秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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JR東日本が値上げを秋にも申請へ

2024-06-01 04:11:33 | 日記

 JR東日本は新型コロナウイルス感染症の流行時には、長距離利用者が大幅に減少したことで、売上が大きく減少した。現在では収束したことで、V字回復を遂げ、ほぼコロナ渦前までの売上に回復している。

 

 JR東日本は新型コロナの影響を受けたことで、経営改善を進めている。コスト削減を進めつつ、鉄道事業の比率を下げ、非鉄道事業の比率を上げることで、他業種で稼ぐことにシフトするという戦術である。今後、人口減少や少子高齢化が進むことで、鉄道利用者は頭打ちとなる可能性は極めて高く、他の分野で売上を計上することで、安定的な経営につなげる手法である。

 

 JR東日本は秋にも値上げを申請することになるという。早ければ来年4月などに値上げされる可能性もある。たくさんある赤字ローカル線は首都圏の路線や新幹線の利益で赤字をカバーしているのが現状である。あまりに収支が悪いと、経営に悪影響を与え、ひいては黒字額の減少となり、企業経営にはマイナスとなる。株式会社である以上、利益を追求する企業体であり、赤字ローカル線の存在を無視することはできない。

 

 JR東日本は消費税関連の値上げを除けば、ほぼ値上げをせず、現行の運賃を維持している。この間、国内の物価は高くはないものの、上がっている。物価上昇を考慮すると、値上げを申請しても、決して不適当ではない。

 

 原材料やエネルギー、人件費の上昇により、経営を圧迫していることは否定できない。駅の無人化やワンマン化の推進により、コスト削減を進めているものの、安全性を維持するには限界が生じている。

 

 JR東日本はやむを得ず、秋にも値上げを申請することで、経営改善を図りつつ、健全経営を目指すこととなる。

 


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