八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

千代松の木の年の知らなく

2013年04月17日 13時41分45秒 | 神職所感

こんにちはO出仕です。

今朝は雷の音で目が覚め、大雨の中で一日を迎えましたが、お昼前から気持ちの良い晴天となりました。

とても良い外出日和となりましたので、黒崎を探検して参りました。私は黒崎で生活し始めて間もないので日々発見の連続です。

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岡田宮から歩くこと数分、曲里の松並木の入口が現れます。

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曲里の松並木は、幕府が全国の街道に松や杉を植樹させた名残で、黒崎から木屋瀬にかけて昭和二十年ごろまでは多くの松が残っていましたが、現在はこの一帯に昔の面影をとどめているのみとなったそうです。

並木道を歩いていきますと、たくさんの鳥たちの姿が見えます。

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セキレイが松の上で鳴いております。セキレイは尻尾を上下させながら歩くさまから、イシタタキ、シリタタキとの別名があります。また古くは、マナバシラとも呼んだと聞いたことがあります。とても可愛らしい鳥です。

でも、私が近づくとすぐに遠くへ飛んでいっていまいます。とても警戒心が強いです。

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こちらの雉鳩は近づいてもあまり逃げません。穏やかな性格だとお見受けしました。

さらに進んでいくと、江戸時代から残る街道松が堂々たる姿をみせます。

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江戸時代からそのまま残っている松は、この松を含め二本しかないそうです。

多少形は変われど、曲里の並木松は今でも黒崎に住む人々を見守り続け、また愛され続けています。

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いつまでも人々を穏やかにさせる松並木であり続けて欲しいです。