花邑の帯あそび

1本の帯を通して素敵な出会いがありますように…

花邑日記-2月24日(くもり)-

2009-02-24 | 花邑日記

presented by hanamura


「花邑日記」

暖かな日が続くかと思えば寒い日に逆戻り、
まだ寒さが続くのかと思えば、また暖かくなったりと、
まさに三寒四温の日々が続いて、
季節はだんだんと春へと近づいています。

春の訪れを感じさせてくれる花と言えば、
やはり、梅ですよね。
まだ冷たい風に震えながらも凛と咲いている可憐な梅をみると、
寒さで身を縮ませているこちらの背筋までもがのびるように思えます。



その梅を一目見ようと、
先日、世田谷区にある羽根木公園の梅祭りに行ってきました。
普段は人数も少なく静かな羽根木公園ですが、
この日は、たくさんの人で賑わっていました。
皆さん梅を見に来ていらしたようです。

今年は暖かい日が多く、例年よりも早咲きということで、
満開の時季は過ぎてしまったようですが、
まだまだ数多く咲いていて、
公園の中には梅の甘い香りが漂っていました。



羽根木公園では、650本ほどの梅が植えられていて、
たくさんの種類の梅を眺めることができます。
ひとつひとつの梅には、札が下げられていて、
その札には梅の名前が表示されています。

「白加賀(しらかが)」「大湊(おおみなと)」「藤牡丹(ふじぼたん)」
「田子の浦」(たごのうら)」「養老(ようろう)」など、
いろいろな種類の梅がありましたが、
その梅の名前からは、
日本ならではの風情が感じとれます。



可憐な梅は、昔からさまざまなものにモチーフとして使われてきました。
もちろん、帯や着物にも梅柄のものはたくさんあります。

梅の開花時季は2月~4月頃ですが、
着物では1月~3月半ばぐらいまででしょう。
梅の柄のお着物や帯をお持ちの方は、
あともう少し、楽しめそうです。

この羽根木公園の最寄り駅は小田急線の梅が丘駅です。
駅の名前にも梅がついているんですね。
花邑の帯教室は、この梅が丘にあります。


花邑のブログ、「花邑の帯あそび」
次回の更新は3月3日(火)予定です。


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