今年に入り、航空機でトラブルが相次ぎ、安全な運航に支障を来たしているケースが増加している。滑走路上での衝突炎上、駐機塔での接触、一時停止の見落とし、運航中に急降下など、いろいろなトラブルが発生している。
羽田や大阪、福岡空港などでは航空機の離着陸が非常に多く、管制業務も厳しく、混雑状態にある。滑走路等の状況を的確に把握し、指示を出すには人員の確保や増員が不可欠である。機械化や自動化により、簡素になっている業務もあるが、人の作業がなくなるわけではない。適正な人員を確保することが安全運航には不可欠である。
混雑している空港は滑走路を増やすことや新規に空港を建設するなど、新たな対応も必要である。新型コロナウイルスの5類移行により、訪日外国人客(インバウンド)が急増している現在、さらに旅客機の利用者は増加することが確実であり、空港の混雑緩和や安全性の確認は重要となっている。
航空機の事故は離着陸時や滑走路上での事故が非常に多い。離着陸している航空機の事故発生率は非常に低いものの、事故が発生した場合、状況や内容によっては、大惨事となる可能性もある。各航空会社は事故発生時の訓練を積んでいるものの、絶対的に安全とまではいえず、緊急時への危機管理も大切である。
航空の利点は距離が遠いほど、時間比で遠くへ行けることである。新幹線であれば、距離に比例して、移動時間となるが、航空の場合、早い速度で移動するため、国内移動であれば、あまり長時間とはならない。東京-新千歳間でさえ、90分で移動でき、新幹線とは大きな差がある。
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