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100歳超の人、ゲノムも元気…

2023年03月07日 22時46分24秒 | 大学

100歳超の人、ゲノムも元気…本来の年齢より10歳以上若く保たれている傾向

 2023年3月7日 (火)配信読売新聞
 

 100歳を超えるような長寿の人は、ゲノム(遺伝情報)の老化が、本来の年齢よりも10歳以上若く保たれている傾向があるとする研究成果を、岩手医科大などの研究チームが発表した。特に、がんや認知機能にかかわる遺伝子の周辺部分で若く保たれていたという。同チームは、たばこや肥満などとゲノムの老化との関連を調べ、長寿を目指すために効果的な生活習慣を解明したいとしている。

 個々人のゲノムは、生活習慣や加齢などによって、「メチル化」と呼ばれる変化が進んでいくことが知られている。このため、その変化具合を調べれば、実際の年齢を推定できる。

 同チームは、住民の健康データを集積している「東北メディカル・メガバンク計画」に参加する20~70歳代の421人と、慶応大などの研究に参加する100歳以上の94人のゲノムの状態を解析。それぞれの年齢を推定した。

 その結果、20~70歳代ではゲノムから推定した年齢と実際の年齢がよく合致していたのに対し、100歳以上の人は、ゲノム状態が若く保たれ、中には実際よりも20歳近く若い状態の人もいた。特に、がんや認知症にかかわる遺伝子近くで若い状態が保たれ、その一方で炎症を引き起こす免疫関連の遺伝子近くでは本来の年齢よりも老化が進んでおり、炎症が起こりにくい傾向がみられたという。

 研究に携わった岩手医科大教授の清水厚志さんは「どんな生活習慣が、ゲノムの老化をどれだけ進めるのかを解析し、長寿を達成するための手がかりを見つけたい」としている。

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活用拡大へ、マイナンバー法改正案を閣議決定…

2023年03月07日 22時40分30秒 | 行政

活用拡大へ、マイナンバー法改正案を閣議決定…カード持たぬ人の保険診療は「資格確認書」で

 2023年3月7日 (火)配信読売新聞
 
 政府は7日、マイナンバーカードの活用拡大に向けたマイナンバー法など関連法改正案を閣議決定した。マイナンバーの利用範囲を社会保障や税、災害対策から拡大し、国家資格の取得・更新の手続きなどでも使えるようにする。カードを取得しない人も保険診療を受けられる「資格確認書」の発行も盛り込んだ。今国会での成立を目指す。

 改正案には、本人が不同意を示さなければマイナンバーと年金口座をひもづける制度の導入も盛り込まれた。日本年金機構から年金受給者に送られる書類で同意の有無を尋ねる。回答しなければ同意とみなされ、ひもづけられる。

 政府は現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、「マイナ保険証」に一本化する。マイナカードを持たない人が保険診療を受けられる仕組みをどう作るかが課題となっていた。資格確認書は本人からの申請に基づき保険者から無料で提供される。有効期間は最長1年で、マイナカード紛失時の利用も想定している。

 このほか、在外公館でマイナカードの交付や更新を可能にする規定なども盛り込まれた。

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