オリンピックの式典というのは、とにかく長い!選手が入場するときだけは、「この国どこー?」などと盛り上がれるのですが、出し物の途中でつい集中力が途切れがち。で、結局「宇宙飛行士が飛んできて聖火点灯したのって、何オリンピックだったっけ?」程度の記憶しか残らなかったりします(トリノ・オリンピックのパバロッティ『誰も寝てはならぬ』熱唱に感動したのは強烈に覚えていますが。あれは録音の口パクだったという後日談が流れて物議を醸していましたが、あの時あそこに流れた歌と、あの時のパバロッティの歌いっぷりが心にビビッと来たのだから、そんなのどっちでもいいのだ、私は)。
で、今回のカナダ。あの閉会式は記憶に残ると思います。
開会式のときに一本の塔が機械故障で立ち上がらず、一人の聖火点灯者が立ちすくんでしまったという大失敗。そして、閉会式の日。式典の冒頭で、ついているはずの聖火が全て消えていました。そこにトコトコとピエロが現れ、立ち上がらなかった塔の電源を入れ(る芝居をし)、前述の女性が登場して聖火を点灯しなおす、という粋な演出。この式典のために何年も準備してきただろうけど、この大失敗のあとの10日程度の中で創り上げたアイディアの演出は素晴らしい!新聞に、演出総監督の方の談話として「開会式のリベンジがしたかった」とありましたが、見事に一本とられた!と思いました。私の心に一番残ったのはこのピエロと女性の姿でしたから。
失敗しても(今回の失敗なんて、関係者の落ち込みがいかばかりか想像に難くない)、めげずに、「さーて、どうすっか?!」と前を向けて、更にアイディアが生まれる人間になりたいなぁ、と思います。
で、今回のカナダ。あの閉会式は記憶に残ると思います。
開会式のときに一本の塔が機械故障で立ち上がらず、一人の聖火点灯者が立ちすくんでしまったという大失敗。そして、閉会式の日。式典の冒頭で、ついているはずの聖火が全て消えていました。そこにトコトコとピエロが現れ、立ち上がらなかった塔の電源を入れ(る芝居をし)、前述の女性が登場して聖火を点灯しなおす、という粋な演出。この式典のために何年も準備してきただろうけど、この大失敗のあとの10日程度の中で創り上げたアイディアの演出は素晴らしい!新聞に、演出総監督の方の談話として「開会式のリベンジがしたかった」とありましたが、見事に一本とられた!と思いました。私の心に一番残ったのはこのピエロと女性の姿でしたから。
失敗しても(今回の失敗なんて、関係者の落ち込みがいかばかりか想像に難くない)、めげずに、「さーて、どうすっか?!」と前を向けて、更にアイディアが生まれる人間になりたいなぁ、と思います。