雑居ビルの防犯強化を

　このほど広島市中区流川町で雑居ビルが火災に遭い、３人が死亡した。現場は広島市の歓楽街で、夜になると人の行き来が多い場所であったという。

　このような火災が発生すると防犯体制が問題視される。雑居ビルだと区分により、使用者が異なるので、建物管理者や消防、警察が一体となって、防犯基準の順守をさせる必要がある。防犯器具や設備、避難場所など確認するべきことはある。

　雑居ビルの場合、入口が１ヶ所しかないケースも多く、逃げ場を失うこともあり得る。このことも踏まえ、防犯体制が整備されていないと火災が発生したときに死傷者が出るケースにつながる。

　雑居ビルには毎年、警察や消防が立ち入り検査を行い、きちんと合格しないと営業ができないくらいの厳しい基準を設定し、被害を出さないことに全力をあげるべきだ。

　雑居ビルにはなるべく立ち寄らないということも被害を受けない１つの方法である。