フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月17日(日) 晴れ

2013-02-18 03:21:50 | Weblog

  7時、起床。朝食はとらずに7時45分に自宅を出て、大学へ。本日は文学部の入試。

  業務関係の書類の入った封筒を鞄に入れてくるのを忘れたことに電車の中で気づく。5日前に文化構想学部の入試業務をやったばかりだから手順は頭の中に入っているのが不幸中の幸いだった。これが逆だったらまずかった。食券は再発行してもらえるだろうか。心配だったので、コンビニでおにぎりを買っていく。でも、再発行してもらえた。

  昼食は「たかはし」で生姜焼き定食。6人ほどでテーブルに就いたのだが、後の5人はみな煮魚定食だった。魚好きな人によく見られる傾向としてどれだけ跡形もなく魚を食べるかを競っているところがある。今日のチャンピオンは心理学の豊田先生だった。銀むつだったが、骨まで飲み込んでいるようだった。バキュームカーみたいな方である。

  本日の業務は早上がり(2時半まで)。神楽坂で途中下車して、「花」でクリームあんみつを食べる。今日はデジカメも忘れてしまったので、ケータイのカメラで撮る。ここのあんみつはフルーツパフェのようである。バナナ、メロン、パイナップル、苺、蜜柑、林檎、栗、柿、黄桃、杏子が入っている。そして女将さんは本当によくしゃべる。

 

  清閑院で桜餅(道明寺)を、大野屋でアジフライとスコッチエッグを買って帰る。

  有楽町のLoftで、4月始まりのほぼ日手帳カズンを購入。カズンを使い始めて4年目になる。

  ついでに3月24日の現代人間論系の卒業パーティーのビンゴゲームの景品に4月始まりの手帳を何か購入することにした。ほぼ日手帳もいいが、自分が使うわけでないので、もう少し癖のないものの方がよいかと考え、同じ一日一頁タイプで、最近人気の出てきている、MARK'SのED!Tにする。携帯用としてはほぼ日手帳よりもこちらの方が薄くてスマートである(私もメモ帳として使っている)。使い方がわからないといけないので、公式ガイドッブックも付けておこう。カバーのデザインはいろいろあるが、男子学生に当っても女子学生に当ってもいいようにターコイスブルーを選ぶ。

   5時半、帰宅。

  夜、『泣くな、はらちゃん』第5話(録画)を観る。漫画の登場人物たちが現実の世界と漫画の世界を往き来する。一見、子供番組みたいだが、そうではない。子供用のTVドラマと決定的に違うのは、現実の世界の現実味である。思うようにならない現実。辛く悲しいことの多い現実。われわれの生きている現実がそこには描かれている。そうした現実味のある現実に漫画の世界との通路を作るとどうなるか、という実験をやっているのが『泣くな、はらちゃん』というドラマである。漫画の登場人物が現実の世界に現れるという時点で拒絶反応を示す人も多いだろう。おそらくそれは学校教育の現場でリアリズムの小説がよい小説であると教えられてきた結果ではないかと思う。ドアを開けたら、そこに羊男が立っていたというような小説は、それを受け入れられる読者と受け入れられない読者(正しくは非読者)の間に垣根を作ってしまうのだ。

  でも、私は思うのだが、私たちはみな、目の前の現実だけで生きているわけではなくて、空想や妄想や追憶や希望の中で生きているのではないだろうか。それらを一括して非現実として括ってしまうのは乱暴なやり方で、いや、貧しいやり方で、空想や妄想や追憶や希望がわれわれの生活や人生において果たしている機能を考えるならば(それがなくては生きていけない。少なくとも、生き生きと生きていけない)、それらは現実の一部であると考えるべきではないだろうか。いわゆる現実はもちろん現実の一部だから、そう考えると、われわれは多層的な現実の中で生きているといえるのではないだろか。『泣くな、はらちゃんは』は重層的な現実を生きる女性(麻生久美子)を主人公にしたきわめて「現実的な」ドラマなのである。

