フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月6日(月) 曇り

2023-11-07 11:51:57 | Weblog

6時半、起床。旅行中は早く目が覚める(早く寝るからということもある)。

朝風呂に入る。家にいるとき、朝シャワーを浴びることはあるが、朝風呂はない。贅沢だからだ。朝風呂は旅行の楽しみの1つである。

今日は曇り日だ。でも、気温は高い。

朝食は「田園ベーカリー」で購入したソーセージエピパンとよもぎあんぱん、コンビニで買ったスープパスタ。

ある時期まではお湯を注いで蓋をしておくのが常識だったが、いつの頃からか、蓋をせずに3分待つようになった。

本日の『ブギウギ』。スズ子は東京に出ていく(進出する)ことになった。東京篇の始まりだ。

昨日のブログを書いてアップする。

さて、街歩き。曇り日だが、気温は高い。

何度も行ったり来たりの高砂通り。

あちこちに人形がいる。

人形って、ちょっと怖くないですか?

「源智のそば」へ行く。この時期、一食は新そばを食べたい。

メニューは限られている。

今日はご主人のワンオペで、注文してから運ばれてくるまで少し時間がかかる。まだ正午前でそんなにお腹が減っているわけではないので、静かに待つ。

桜エビのかき揚げ天ざる。

天汁に浸って出てくるので、そば汁にはつけない。

食後のデザートは同じ通りにある「田園ベーカリー」で。

今日は(この時間は)奥様ではなくご主人が店先に出ていた。林檎のデニッシュと紅茶をイートイン。アップルシナモンロールとソーセージエピパンを明日の朝食用にテイクアウト。途中から奥様がご主人と交代し、店を出る私に「どうぞお元気で」と挨拶される。明日はお店は定休日なので、次に来るのは春の松本旅行のときである。奥様もどうぞお元気で。

古書店『アガタブックス』の店先の200円均一の本棚の前に立つ。電子書籍派に転向した私だが、三つ子の魂はそう簡単に消えることはない。

山根一眞『ギャルの構造ー情遊化社会と女性パワー』(世界文化社、1991年)を購入。32年前に出た本である。

当時の「ギャル」の行く末についての予言の書でもある。いま、検証しながら読むにふさわしい。

いったんホテルに戻り、パンと本を部屋に置いて、再び外出。松本城公園に行こう。

途中、裏道を歩いていて見つけたカフェ。「CAFE」という文字がなかったら、カフェだとは気づかなかったろう。

お主、ただ者ではないな(笑)。

自然食のランチが売りのようである。明日・明後日は定休日のようなので、今回は縁がなかったが、次回、縁があったら入ってみたい。

さらに裏道を歩いていると、銭湯があった。

「塩井乃湯」。おぉ、ここがあの「塩井乃湯」か。詳しい話はできないが、学生から話に聞いていた銭湯である。

裏口のようなところから松本城公園に入る。美術の授業だろうか、先生が生徒に注意をしている。「水の中に入ってはダメ」。入る生徒がいるのか?

