入に占める関税の割合はかなり低いが、今後、さらに低くなることになるとみられる。日本では歳入で関税をあまり重視してはいないので、関税はあまり歳入に関し、影響が低いとみられる。

 今後、韓国などTPPへの参加をする可能性が高い。TPP参加国はさらに増加する可能性が高い。

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