秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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2022年に宇都宮ライトレールが開業へ

2019-06-15 04:00:56 | 日記
 宇都宮市は人口50万人を超え、北関東の中心都市である。JR線や東武鉄道が市内を走行しているものの、市中心部における道路の渋滞は激しく、時間を読めないことが多い。

 宇都宮市では市内に軌道系交通である路面電車・ライトレールを整備し、定時運行をさせることで、道路の渋滞を緩和させつつ、環境負荷の小さい交通を導入することとなった。なお、宇都宮ライトレールは2022年度に整備が完成し、運行開始が予定されている。

 宇都宮のライトレールが成功すれば、今後、一定の人口が多い都市では路面電車など軌道系交通が見直され、導入へ舵を切ることも予想される。ライトレールは環境負荷が小さく、停留所が多いので、周辺の居住している人や目的地へ向かう人が利用しやすくなる。鉄道の駅よりも停留所が短区間で配置されるので、歩く移動距離が短くて済むこととなる。

 宇都宮の場合、ライトレールの建設で道路の車線数が減少し、道路の渋滞が引き起こされる可能性もあるが、クルマ利用からライトレール利用へシフトする可能性もある。合わせて、現在、バスで運行されている区間ではライトレールに置き換えられる可能性が高く、バスの本数を削減することで、渋滞緩和にもつながる。

 今後、国内では人口減少や少子高齢化が進み、クルマを運転できる人口が減少する可能性が高く、一定の公共交通機関の維持、確保が必要である。そのことを踏まえると、宇都宮ライトレールの整備は好ましいことであり、合わせて利用促進策も必要である。


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