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通学電車はマスク着用推奨 学校生活4月から基本不要 文科省、17日にも通知へ

2023年03月17日 22時01分55秒 | ウイルス

通学電車はマスク着用推奨 学校生活4月から基本不要 文科省、17日にも通知へ

2023年3月16日 (木)配信共同通信社
 
 新型コロナウイルス対策のマスク着用について、文部科学省が学校向けに4月の新学期からの着用ルール案をまとめたことが15日、関係者への取材で分かった。児童生徒や教職員は基本的に不要とし、「登下校時の混雑した電車やバス」「校外学習での医療機関や高齢者施設の訪問」は着用を推奨するとした。

 17日にも全国の教育委員会に通知する見通し。政府の着用ルールは13日から緩和されたが、学校生活では卒業式を除いて3月中はこれまで通りの対策を続けている。新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に引き下げられる5月8日以降は、さらなる緩和を検討する。

 新ルール案では、対面式のグループワークや合唱など感染リスクが比較的高い学習活動でもマスク着用を求めず、教室の2方向の窓を開けて常時換気を行う。換気以外には、グループワークや理科の実験・観察は少人数で実施し、合唱やリコーダーの演奏は前方の子と1メートル程度、隣の子と50センチ程度の間隔を確保するとした。

 既にマスクなしでの会話は可能だと説明してきた給食は「黙食は必要ない」と改めて強調した。

 入学式でのマスクの取り扱いも明示。現在、卒業式では校歌斉唱の際は着用するが、入学式では必要ない。保護者や来賓もノーマスクで参加できる。

 また、マスクの着脱を児童生徒らに強制しないことや、マスクの有無による差別や偏見が起きないよう指導することも求めた。

 ※学校でのマスク着用

 文部科学省は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて策定した学校向けの「衛生管理マニュアル」で、児童生徒や教職員は「身体的距離が十分取れないときはマスクを着用すべきだ」と明記。授業や休み時間など多くの場面で着用を求めてきた。政府は2月、「4月1日以降は学校教育活動で着用を求めないことが基本」とする方針を公表。3月中は卒業式についてのみ先行して緩和し、式典の大部分でマスクを外すことが可能となっている

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「マスク外したくない人たちの事情も分かって」 ジストニア患者の男性訴え 岐阜

2023年03月17日 21時55分20秒 | 地域

「マスク外したくない人たちの事情も分かって」 ジストニア患者の男性訴え 岐阜

2023年3月17日 (金)配信岐阜新聞
 

 長く続いた新型コロナウイルス禍でのマスク生活。国の呼びかけが「個人の判断」となり、脱マスクが進みそうだ。だが、これからもマスクを着け続けると決めている人もいる。岐阜県養老郡養老町の沢田勇さん(60)もその一人。難病を患い、顔の表情が思った通りに作れない。マスク生活になって「人目を気にしなくてよく、少し気持ちが楽になった」といい「マスクを外したくない人たちの事情も分かってほしい」と願う。

■意思に反して体が動く

 沢田さんは、ジストニアという神経系の難病を患っている。脳から筋肉への指令が正常に働かず、自らの意思に反して体が勝手に動いてしまう。原因不明の病で治療法は確立されておらず、完治しないという。現在、体内にパルス発信器を埋め込んで体の動きを制御、定期的に筋肉を緩めるボトックス注射を打っている。

 症状が見られ始めたのは30代後半。子どもの頃からサッカーに熱中し、U―21日本代表のトレーニングに参加したほど。社会人になってからも出身地の岐阜市選抜の一員として第一線で活躍し、コーチのC級ライセンスも取った。だが、だんだんと体が思うように動かなくなっていった。

 「ゴール前でクロスボールを受けて、あとは押し込むだけ。でも、思った通りに足が出ない。チームメートは『おい、触れば入ったぞ』と怒る。自分でも分かっているし、みんなも分かってよと思いながらも『ごめんごめん』と謝るしかない自分がつらかった」と振り返る。

■人目を気にしなくなった

 舌足らずで、ゆったりとした口調。マスクで鼻や口を覆っての会話に違和感はないが「口元は、くちゃくちゃ動いていますよ。無意識に」と沢田さん。喜怒哀楽が思ったように表情にできず、マスクを着けていなかったコロナ禍前は何事もない会話で眉間にしわを寄せてしまい、相手の気分を害してしまうことも。「口元を手で覆ったり、鼻をかくようなふりをしたりして隠そうとした」が、誰もがマスクをする生活が定着して「人目を気にしなくてよく、少し気持ちが楽になった」。精神的な負担の軽減が良い効果をもたらすのか、主治医からも「マスクをすると(正常でない動きが)ちょっと収まるね」と言われたという。

 ジストニアを患っていることは、隠さずオープンにしている。だが、難病ゆえに、その原因や症状を理解している人は少ない。顔を見せていたコロナ禍前、相手に打ち明けると「言われてみて初めて分かった」と言ってくれる人が多かったが、「本人の思いはもっと深刻。難病の人って、そうだと思う。自分の見た目を気にして人と会えず、家に引きこもってしまう人もいる」と話す。

■顔を見せたくない人もいる

 ようやく脱マスクへと向かう社会。沢田さんは「マスクを外したい人たちの気持ちも分かる。だけど、外したくない人たちの事情も分かってほしい」と願いつつ、「まだあいつ、コロナを怖がっとるぞと思われるだろうけれど、僕は違うんやよってそこら中に説明して歩けない。僕みたいな状況で顔を見せたくない人もいる、それを分かってもらえたら」。そう理解を求める。

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ふじみ野市 地域医療「守る条例」成立 医師射殺事件契機に /埼玉

2023年03月17日 21時51分26秒 | 地域

ふじみ野市 地域医療「守る条例」成立 医師射殺事件契機に /埼玉

 2023年3月17日 (金)配信毎日新聞社
 
 医療・介護従事者への暴力・ハラスメント根絶を目指す、ふじみ野市の「地域の医療と介護を守る条例」が16日、市議会で可決、成立した。2022年1月、同市で在宅医療を手掛ける医師が患者家族に射殺された事件が契機で、「従事者と信頼関係を構築すること」を市民の努力義務とする。施行は4月1日。

 条例は冒頭で「医療・介護は住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくための基盤であり、行政や住民、事業者らが一体となって守ることが必要不可欠」と明記。担い手が安心して仕事に従事できるよう、市民には「従事者との信頼関係の構築」や「適切な医療・介護の利用」、事業者には「相互連携や患者らへの理解」に努めるよう求める。

 条例施行後、市は地元医師会や事業者と協力し、従事者への暴力や不当要求反対を訴える街頭キャンペーンなどを行う方針。

 このような条例は全国的にも珍しいといい、市高齢福祉課の担当者は「事件を風化させることなく、従事者を守る機運が全国に広がるきっかけになってほしい」と話している。【成澤隼人】

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