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京都市が宿泊税を値上げの方針

2024-02-07 04:20:07 | 日記

 京都市ではオーバーツーリズム(観光公害)が深刻化している。新型コロナウイルス感染症の沈静化により、入国が大幅に緩和されたことで、訪日外国人客(インバウンド)が急増している。同市では他の都市には名所や旧跡が数多く存在することで、国内観光客も多い。

 

 この結果、市内を走る路線バスは混雑が常態化し、地元住民の利用が非常にしにくくなっている。バス停で満員により、乗車できないことも発生している。これは異常事態といっていいだろう。

 

 同市内における観光客の過度な集中を緩和させることが大切だ。例えば、有力観光地の他にも、特色を宣伝し、交通網を整備することで、分散を促すべきだ。これにより、大混雑は緩和される可能性が高い。観光地にはバス路線の他に、鉄道利用を促進させるべきだ。バスよりも鉄道だと、乗車できる人員が多く、大量輸送に適している。道路の渋滞に影響されないので、時間を読める移動となる。バスだと道路の渋滞や乗降人員によって、ダイヤの乱れにつながりやすい。

 

 同市は宿泊税を値上げする方針を固めている。現在でも徴収されているが、金額を引き上げることで、観光振興に役立てる方針である。これは同市以外にも宿泊を促進させる効果があり、混雑緩和にもつながる。

 

 同市では建物や景観の制限が厳しく、高層ビルを建設できる場所は厳しく制限されている。この結果、宿泊施設の室数や床面積が他の都市よりも人口比で少なくなり、オーバーツーリズムに拍車をかけている。

 

 どこの自治体でもそうであるが、増税は簡単にはできない。必ず住民の反発や反対意見が出てくる。行政はきちんとした説明をすることで、地元住民を理解を求めるべきだ。ただし、宿泊税であれば、ほとんどが市外宿泊者であり、実質的には市外の人に税負担を求めることとなる。

 

 同市は観光PRを控えめにしても、他の都市には簡単にできない観光地を多数、抱えている関係で比較的、楽に観光客が来て、地元にカネを落としている。消費経済に波及していることで、地元振興にもつながっている。

 


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