財務省が発表した貿易統計によると2016年の貿易収支は東日本大震災前の10年以来の黒字となった。黒字額は4兆円ほどであり、貿易収支が改善傾向であることがうかがえる。
黒字の主な要因は円高とエネルギー価格の下落ではあるが、今後もこの流れが続くとは限らない。原発の再稼働が進めば、輸入する石油や液化天然ガスが減少するので、貿易収支は改善傾向となる。
自動車やVTRなどは海外での現地生産へシフトしているので、大きな輸出額増加は期待できない。農産品や食品などのびしろが大きい分野の販路拡大など新たな市場開拓が不可欠だ。
黒字の主な要因は円高とエネルギー価格の下落ではあるが、今後もこの流れが続くとは限らない。原発の再稼働が進めば、輸入する石油や液化天然ガスが減少するので、貿易収支は改善傾向となる。
自動車やVTRなどは海外での現地生産へシフトしているので、大きな輸出額増加は期待できない。農産品や食品などのびしろが大きい分野の販路拡大など新たな市場開拓が不可欠だ。