  昨日の「フィールドノート」で話題にした、私にメールを下さった読者のブログは「書店外商の無常日記」です。ご本人の承諾がとれましたので、リンクを貼っておきます。


2月16日(土) 晴れ

2013-02-17 01:42:37 | Weblog

  8時、起床。朝食前にブログの更新。

   結局、朝食はとらず、朝食兼昼食を食べに出る。さあ、何を食べようか、お腹に聞くと、答えはすぐに出た。「天味」の天ぷらだ。上天ぷら定食の掻き揚げ付き(1400円)を注文し、お好みでタラの芽(400円)と蕗の薹(300円)を追加。春の息吹きを味わう。 

 

 
海老(塩で)                              キス(天つゆで)

 
穴子(塩と天つゆで)                          茄子(天つゆで)

 
海老(塩で)                            南瓜(天つゆで)


かき揚(天丼で)

 
タラの芽(塩で)                              蕗の薹(塩で)

  食後のコーヒーは「ムッシュのんのん」で。

  看護学校の学生と思しき若い女性が2人、国家試験の問題集を片手にクイズのように問題を出し合っていた。不整脈の問題が出たところで、マスターが「不整脈なら僕の専門だ。何度か入院したからね」と割って入った。「入院中は看護婦さんが天使に見えたよ。とても優しくしてくれて、もしかしたらオレに気があるんじゃないかと思ったけど、回復して、退院が決まる頃には、もう相手にしくれなくなっていたね」。女性たちは若干引き気味に笑っている。明日が国家試験なのだそうだ。

  2人の女性と入れ違いで、今度は7人の女性たちが入ってきた。やはり国家試験の問題集を持っている。近所のビジネスホテルに泊まっているようだ(試験会場は日本工学院)。マスターが注文を取りに来ると、一人一人が別々のメニューを注文していた。マスターは困惑気味。同調圧力はこのグループには働いていないようである。あるいは「人とかぶってはいけない」「個性的であれ」という同調圧力が働いているのかもしれない。   

   有隣堂で以下の本を購入。「シャノアール」で目を通す。

     中村肇『和菓子』(河出書房新社)

     本田健の『・・・にしておきたい17のこと』(大和文庫)シリーズ6冊

   本田の本はいわゆる自己啓発本だが(牧野智和さんの研究分野だ)、人生段階別になっているところがミソである。

   ゼミの学生たちのことを思い浮かべなら、『就職する前にしておきたい17のこと』を読み、わが身を省みて、『50代にしておきたい17のこと』を読む(7割方は達成している)。

   カフェで仕事をしようと、「まやんち」へ電話をすると(土曜日は混んでいるのだ)、まやさんが出て、声で私だとわかったようで、「ちょうど席が空いています、いまいらっしゃるのでしたらとっておきますよ」と言われる。「はい、いま駅の辺りですので、お願いします」と答える。

  スタッフさんに新しい方が2人いらした。ただし、1人は以前働いていたスタッフさんで、今日はスタッフのお一人(カナさん)がお休みなのでピンチヒッターで来てもらっているのだとのこと。通りで慣れていらしゃると思った。 

  フレジエとミルクティー(アールグレー)を注文し、1時間ほど原稿の組み立てを考える。  

   帰りがけに、くまざわ書店の新聞書評コーナーで、以下の本を購入。

     窪島誠一郎『父 水上勉』(白水社)

     ジョー・ブレイナード『ぼくは覚えている』(小林久美子訳、白水社)

     坂野徹『フィールドワークの戦後史 宮本常一と九学会連合』(吉川弘文館)

     美馬達哉『リスク化される身体』(青土社)

  一二三堂で、以下の本を購入。

     黒田夏子『abさんご』(文藝春秋)

     伊藤比呂美『閉経記』(中央公論新社)

     『蒲田Walker』(角川マガジンズ)

  一二三堂は商店街の本屋さんなので、入口のドアはなく、外の空気が店内に入ってくる。「寒くありませんか」とご主人に聞くと、「けっこう寒いです」とのこと。でも、風邪はめったに引かないらしい。     

   本日の散歩中に撮った写真から。


「うん」ではなく、「ぅん」なんだ。何かを聞き返しているのだろうか。「ん?」という感じで。

  私のブログの読者の方からメールをいただく。面識のない方だが、ご自身もブログをやられていて、しかし、最近、ブログを書く意義がわからなくなっているとのこと。私がどういうコンセプトでブログを書いているのか教えてほしいと書かれていた。