松本に来たら、散歩の途中で立ち寄りたい場所である。

本当に姿のよい城である。天守閣の建造を指揮したのは石川数正。『どうする家康』では松重豊が演じている。

紅葉と城。

紅葉と城と橋。

黄葉と城。

黄葉と紅葉。

明日、晴れたらまた来ようかしら。

開館したばかりの松本市立博物館。ちょっと覗いてみるか。

エントランス部分はゆったりとした吹き抜けになっている。

3階の常設展示場は入場料500円。

8つのテーマ(ブース)から構成されている。

城下町のジオラマ。

これを観るだけで入場料の半分は元をとった気持ちになる。城下町は城の東側にずいぶんと延びていたんですね。

おっ、本物かと思った(笑)。

宝船。もちろん当時の松本には海はなかったが、商都として隆盛を誇っていたということを意味するものだろう。

船には七福神が乗っている。

蒸気機関車ではなくて、蒸気ポンプ。消防車みたいなものかな。

道祖土など民間信仰のブース。

井戸端をイメージしたブース。水の中に文字が浮かんでいる。

プライドと自虐は紙一重(笑)、

「どうする松本」(笑)。

井戸端にいらした地元の方たちとおしゃべり(井戸端会議)をした。

「兄さんはどちらからいらした?」

「東京からです。松本城はいい城ですね」

「そうでしょ。ありがとう」

「兄さん」と呼ばれました。

さて、「栞日(しおりび)に行こう。

途中に気になるカフェがある。前から気になっていたのだが、まだ入っていない。

入ってみることにした。

テーブルがミシン台を使って作られている。

年配のマスターが一人でやられている。

開店したのは5年前(私が気づいたのもその頃だった)。ミシン台を使ったテーブルはご自身で作ったものだそうだ。

静かな音楽が流れている。

この店の名前は「かうひいや3番地」。

30分ほど寄り道をしてしまった。「栞日」へ急ごう。

店主の菊地さんは今日は議会の用があって不在であった。

奥様と話をする。市会議員になられて、本人が忙しいのはもちろんのことだが、それに連動して彼の周りの人たちも忙しくなったそうだ。奥様もその一人である。議員の任期は4年だが、たぶんそれで終わりということはないだろう。長期的なプロジェクトである。どうぞみなさんお体に気を付けて、持続可能な生活をお送りください。

2階に上がる。先客がおひとりいらっしゃる。その席はある外国人の男性の定席(ワーキングスペース)のはずだが、今日は外国人の女性が座って仕事をされている。バトンタッチをされたのだろうか。

私は部屋の真ん中の丸テーブルに座る。

下で注文したプレインドーナツとオレンジジンジャー(アイス)が運ばれてきた。

本棚から見つけて来た2冊。

 大竹昭子『迷走写真館へようこそ』(赤赤舎、2023)。

 谷川俊太郎・岡野大嗣・木下龍也『今日は誰にも愛されたかった』(ナナロク社、2019年)。

パラパラと読んで、面白そうだったので、購入。「今日は誰にも・・・」とくれば「愛されなかった」と続くところだが、「愛されたかった」か。

自撮りを一枚。

菊地さんは明日の午前中は店にいらしゃるそうなので、また来ますね。

「チーアン」へ顔を出す。ここには松本滞在中は毎日顔を出すことにしている。

5時閉店なので、あと1時間ほどである。

先客が一人いらしたが、私と入れ替わりに出ていかれたので、客は私一人。

私が本日最後の客かもしれない。

今日は深煎りの珈琲を注文する。

本日のスコーンはりんごジャムとクリーム。

ご主人と政談を交わす。維新の志士のように日本国の行く末を案じておられる。(支持政党は維新ではありません)

閉店の5時に店を出る。明日もまた来ますね。奥様といえば、ボーダー柄というイメージなのだが、今回はまだ見ていない。明日に期待しよう(笑)。

夕食は7時ごろになったら「うらしま」でと考えていたのだが、ちょっと雨がぱらついてきた。夜、雨になることは天気予報で知っていたが、少し降り出しが早まったようである。雨が本格的に降り出したら、街に出るのはおっくうである。ナワテ通りの「じぇげむ」でカレーうどんを食べてホテルに戻ろう。

時刻は5時をちょっと回ったとろこだが、風が出てきたた(客足も途絶えた)ので、早仕舞いしようかと考えていたところだったようである。すみませんね。カレーうどんをお願いします。年配のお母様は一足先に引き上げて、中年の娘さんが一人でやっている。お二人よく似ていらっしゃる。このお店、いつからやっておられるのですか。「32年になります」。お値段、安いですよね。観光地とは思えません。「たいしたもの作っていないので」。いえいえ、私はここのカレーうどん、美味しいと思います。

カレーうどんが出て来た。美味しい。汁も全部飲み干した。

さて、ホテルに戻ろう。

風呂から出て、TⅤを観ながら(映像の世紀など)、今日撮った写真の整理(ブログの構成)。

深夜になって『SONGS』をやっていた。いつもは司会の大泉洋が今夜はゲストである。「生放送」とのことだが、松本では2時間遅れで流されている。

玉置浩二の曲に大泉が詞を付けた『あの空に立つ搭のように』を初披露。

今日は次回の演習の報告予定者(3名)のレポートの提出締め切り。最後の一人が1時間ほど遅れてレポートを提出したので、それを待って、演習の受講生全員にレポートを配信する。

1時半、就寝。

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