秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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繁忙期の「のぞみ」全車指定席化は妥当

2024-01-14 04:20:26 | 日記

 東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は停車駅が少なく、東京-新大阪-博多間で運転されている。特に東京-新大阪間は本数が格段に多く、1時間最大12本の運行が可能となっている。

 

 JR東海・西日本は年末年始、ゴールデンウィーク、盆休み期間における繁忙期において、「のぞみ」を全車指定席化することを決めた。今シーズンの年末年始に「のぞみ」が全車指定席で運転され、以前よりも混雑度が下がり、安全度が高まった。

 

 「のぞみ」の自由席を確保する狙いで、ホーム上には長い列が生じることがある。繁忙期に顕著となり、ホーム上に滞留する人で混雑度が増す。混雑度が増せば、ホームでの行き来がしにくくなり、トラブル発生率が上昇する。また列車の乗り降りで時間が長くなることで、列車の遅延につながりやすくなる。東海道新幹線は運行本数が格段に多いことから、他の列車へも影響しやすく、定時運行がしにくくなる可能性が高い。

 

 全車指定席化は指定席を確保したい人にはメリットがある。総指定席数が増えることで、予約がしやすく、キップが購入しやすくなる。現在ではネット予約制度が浸透してきていることで、チケットレス乗車も可能であり、券売機かみどりの窓口に出向く必要はないのである。

 

 東北新幹線「はやぶさ」や山形新幹線、秋田新幹線は通年で全車指定席化されている。これにより、乗車駅による自由席の確保しやすさという不平等感がなくなっている。「のぞみ」も今後、通年で全車指定席化される可能性が高く、今後の動向が注目される。

 

 JR各社が発売している外国人向けの乗り放題キップ「ジャパン・レール・パス」は「のぞみ」が対象外である。この結果、レール・パスを利用する外国人(訪日客)は「ひかり」「こだま」に流れる構図となっている。

 


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