  語り始めると長くなるが、明日は文学部の入試業務があるので、簡略に書く。

  ブログの機能は「自己表現」と「つながり」である。

  ブログの読者は5種類いる。①日常生活の中で相互作用のある方(たとえば、家族、親戚、教え子、職場の同僚など)、②現在、日常生活の中で相互作用はないが、かつて相互作用のあった方(たとえば小学校の同級生、学生時代に塾の講師をしていたときの生徒、など)。③会ったことはないがメールのやりとりはしたことのある方(たとえば、ブログの読者でメールをいただいた方)、④会ったこともないし、メールのやりとりなどもしたことのない方(読者の大部分)、⑤まだ読者ではない方(潜在的な、可能性としての読者)。どの読者を意識するかでブログを書く意義は異なるだろう。

  ①のカテゴリーの読者を意識するとき、ブログは対面的な相互作用を補完する効果がある。対面的な場面で伝えられなかったメッセージを伝えることができたりする。

  ②のカテゴリーの読者を意識するとき、ブログは久しく会っていない方へのお便りという効果がある。日常生活は「いま」が中心だが、重層的な過去を解凍して「現在という土地」を肥沃なものにすることができる。

  ③のカテゴリーの読者を意識するとき、リアルな空間での(それゆえに限定された)対面的な相互作用を超えて、ネット空間での非対面的な相互作用が「私の世界」を拡張する効果がある。

  ④のカテゴリーの読者を意識するとき、少なくとも常連的な読者は私のブログに何らかの興味をもっていてくださるわけだがから、そういう読者がいてくれることは、自分の生活・人生にも何かしらの意味はあるのだろうと思える効果がある。

  ⑤のカテゴリーの読者を意識するとき、私は宇宙の未知なる知的生命体に向けてメッセージを発信する天文学者のような、あるいは海辺で手紙を入れたボトルを波間に投げ入れる少年のような気分になる。いつか誰かがそのメッセージを拾ってくれるかもしれないと考えることは、人間の絶対的な条件である孤独ということが、孤立の同義語ではなく、交信の可能性を内在したものであることに思い至らせる効果がある。

  5種類の読者は相互に排他的ではない。私はいろいろな読者を意識しながらブログを書いている。したがってブログを書く意義(意味)は多層的である。

  読者の存在ということをひとまず置くとしても、ブログを書くことには、一日を振り返る時間と場所(バーチャル空間の中の居場所)を私に与えてくれる。「自己表現」は「自己確認」でもある。

  ブログは日常生活のコピーではなく、一定の方針に基づいて、編集(構成)されたものである。たとえば、嫌いな人は登場させない、人(や店)の悪口は書かないとか。ブログの中の世界はバーチャル空間における居場所であり、その意味で、一種のユートピアなのである。

  ただし、私はリアルな世界がつらいから、ブログを書いているわけではない。リアルな世界とバーチャルな世界(ブログ)は対称的な関係にあるわけではないし、いわんや断絶しているわけではない。リアルな世界の気分はバーチャルな世界に影響を与え、バーチャルな世界の気分はリアルな世界に影響を与えるだろう。

  とりあえず、こんなところです。

  私にメールをくださった方のブログを拝見して、私はそれを面白いと思った。旅をしているとき、列車の窓から家々の窓の灯りが見える。そこにはそれぞれの生活があり、人生があるのだと、考えことのない人はいないだろう。見知らぬ方のブログを読む気分は、そのときの気分に似ている。


2月15日(金) 小雨のち曇り

2013-02-16 10:00:45 | Weblog

  8時、起床。小雨が降っている。

  豚肉の味噌漬焼き、パン(バゲット)、レタス、パンプキンスープの朝食。

  11時に自宅を出る。床屋に寄ってから、大学へ。

  昼食をとるために、神楽坂で途中下車して、駅から「SKIPA」に行く途中にある「宝龍」という中華料理店に入る。初めて入る店だが、昼時は近所のサラリーマン・OLたちでいつも混んでいて、一度入ってみたいと思っていた。神楽坂では「SKIPA」で昼食をとることが圧倒的に多いが、今週は火曜日に「SKIPA」に行っているので、同じ週に同じ店で二度食事はしないという決まりが私の中にはあって、だから今日は新しい店を開拓するよい機会なのである。

