三月も後半のはずなのですが・・・肌寒い日々が続きますね。
こんにちわI権禰宜です。
さて先日、岡田宮の狛犬達のお話を致しましたが、実は紹介し忘れ・・・と申しますか、果たして『標準的な狛犬』に分類してもいいのかどうか・・・と考えているモノがありました。
折角のこの機会ですのでご紹介させていただきましょう。
それがこちらです。
ほぅら。
とても年代を感じるでしょう?
吽。
阿。
彼らは正徳5年(1715)に松尾芭蕉の高弟・志太野坡(1662~1740)と交流のあった黒崎の俳人・久芳水颯が奉納した物。
つまり約300歳。
恐らく当社の狛犬では最年長でしょう。
形状から柱などに組み込まれていた装飾的な狛犬と思われます。
普段は殿中の保管庫に保存されていますが、拠るべき柱を失ってもなおお宮を護り続ける彼らは、まさに狛犬の鑑といえるでしょうね。
I権禰宜