本日も日差しの少ない一日で肌寒く、12月中旬くらいの気温らしいです。
しかしまた来週は温かくなるようですが、体調の管理には気を付けて過ごしていただきたいと存じます。
さて、今日のブログは岡田宮の御神木「銀杏の木」の事(最近多い登場ですが・・・)皆さんは気付いていますか?
木によっては葉っぱがほとんど残ってない木・色がまだ緑色の木・または、すっかり黄色に色づいている木が有る事に・・・
気付いている皆さん、ではなんでそんなに木によって違うのでしょう。
それはですねぇ・・・季節が秋から冬へと近づくと葉っぱの付け根に離層という壁が出来て枝に養分を行かないようにして葉っぱを落とす準備をするのです。
そして気温が低く太陽の光が弱くなると、葉っぱの緑色の色素であるクロロフィルが壊れて来て、その下に隠れていた黄色の色素であるカロチノイドが表面に出てくるので葉っぱが黄色になるのです。
つまり、緑色の葉っぱが多い木は日の光が多く当たり葉っぱを落とそうとする準備が遅れている木で、黄色い葉っぱの木は準備が整っている木と言えるでしょう。
解ります?右の木と左の木の色の違い・・・右が準備が整っている木で左が整っていない木ですね。
そして、葉っぱに残っていた養分がなくなると・・・・・
落葉して・・・・・
寂しく冬の装いの銀杏の木に変身します。
因みに!!銀杏の葉っぱはなぜ紅葉や楓の葉っぱの様に赤色や橙色にならないのかと言うと・・・アントシアニンという色素が合成される事により赤色や橙色に変色するのですが、銀杏の葉っぱは遺伝的にアントシアニンが合成されないからなのでした。
大自然の神秘のほんの一部の紹介でした。(ちょっと大げさな言いかたかなぁ?)T権禰宜でした。