雨が降る直前の様なムッと湿った夜にはカエルの大合唱が聞こえてきます。その翌日には背丈より高い所に今年も綿菓子の様な卵の塊が誕生しています。この時期になると山地から降りてきて、水辺の周りで産卵するモリアオガエルを多く見かけます。確か当県でも絶滅危惧種に指定されているのにと思いながら、何とか生き永らえていると安堵しています。ところで何時も心配しているのが、孵化後の事で、この泡塊の中で孵化後、雨と共に溶けて下に落下するのですが、そこが丁度水場であれば問題ないのに、ただの土の地面の時はどうなるのかが気になります。目の届く範囲であれば、雨の後溶けだす前に移動が可能なので、今から何処にどれだけあるか気が付くたびに記憶して移動の準備をしておくようにしています。
