灯りを点けましょ雪洞に。
こんにちわ。
今日は楽しい雛祭りですね。毎度おなじみI権禰宜です。
さて昨日は毎年恒例の岡田宮総代研修旅行が行われました。
今回は宮司、O権禰宜、さくら巫女、そして私をはじめとして総代会約30名が参加。
行き先は・・・
山口県下関市。
まず最初の目的地はこちら桜山神社。
桜山神社は幕末動乱期に命を落とした長州ゆかりの人々を祀る神社で、招魂社としては全国最初のものであるといわれます。
本殿の真裏には吉田松陰を中心として、維新に命を捧げた防長の英雄達の霊標が整然と建立されています。
しばし維新の英霊達の御霊に黙祷して次に向かったのは長門国一宮。
旧官幣中社・住吉神社(http://www.tip.ne.jp/sumiyosi/)
一昨年、職員小旅行でも参拝させていただきましたが、今回もお邪魔させていただきました。
全国3000社ある住吉神社の中でも、総本宮である摂津国一宮・住吉大社(http://www.sumiyoshitaisha.net/)に次ぐ社格をもつのがこちらの長州住吉神社。
住吉大社が住吉大神の和魂(神様の穏やかで優しい魂)をお祀りするのに対し、こちらは住吉大神の荒魂(神様の活動的で荒々しい魂)をお祀りする神社です。
この住吉神社では正式参拝をさせていただきました。
最近葺き替えたばかりという真新しい檜皮葺の社殿(本殿は国宝、拝殿は国重文)で、一同揃って参拝。
正式参拝後は住吉神社の禰宜様より住吉神社についての説明をしていただき、また宝物館の拝観をさせていただきました。
特に総代の皆さんが興味津津だったのが、境内にある御神木。古の大臣・武内宿禰お手植の大楠で、皆さん熱心にそのパワー(?)を頂いておりました。
最後は住吉神社の宮司様、禰宜様を囲んでの記念写真。
住吉神社の皆様、お忙しい中にも関わらず、大変快く迎えて下さり誠に有難うございました。
住吉神社を後にして一同はお食事タイム。しばし下関名物(あの魚)に舌鼓を打ちながら歓談。各地の旧跡・寺社に参拝するのもそうですが、こういった旅先の料理を楽しむのも研修旅行の醍醐味といえば醍醐味ですね(笑)
さて、お腹の膨れた午後からは長府散策。
長府は長門府中藩5万石(毛利氏)の旧城下。かの乃木将軍も長門府中藩出身です。
こちらは長府毛利邸。
明治後期に建てられた旧藩主(長府毛利家)の邸宅で、明治帝の行宮としても使用された由緒正しい邸宅です。
現在でも明治帝御宿泊の間はこのようにきちんと保存されています。
毛利邸の次に向かったのは功山寺。
後醍醐天皇の勅願所として知られる名刹で、戦国時代に大内義長が自害した大内氏滅亡の舞台でもあります。
国宝に指定される鎌倉後期建立の重厚な仏殿を有しています
また維新前夜、高杉晋作が挙兵をした場所としても有名です。
境内には凛々しい高杉晋作の銅像。
今にも長州男児の腕前を見せつけてくれそうな晋作像ですね。
こちらは長府の水路に生息する鴨たち。禰・・・葱は背負ってません。
あ、私鴨大好きなんですよ。
鴨せいろとか鴨南蛮とか・・・・・・。
・・・という目で見ていたからなのでしょうか。なんだか鴨に避けられているような・・・。
・・・・・・・・・・・
ひとしきり長府を散策し終えると一行は一路黒崎へ。
途中、壇ノ浦より門司を望む。
こうしてみると九州島と本州島は本当に近いですね。
さて今回は天候にも恵まれ(昨年は大雨でした)非常に有意義な研修旅行でした。各々この研修で色々な事を学べたのではないでしょうか?
私も今回学んだ事をこれからの神明奉仕に活かさねばと考える次第です。
最後に今回御世話になりました関係各位の皆様。本当に有り難うございました。
職員・総代一同、心より御礼申し上げます。
I権禰宜