フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月10日(金) 晴れのちみぞれ

2017-02-11 09:23:26 | Weblog

7時半、起床。

トースト、サラダ(炒り卵)、紅茶の朝食。

12時に蒲田駅で卒業生のカナエさんと待ち合わせ、「phono kafe」へ。

彼女は3年生の春学期まで他の先生のゼミの学生だったが、秋学期から私が卒業研究を指導するようになり、去年の9月に文化構想学部を卒業した。4月からは京都大学の大学院で家族や福祉をテーマに勉強を続けることになったので、今日は送別のカフェである。 

卒業の頃と髪型が違う。なんでも、卒業の後に「外ハネ」のパーマをかけて、それが自分では気に入って、続けるつもりでいたら、うっかり「内マキ」のパーマをかけられてしまい、再び「外ハネ」に戻すつもりだが、現在はその過渡期で中途半端な感じなのだそうだ。ふ~ん、私には縁のない面倒くさそうな話である(笑)。

私はご飯セット、カナエさんはパンセット(自家製のパンとスープ)で、惣菜6種をシェアする。

さつま芋ときな粉のサラダ(左)、蓮根のンゲット(右)。

春菊のゆず酢和え(左)、里芋のスパイシーフリット(右)。

厚揚げと白菜の煮物。

玄米と豆腐のタルトは小豆茶でいただいた。

写真には写っていないが、陶芸家の清水直子さんの動物の絵入りの皿が使われているのに気付いたカナエさん。「先生の研究室にあったお皿と同じ方の作品ですか?」「そうです。3月にここで作品展が予定されてますよ」と教えてあげると、「京都に行く前に買っていきたいです」とのこと。「ならば早い時期に来た方がいいですね。よりどりみどりですから。でも、一人で買い占めたりしないでね(笑)。」

「phono kafe」には1時間半ほど滞在。外に出ると、午前中は晴れていたが、いまはみぞれ混じりの小雨が降り始めていた。

駅の売店でビニール傘を買ってから、駅の東口へ。

2時に「まやんち」を予約しておいた。土曜日は午後の予約は不可なのだが、金曜日はOKなのだ。

席の予約をしたついでにスイーツの予約もしたおいた。苺クリームのショートケーキを1つと柚子のシフォンケーキを1つ。彼女がどちらをチョイスするかはわからないが、彼女がチョイスしなかった方を私が食べればよいと思っていた。しかし彼女はどちらも食べたそうであった。

「カフェゴト―」ではよくお願いするハーフ&ハーフだが、「まやんち」では初めて。恐縮しながらお願いしたら、そういうリクエストはよくあるので大丈夫ですとのこと。よかった。

苺クリームのショートケーキは今月に入って早くも3つめだが、柚子のシフォンケーキは始めた食べた。しっとりふんわりとした食感が素晴らしい。いま一番の人気スイーツで、私たちよりも少し後に来た客は完売で注文できなかった。

カナエさんはイタリアが大好きで、修士の間にイタリアに留学したいという希望をもっている。すでにどの大学に留学するかリサーチを始めているそうである。家族や友人たちは彼女がイタリアに留学したらイタリア人の男性と向こうで結婚するのではないかと予想しているそうだが、「それもいいかもしれませんが、たぶんないでしょう」と彼女は言った。案外、冷静である。

「まやんち」には1時間半ほど滞在した。

みぞれ混じりの小雨はさきほどよりも小降りになったが、まだ止んではいない。

「ほら、雪」と彼女は手袋で受け止め雪を私に見せた。

少し遠回りをして、アロマスケアビルの前の公園を散歩しながら、駅に向かう。

4月から新しい街(京都)で人生の新しいステージを開始する彼女にはなむけの一句。私のお気に入りである。

 この街を離れんとして春の風 たかじ

今日は寒風が吹いてますけど(笑)、その日を想像して受け取って下さい。

 彼女を駅の改札で見送って、帰宅。

ネットで今日明日の天気をチェックする。雪のことなんで一言も書いてないじゃないか。

夕食は秋刀魚の開き、ひじきと大豆の煮物、サラダ、茄子の味噌汁、ご飯。

デザートに今日、カナエさんからお土産にいただいたお菓子を食べる。

夜のウォーキングは今日もお休み。

3時半、就寝。