  ランチセットの中から酢豚(850円)を注文する。ライス、スープ、叉焼(2枚)、細切りの沢庵が付いてくる。ライスはチャーハンに代えることもできるが、酢豚には白いご飯が合う。量を尋ねたらけっこう多そうだったので、少なめにしてもらった。

  左隣のテーブルのOL4人組が社内の恋愛事情について実名入りでしゃべっていた。右隣の一人客のご婦人はケータイ電話で会社の経理の人に神楽坂までの経路と交通費について報告していた。食堂というのは他人の人生の断面が垣間見える場所である。

  「梅花亭」に寄ってお八つのお饅頭を購入。何という名前だったか・・・難しい漢字が使われていたが、覚えていない。 

  ゼミ論集の版下のチェック作業と「はじめに」の執筆。理工社から見積りが届いたので、メールで値段の交渉。来週、火曜日の夕方に版下を渡すことになった。編集係をしてくれた学生たちにメールをして、19日の午後に最終チェックをしたいのだが、空いている人はいませんかと聞いてみたが、アムステルダムや韓国から返信があって、どうやらみんな卒業旅行に出かけてしまっているようである。

  7時半、帰宅。今夜の献立は豚しゃぶ。月曜日に学生たちと豚しゃぶの食べ放題を食べたばかりである。朝食は別として、同じ週に同じ料理を食べないというのも私の中の決まりなのだが、妻はそうした私の都合は斟酌してはくれていないようである。

  世の中は私の都合に合わせて廻っているわけではない。


2月14日(木) 晴れ

2013-02-15 09:18:45 | Weblog

  9時、起床。ウィンナーとキャベツの炒め、パン(バゲット)、オニオングラタンスープ、牛乳の朝食。

  お昼に自宅を出て、大学へ。

  事務所に行って、本日の午前中に行なわれた「ライフストーリーの社会学」の未済試験の答案を受け取り、その場で採点する。

  それから「奈津」に昼食をとりに行く。レバニラ炒め定食(780円)を注文。「秀永」が閉店してから昼食に中華料理を食べることがガクッと減ったが、「奈津」はいい店である。「秀永」の抜けた穴を埋めるに十分な力量がある。

  「ポア・ド・ヴァンセンヌ」 でお八つ用にうさぎパンを購入。クリームパンだが、「亀井堂」のものよりずっと小振りなので、気楽に食べられるところが利点である。

   研究室で夜までゼミ論集の版下作り。通し頁番号をつけて印字していく。年末に学生に提出してもらった原稿をそのままゼミ論集に載せるわけではない。年明けに修正版を提出してもらい、ゼミ論要旨発表会を経て、最終版を提出してもらい、編集係のチェックを経て、完成版に仕上げる。版下として印字するのはこの完成版である。しかし、これだけチェックしても、完成版を印字していく過程でミスを発見することがある。そのミスを修正したものが真の完成版(究極版)である。6時までに終わらせる予定が8時までかかった。総頁数は316頁になった(ただし「はじめに」の2頁分は私がこれから書く)。理工社に電話をして印刷・製本の見積もりを依頼する。

   夕食は「五郎八」で力うどん。

   9時半、帰宅。風呂を浴びてから、『最高の離婚』第5話(おっかけ録画)を観る。今回は上原(綾野剛)が現在の彼の生き方(女性との接し方)を決定づけた高校時代の出来事について告白する回だった。録画してこれから観る人もいるだろから、内容には踏み込まずにおくが、順番で行くと、次は濱崎(瑛太)の番なのだろうか。いや、濱崎は4人の中でも狂言回し的なポジションだから、とくにそういうことはしないのだろうか。

   今日はバレンタインデーだった。女が男にチョコレートを贈るという風習だが、なぜか社会学辞典には載っていない。私が編集委員を依頼されていたら必ず載せる項目だと思うが、「パレート最適」に言及しても「バレンタインデー」に言及しないのはアカデミックな社会学の限界である。

