フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月26日(金) 薄曇り

2024-07-26 23:09:05 | Weblog

7時半、起床。

チーズトースト、目玉焼き、サラダ、豚汁、牛乳、珈琲の朝食。

入手したばかりの田中一光作のスープマグ(水色)に豚汁を入れて使う。同じ作家の珈琲カップ(青紫)との取り合わせがいい。

食事をしながら『あさイチ』を観ていたら、『不適切にもほどがある』で阿部サダヲの娘役をやった河合優美が出ていた。「ドラマ10」で放送中の『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の番宣らしい。私は『かぞかぞ』は録画してまだ観ていなかったのだが、今夜、観ることにしよう。

昨日のブログを書く。

2時を回った頃、昼食を食べに出る。今日も暑いけれども、薄曇りで、直射日光がないのは助かる。

多摩川線に乗って、

お隣の矢口渡で下車。

駅前商店街には「わたし盆踊り」の垂れ幕が出ている。ここが「矢口渡」(やぐちのわたし)という土地であることを知らない人が見たら、個人化した「私の盆踊り」のことだと思うことだろう。(どんな盆踊りだ?)

カフェ「燈日」(あかりび)に到着。入口の外から空席があることを確認(というか、先客はいなかった)。

麻婆春雨丼を注文。店長のお父様(定食担当)から「学校はもうお休みですか?」と聞かれる。この店では自分が教員であることを明らかにした記憶はないが、他のお客さんからの情報か、あるいは一緒に来た卒業生が私のことを「先生」と呼んでいることから学校の先生だと推測されたのだろう。

授業はもう終わり、いまはレポート等の採点期間で、8月から夏休みに入ります。

ピリ辛味のごはんが進くん。

食後にアイスカフェラテ。

『村上春樹 雑文集』はテーマごとに分かれている。作家について書かれた文章が収められているエリアに入る。ポールオースターやレイモンド・チャンドラーについて書かいた文章が興味深かった。

店には1時間ほど滞在した。

さて、帰って、レポートを読もう。

小さな駅のホーム。

ベンチに座っていたら向かいのホームにカラフルな水玉模様の車両が入ってきた。「見るだけでワクワクし幸せになって」という社員の願いを込めたラッピング電車「いけたまハッピートレイン」で、先月から多摩川線と池上線で運行を始めているそうだ。

帰宅して、すぐに(ぐずぐずしないで)レポートの採点に取り掛かる。327本あるので、一日二日では終わらない。三、四日の作業になるだろう。

夕食は甘塩鮭焼き、とろろ、サラダ、玉子と玉ねぎの味噌汁、柚子大根、ごはん。

食事をしながら『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』第1話と第2話(録画)を続けて観た。去年BSで放送されて、評判になったドラマである。

何といっても主演の河合優美がいい。宮藤官九郎はこれを観て、『不適切にもほどがある』への出演をオファーしたのである。

「岸本七実の人生には、私の人生に起きなかったことが、たくさん起こります。その時間を力の限り想像するところからこの役が始まりましたが、不思議なことに、気づけば七実と自分とがぴったり重なってしまうような体感に変わっていました。岸本七実の人物像、「かぞかぞ」という物語、ドラマが与えてくれた数々のすばらしい出会い、制作現場が帯びていた熱、そして3か月をかけて1人の人になるという連続ドラマならではの体験…いろいろな歯車があのとき自分の中でガチっと噛み合って、奇跡的なものづくりの経験になったのだと思います。」(河合優美)

彼女は25年度前期の朝ドラ『あんぱん』への出演が決まっている(ヒロインの今田美桜の妹役で)。いずれ彼女がヒロインを演じる朝ドラも生まれるのではないかしら。

今日一日で100本ほどのレポートに目を通した。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


7月25日(木) 晴れ

2024-07-26 13:47:43 | Weblog

8時45分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、牛乳、珈琲の朝食。

最低賃金が(時給)50円アップすることが決まったという記事が一面に載っていた。1004円から1054円に5%アップである。去年の43円を越える史上最高のアップ額ということだが、はたして物価の上昇に対応できる額かどうかは疑問である。体感的には100円アップくらいでないと追いつかいないのではなかろうか。しかし、それは零細企業にはきついであろう。賃金と物価の上昇のスパイラルが適正なものになるにはまだ時間がかかりそうだ。

