フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月19日(火) 晴れ

2018-06-20 19:12:39 | Weblog

9時、起床。

朝食前の体重(一日の中の最軽量)が今月末の目標値を下回った。予定より10日ほど早い達成である。昨日は二食だった(ブランチ+夕食)上に夕食も軽めだったせいだろう。

トースト、ソーセージ&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

午後から大学へ。本来は3限に院生の研究指導があるのだが、発表予定者が体調不良のため、中止となり、遅めの出校となった。

今日は久しぶりによく晴れて、軽やかな形状の雲が出ている。

キャンパスのスロープにもメタセコイヤの影がくっきりと映っている。

昼食はコンビニで買ったおにぎりセット。いつものおにぎりよりも小さめのおにぎりが3つと唐揚げと卵焼きとお新香が付いている。250円くらいだったかしら。

5限は演習「現代人と社交」。今週からテキストが山崎正和『社交する人間』からレオ・オルデンバーグ『サードプレイス』になる。

授業の後、研究室で学習相談(レポート作成のためのフィールドワークについて)を一件。

7時に大学を出る。

「有隣堂」で『将棋世界』7月号を買って帰る。藤井七段のロングインタビュー「隘路を抜けて」も興味深いが、それだけであれば立ち読みが済ますところ、昨年度の升田賞(将棋の新戦法の開発者に送られる)を受賞した「横歩取り青野流」の記事を読みたくて買った。青野照市九段は私より1つ年長で、若いころ(それは私が将棋熱中していたころでもある)に一度「鷺ノ宮流」という対四間飛車流の戦法で升田賞を受賞している。その彼がこの年齢になって二度目の升田賞受賞というのはすごいことである。

夕食はタラの野菜あんかけ、冷奴&納豆、ご飯。

ワールドカップサッカー、日本対コロンア戦を観た。サッカーは何が起こるかわからないということの見本のような試合であった。あれほど下馬評の悪かった日本がなんと2-1で勝ってしまった。

2時半、就寝。


6月18日(月) 曇りのち小雨

2018-06-20 13:15:27 | Weblog

11時、起床。通常の時間に一度起きたのだが、まだ寝たりない感じだったので、もう一度布団にもぐりこみ、存分に眠る。

起きてから大阪で大きめの地震があったことを知る。23年前の阪神淡路大震災のときのテレビの映像(燃える神戸の街)が脳裏に甦り、恐る恐るテレビを点ける。あのときのような光景ではなかった。むしろ東日本大震災のときの東京の様子に似ていた。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食兼昼食。ハム&エッグのある食卓は久しぶりだ。

いつ雨が降り出してもおかしくない空の下、いくつかの用事があって外出する。 

郵便局に行っていくつかの学会の年会費を振り込む。早稲田社会学会の振込用紙だけが見当たらなくて振り込めなかったが、来月の14日に大会があるので、そのとき受付で支払うことにする。

スーパーでお煎餅、チョコレート、紅茶のティーバッグを購入。これから「あるす」に顔を出すので、奥様への手土産だ。

花屋で神棚用のお榊を購入。

「あるす」に顔を出す。もう事実上、営業はしていないが、奥様は昼間店内にいらっしゃるので、入口のガラス戸をトントンと叩いて中に入れてもらう。

持参したティーバッグで紅茶を煎れていただく。前回来たとき、紅茶を切らしていたのだ(コーヒーはかなり前から切らしている)。残りのティーバックは置いていきますので、どうぞお店でお使いください。煎餅は奥様のお好みのものを知っていたので、それを持参した。チョコレートは「キットカット」で、奥様は初めて食べたようだが、「美味しいですね」と気に入っていただけたようでよかった。

店を出るとき小雨が降り出していた。

帰宅すると、玄関先の椅子の上でなつが寝ていた。出かけるときも寝ていたし、この後もここで寝ていた。

朝食券昼食のつもりで一日の最初の食事をとったので、昼食はとらなかったが、夕方、さすがにお腹が減ってきた。

夕食はカマス、サラダ、卵と玉ねぎの味噌汁、ご飯、

そしてとろろ芋。

『文学界』7月号に載った村上春樹の3本の短編の2つ目、「クリーム」を読む。

1つ目の「石のまくらに」が散文と短歌の組み合わせという新しい試みだったのに対して、「クリーム」は村上春樹の世界に慣れ親しんだ読者には彼らしい作品である。ジャンルとしては「奇譚」に入ると思うが、彼の作品は初期の頃から全体として奇譚的な雰囲気が漂っているから、あえて「奇譚」として扱わなくてもよいかもしれない。

それにしてもタイトルの「クリーム」とは何のことだろうと読者は思うだろう。お菓子のクリームか、ちょっとひねって髭剃りのクリームか、そのあたりを予想すると思うが、全然違うのである。「人生のクリーム」のことなのだ。もしこれを日本語に訳せば「人生の醍醐味」という言葉がぴったりくるだろうと思う。                 

2時半、就寝。