秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

コメの消費は減少傾向

2022-01-03 04:43:08 | 日記
 国内におけるコメの消費量は減少を続けている。年間10万トン程度の減少が続く可能性が高く、消費の減少に歯止めがかかってはいない。人口減少や食の多様化、新型コロナによる外食産業の需要減少などが主な要因である。

 人口減少は今後も続くことは確実である。少子高齢化が進んでいることも合わせ、コメの消費量の増加は見込めない。食の多様化は時間の経過に合わせ、いろいろな食べ物が増加している。パンやラーメン、野菜、肉などたくさんの種類の食べ物が流通している。コメは現在でも日本の主食ではあるものの、相対的な地位は低下している。新型コロナウイルス感染症は2021年には全国に感染拡大し、不要不急の外出自粛が求められた。この影響により、外食する機会が減り、コメの消費量が減少した。

 政府がコメの生産調整(減反)を廃止したことで、従来よりも生産量を減らすことへの抵抗が小さくなっているようだ。各都道府県が生産量の目安を示すものの、以前よりも緩くなっているものとみられる。

 コメの加工品は果物や肉などよりも少ない。いろいろなコメの加工品が出回り、品質や価格が伴えば、一定の需要は喚起することができる。必ずしもコメそのものではなくても、加工品で流通することで、消費拡大につなげることが可能である。