秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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余市-小樽の並行在来線を残すかどうか

2022-01-23 04:18:39 | 日記
 北海道新幹線は現在、新青森-新函館北斗で営業運転がなされ、最高速度は260㌔である。新函館北斗-札幌が現在、建設中であり、開業予定は2031年春である。

 同新幹線の並行在来線である函館-札幌のうち、JR北海道は小樽-札幌を除き、経営分離することで決定している。つまり同区間は第三セクターなどの経営で存続させない限り、廃線となる。

 長万部-余市は沿線自治体の首長はバス転換に同意しているので、鉄路廃止がほぼ決定的である。問題は余市-小樽である。同区間は1日2,000人程度の利用者がいて、決して閑散区間ではない。特に余市から小樽方面への通勤通学利用が多い。観光面では余市へ出向く人も一定数いるので、鉄路存続でも決して不適当ではない。

 JR北海道は同区間において、沿線自治体が赤字額を負担するのであれば、経営を継続してもいいと表明している。つまり赤字額をどのように負担するのかが今後の問題解決へつながる。

 距離按分で赤字額を負担することになれば、小樽市が納得するかどうか。同市での鉄道利用の多くは札幌方面である。小樽市の財政事情や北海道、国がどの程度、負担するのかも影響する。

 この問題は3月までには決まることとなりそうだ。きちんと多方面から分析し、結論を出すべきだ。