   ちなみに、本日、私がいただいたチョコレートは31個です。凄いですか?まあ、こんなもんでしょ。誤解のないように補足しておくと、31箱ではありません。箱単位でカウントすると2箱です(1つには16個、もう1つには15個のチョコレートが入っている)。血縁関係にある女性から1箱、非血縁関係にある女性から1箱いただきました。


2月13日(水) 晴れ

2013-02-14 02:53:37 | Weblog

  8時、起床。朝食前にブログの更新。

   左右社のT氏からメール。もちろん遅れている原稿の件だ。

      お原稿、お待ちしております!
          お会いした時にはスケジューリングが曖昧でしたが、先生のご本はやはり5月末刊行で進めたく思っております。
           今月中に一度お原稿をいただき、3月早々に初校ゲラを出します。
          図版なども含めて、ご確認いただいておもどしを3月末までにお願いし(ここでほぼ完成稿)、
           4月半ばまでにもう一度ゲラをお出しします。それを4月中におもどしいただいたら、即入稿という見通しです。
    5月中には見本をお渡しするとともに、書店へも到着できると思います。

   タイトなスケジュールだ。自分のことではないような気がする。朝井リョウか。おそらく彼もいまごろ「直木賞受賞後第一作」を執筆していることだろう。

   朝食用のパンを買いに出る。近所のコンビニではなく、駅の方へ行く。パンを買うついでに、昨夜武田先生に勧められた「モヤモヤさまぁ~ず2」の第13巻(蒲田編が納められている)をTSUTAYAで借りるためである。近所の家の梅の花がほころび始めている。 

  「モヤモヤさまぁ~ず2」シリーズのDVDは各巻が4枚ずつ揃っていて、お目当ての第13巻を借りることができた。準新作で当日返しの310円。ついでに第1巻、第2巻、第3巻の3枚も借りる。こちらは旧作なので一週間で100円(×3)だ。

  駅ビルのパン屋でバゲットとあんドーナツを購入。あんドーナツは「モヤモヤさまぁ~ず2」のDVDを観ながら食べるためである。ポテトチップスの機能的等価物である。 

  帰宅して、朝食兼昼食。クリームシチュー、パン(バゲット)、あんドーナツ、冷麦茶。

  食事をしながら「モヤモヤさまぁ~ず2」の蒲田編を観る。ロケ場所は大体わかる。東口駅前からスタートして、いきなり、新蒲田3丁目の宮元通り商店街を歩いているから驚いた。あそこはJR蒲田駅からはずいぶんと離れている。 しばらくすると今度は東口の御成橋通り商店街を歩いていた。こちらも駅からちょっと離れた場所にあるが、どちらもいい雰囲気の商店街である。おそらく駅に近い辺りはたくさん人が寄ってきてロケがやりにくいのだろう。御成橋通り商店街の双葉食堂はさまぁ~ずの二人の高校の同級生の親がやっている店とのこと。私は入ったことがないが、きれいな外観の食堂で、とんかつが美味しそうである。今度、行ってみようかしら。

  それにしても大江アナの後任なんて損な役回りを引き受ける人がいるのだろうか。お気の毒としかいいようがない。いっそのこと小谷真生子さんがやったらどうだろう。大江アナが下女でありお姫様でもあったとしたら、小谷さんは大奥のトップである御台所だろう。さまぉ~ずの二人は助さん格さんになる。お忍びで庶民の暮らしを体験して歩くという趣向だ。

  さあ、原稿、原稿。今日はこの後、一歩も外へ出なかった。

  夜、卒業生のO君(2007年一文社会学専修卒)からメールが届く。件名は「ご注進」。武田先生と同じである。案の定、彼もまた武田先生と同じく深夜放送時代からの「モヤモヤさまぁ~ず2」の熱心なファンである。武田先生は私に蒲田編の視聴をモーレツに勧めたが、O君は高田馬場編(DVD第10巻所収)の視聴をモーレツに勧める。この忙しいときにありがとね。明日、借りてこなくちゃ。

  山の上ホテルなんて贅沢はいわない。俗世間を離れて、高野山あたりの宿坊に篭らないとダメかもしれない。