若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

フラメンコ!

2010-04-02 10:42:27 | 日々雑多
学生寮のサークルでフラメンコを習いました。神奈川のへき地で、門限9時(破ると2週間学校以外外出禁止!)、女子100名にテレビ2台と電話4台(勿論、携帯はない)、部屋にコンセント無し……という厳しい環境の女子大生だったので、楽しみは夕食後の友人との時間。その時間内に行われていた活動のひとつでした。

その楽しさが忘れられず、OL1年生のとき、フラメンコ教室に申し込みました。道具を揃え、数回通いましたが、学生サークルとは空気感がまるで違う『マジ度』に怖気づき、OL生活の華やかな楽しい日々に心を奪われたことも災いして、あっという間に辞めてしまいました(飽きっぽい大王の本領発揮)。

数年後、短大時代の友人がフラメンコを始めるとのこと。捨てるに捨てられず押入れで眠っていたカスタネットをプレゼントしました。彼女はものすごい真面目な人で、超ウルトラハードな仕事に取り組んだ挙句、体調を崩したりして、いつも気になっていました。その後、幸せな結婚をして、フラメンコも極め、元気そうだと聞く度、嬉しく思っていました。

3連休の中日、彼女のフラメンコを見てきました。今ではお弟子さんも持つ立派なプロのダンサー。期待はしていましたが、その迫力は想像以上でした。彼女は「も~、目の前に座ってるんだもん!緊張しちゃったよ!」と言っていましたが、そんな様子は微塵も感じられず、『コレが私の生き様だ!』という揺るぎ無い思いが体中から溢れていました。きっと戦国時代の武士とかって、こういうオーラだったんじゃないかな(褒めてます)。

「いや、日曜出勤だったんで、ついでに来たんですよ。滅多に見ないんですよ。なんだ、すごい化粧だな。」とか照れて弁解していたご主人。結婚後にスペインへ留学すると聞いた時は吃驚したけど、あのご主人が今の彼女の強さの源流なんだろうと思ったりして、かなり幸せ気分の夜になりました。

新たな動物との出会い

2010-04-01 11:02:13 | 日々雑多
うちの周りにはどこからやってくるのか、何匹かの野良猫がいます。別に共存してくれる分には構わないのですが、店先にう○ちをして逃げたりするので、見かけると「コラーッ」と追いかけます(当然勝負にならない)。時々ガラス越しにじーっと店内を見ていたりして、私が気付くとピューっと逃げ出します。鬼ごっこしてるとでも思われているのか……。

とは言っても、実はしっかり猫と身近なコミュニケーションを持ったことがありませんでした。今回泊めてもらったM先輩宅の新たな住人の『にぃさん』(通称:にー)は私が始めてきちんと関係を築いた猫になりました。犬とヒトとの関係しか知らなかったので、あの不思議な人懐こさとクールさの同居は新鮮でした。真っ暗な中でも「にー」と呼ぶと「んにゃぁ」と答える律儀さに、猫にどっぷりハマる人が沢山居る世の中を少し理解できました。


そして翌日。友人Tちゃんと上野動物園に行きました。二代目ともよく動物園に行きましたが、基本的に私の好みを重視して回るため、キリン・カバ・ゾウといったアフリカ系の大きい動物を中心にじっくり見ることが殆どでした。今回は普段サラーっと流してしまう「トリ」コーナーを実にじっくり観察し、「アリクイ」・「カワウソ」などの小さい奴らに悶え、「シロクマ」に幼い子供のように興奮するTちゃんが面白いので、その辺りで時間をかけました。同じ場所でも別の人と訪れるとこういう変化があるのかと、とても新鮮でした。結局、キリンたちのいるコーナーには、時間切れで行かれず(滞在時間は4時間もあったんですけど)、また次の機会に。