フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月2日(土) 晴れ

2018-06-05 11:02:18 | Weblog

8時半、起床。

サラダ、牛乳、紅茶の朝食。トーストを抜いたのはランチを早い時間に食べる予定のため。

11時20分に蒲田駅で卒業生のアリさんと待ち合わせ、「まやんち」へ。

彼女は筑波に住んでいる。今朝は8時半のバスに乗って筑波を立ち、10時に東京駅に到着。東京ステーションギャラリーで開催中の「夢二繚乱」を見物してから、蒲田にやってきたのである。有効な時間の使い方である。

アフタヌーンティーセットは予約しておいた。彼女は「まやんち」は初めて。これで、「カフェゴト―」「SKIPA」「phono kafe」「まやんち」のグランドスラムを2000年卒の卒業生としては初めて達成したことになる。小学生と幼稚園の娘さんがいる専業主婦(しかも遠隔地在住)の彼女にとっては簡単なことではなかったはずである。ちなみに彼女は「パン日和あをや」と「pottery」と「カフェ・スリック」にはすでに行っているので、スーパーグランドスラムまであと1つ、「トンボロ」を残すのみである。

写真は二人前。上段にはスイーツ類(中央はマンゴーココナッツのチーズケーキ)、下段にはフード類が置かれている。

紅茶は私は東方美人、彼女は春摘みのダージリン。

最初に食べるのはお店の方のおすすめに従って(あたたかいうちに)、スコーン。

最後に食べたのは、相談したわけではないが、2人とも苺クリームのマカロンだった。ザ・スイーツというという感じの濃厚な苺クリームでした。

 「まやんち」には1時間半ほど滞在。今日はご主人がお子さんをみて下さっている。「家族の夕食はカレーを鍋に作って来ました」とのこと。夕方までご一緒できるということですね。では、寺町池上を散歩しましょう。

参道の小寺で何かのイベントをやっている。

塀に織物が掛けられている。

そういうことでしたか。

総門は修理工事中。

でも、工事期間はそれほど長くはないようだ。2月に始まって8月には完成の予定だ。

さて、約100段の階段を上りましょう。隣りに女坂もありますが、正面突破で。

陽射しは強いが、木陰に入れば空気は爽やかだ。

「息が上がってますが、それを感じさせないように笑顔で写真に写りますね(笑)」と彼女。

山門(仁王門)。

その向こうに本殿。

お参りして行きましょう。

お参りをすませたから線香を立てる。この煙を体のよくなってほしいところにかけると願いが叶うと言われている。

「頭がよくなりますように」(心の声なので私の想像です)。

五重塔。

展望台から五重塔を望む。

強い日差しを避けて本門寺公園へ。

カウボーイのような帽子がお洒落です。

木洩れ日の静謐な空間・・・といいたいところだが、近所の中学校では運動会をしているらしく、大きな声援やら音楽が聞こえてくる。

アリさんもちょっと運動をしてみましょうか。

久しぶりの「本日の浮遊」(初級)。いいですね。

「本日の浮遊」(中級)あるいは「欽ちゃん走り」(笑)。いいですね。

お疲れさまです。岩に腰を下ろして、ちょっとおすましのポーズ。彼女は学生の頃から眼鏡がよく似合った。

眼鏡を外してもう一枚。

私は減量に取り組んでいるが、彼女もそれは同じらしい。成果が出ているんじゃないですか?

 公園の反対側に降りると噴水池がある。いつも何人かの人が釣り糸を垂れているが、まだ釣れた瞬間を見たことがない。

光と風と水がマッチして、涼しげで柔らかな表情のポートレートが撮れた。個人的にはこれが「本日の一枚」。

噴水池のそばの子ども公園。動物のオブジェの腰かけがたくさん置かれている。

 

 緑の豚さん(ですよね?)に腰を下ろして。

オレンジの豚さんにまたがって。 

オレンジの豚さんに語りかける。

オレンジの豚さんにも入ってもらって記念撮影。傍から見たらわれわれはどう見えるのだろう。私の頭に浮かんだのは、小津安二郎の『東京物語』の笠智衆と原節子、つまり義父と(戦死した)息子の嫁であった。

 時刻は3時半。最後のカフェは、寺町の葛餅屋さんに行きましょう。 

「池田屋」に入る。向かいの「藤乃屋」もいいのだが、あちらは閉店時間が早めなので、ゆっくりできるのはこちら。

 葛餅(表記は「久寿餅」)。黒蜜は自分で好きなだけ掛けるタイプ(「藤之屋」はあらかじめ下に蜜が敷いた形で供される)。

たくさん歩いた身体には冷たいお茶と葛餅の甘さが心地良い。

店には1時間ほど滞在し、呑川沿いの道を蒲田まで歩く。

来るときは池上線に乗ったが、彼女は往復とも歩きでよかったらしい。それは素晴らしい意欲です。その調子でウォーキングに励めば目標の体重(結婚時)も夢ではないんじゃないでしょうか。でも、そこまでしなくてもいいと思いますよ(笑)。

彼女を蒲田駅の改札に見送る。スーパーグランドスラム達成は秋カフェでしょうか。夏は暑さに負けず運動に励んでくださいね。

夕食は妻と「phono kafe」へ。

ご飯セット(ご飯は少なめ)を注文。 

ニラとこんにゃくのピリ辛和え(左) 玄米ビーフンの春巻(右)

新玉ねぎとトマトの青しそサラダ

ほうれん草とキノコの柚子酢

ベジミートの唐揚げタルタルソース(左)  玄米ビーフンの春巻(右)

玄米ビーフンの春巻は私の大好物なので二人前注文するのが決まり。

今日、「まやんち」へ向かうとき、専門学校のそばでご婦人二人に環八(環状八号線)へ行く道を尋ねられた。全然逆の方向に歩いておられたので、聞いてもらえてよかったが、環八のどこですかと聞いたら、ガソリンスタンドのそばにナントカという木が植わっていて花が咲いているのを見に行くのだとのことだった。その話を妻にしたら、スマホで調べて、「ジャラカンダ」という花だと分かった。初めて行く名前だった。

食後の散歩がてら行ってみることにした。これか。花なんか咲いていないようだが・・・

 いや、上の方をよく見ると青い花が咲いている。 

道路には散った花が落ちている。

筒状の花である。

下からでなく、道の向こう側から見ると、もっとよく見えた。

夕暮れの淡い光の中なので目立たないが、明るい光を浴びていればもって映えるだろう。

これがジャラカンダか。でも、一体どういう経緯で一本だけ植えられたのだろう。

蒲田駅の方を回って家に戻る。

今日、アリさんからお土産にいただいた筑波のお菓子を摘まむ。

1時半、就寝。

たくさん歩いたせいか、布団の中で気持ちのよい深呼吸が出来た。