秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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青函トンネルの高速化よりも新青森-盛岡の高速化を

2017-01-04 04:24:14 | 日記
 北海道新幹線(新青森-新函館北斗)の開業により、東京-新函館北斗が最短4時間2分となっている。東京-新青森の最短が2時間59分である。

 東北新幹線の最高速度は東京-大宮が110キロ、大宮-宇都宮が275キロ、宇都宮-盛岡が320キロ、盛岡-新青森が260キロとなっている。北海道新幹線では260キロであるが、青函トンネル区間は140キロに制限されている。

 国は北海道新幹線の青函トンネル区間を最高速度引き上げを3年引き延ばしたいとしている。トンネル内の設備や線路の状態、すれ違い時の衝撃などが問題になっているという。

 国の意向に対し、青森県側は納得していないという。北海道新幹線の整備費用を800億円支出し、全線の高速化を条件に支出したからだという。

 青函トンネルは新幹線と貨物列車が供用し、線路幅も標準軌と狭軌が混在するというまれなケースである。このことからどうしても速度制限がさなれることとなる。

 青函トンネル内の高速化よりも盛岡-新青森の最高速度引き上げを目指すべきだ。法改正をし、環境影響評価をクリアできれば、技術的には十分可能である。そのほうが盛岡以北の最高速度引き上げとともに、所要時間の短縮となる。

 青森県は青函トンネル内の最高速度引き上げにばかりエネルギーを注ぎ、盛岡-新青森の最高速度引き上げには興味がないようだ。