本日の「人生案内」は20代後半の独身女性からのもので、職場や友人の前では自分のことを「私」と呼べるけれど、身内の前では子供の頃と同じ「〇〇ちゃん」を使う癖が治らないという相談。童謡『さっちゃん』では自分のことを「さっちゃん」と呼ぶ女の子が「おかしいな、さっちゃん」と言われ、でも、まだ小さいからと大目に見られている。自称についての暗黙の規則の存在がここから読み取れる。「さっちゃん」を自称に使ってはいけないのだ。相談者はアラサーである。なので「〇〇ちゃん」と自称するとひどく幼く見える。しかし、それは身内の間に限られ、外の人の前では「私」に切り替えられるのであれば、社会生活に支障はないだろう。洋子なのに「さっちゃん」と自称しているのであれば問題でしょうけどね(その場合は「よっちゃん」と言うべきだ)。

回答者の増田明美さんも私と基本的に同じスタンスだった。ただし、「家族や親戚同士で呼び名のルールはないので」という認識は間違っている。「暗黙のルール」というものはそれぞれの集団・関係の中にある。たとえば、家族の一番小さなメンバーの視点から見てお互いを呼び合うことがルールの家族もあれば(夫婦がお互いを「お父さん」「お母さん」と呼んだり、年長の子どものことを親が「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼んだりする)、互いを固有名詞(下の名前)で呼び合う家族もある。それはそれぞれの家族における暗黙のルールであって、それをメンバーが守ることで集団の秩序が維持されているのである。

11時半頃、家を出る。半飼い猫だった野良猫のナツの墓の上に百日紅(サルスベリ)の花が咲いている。

12時に鹿島田駅で卒業生のアズサさん(論系ゼミ1期生)と待ち合わせ「パン日和あをや」へ行く。彼女は今年の4月11日に初めてのお子さんを出産された。4月に出産する卒業生は多いが、私の誕生日である11日に出産されたのは、彼女が初めてである。私はまだ生きているから生まれ変わりということにはならないが、他人の子とは思えない(笑)。

アズサさんとは何度も「パン日和あをや」に来ているので、マダムとも話がしやすい一階のテーブル席を予約しておいた。

私はアップルタイザー、アズサさんはノンアルモヒート(今月のドリンク)で乾杯。無事出産おめでとう。

今日は赤ちゃん(ミオちゃん)は一カ月の育児休業中の旦那さんが見ていてくれるそうである。子供と空間的に離れてそれなりの時間外出するというのは出産後初めてらしい。身軽ではあるけれど、落ち着かない気分かしら。

人参の冷製ポタージュ。私はレギュラーサイズ、彼女はミニサイズ。

カレーチーズトースト。

アジアンサンド。

陣痛が始まってから出産するまで半日以上かかったそうだ。これは本当に個人差がありますよね。うちの息子のときなんかは、分娩室に入ってから、私が娘を遊ばせにちょっと病院の外に出て戻ってきたらもう生まれてましたからね(笑)。

〆は、私はホットチョコラとチョコクロワッサン、彼女はほうじ茶ミルクティーとチョコクロワッサン。

店を出る前にマダムに写真を撮っていただく。黄色と黄緑、いい取り合わせではないだろうか。マダムに「お似合いのカップルに見えますか?」と尋ねたら、「カップルには見えません。親子ですね」と言われた。実際、彼女のお父様は私より少し若いがほぼ同年代である。

「パン日和あをや」には2時間ほど滞在した。帰りは日陰の多い矢向駅の方に歩く。

普段ならカフェの梯子(カフェ巡り)をするところだが、赤ちゃんが待ってますから、今日はここまでとしましょう。あのアズサさんがお母さんになる日が来るとは・・・感慨深いです。

乗る電車は上りと下り、矢向駅で別れた。今度はミオちゃんも一緒にね。

3時半からゼミ論個別相談(オンライン)を1件。

5時から卒研指導(オンライン)を1件。

夕食はカツオのたたき、豚汁、柚子大根、ごはん。

「チャイ、降りなさい」

デザートは葡萄。

食事をしながら『新宿野戦病院』第4話(録画)を観る。「楽しみ」という点では今夏はこのドラマが一番だ。小池栄子だけではなく役者がみんな振り切れている。公園の遊具を鞭でしばく橋本愛なんか実にいい(しばかれてみたいわけではない)。

「日常生活の社会学」の平常点(毎回のレビューシートの得点の合計)を算出する。1回は7点満点なので、14回の合計は98点満点になる。これにレポート(明日から読み始める)の得点を足したものが最終的な成績となる。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時15分、就寝。