ずいぶん前です。ほんとうに随分前、何かのドラマで、とても印象的だった・・・今も、忘れられない顔があります。柄本明さんのお顔です。
あれは刑事ドラマだったでしょうか・・・よく覚えていません。柄本さんのお顔以外、詳しいことは何も覚えていません。たぶん、柄本さんは出番の少ない脇役だったと思います。娘だか息子だか、とにかく警察署か病院の遺体安置所に、我が子の身元確認に来た父親役だったことは確かです。
で・・・我が子に対面したその父親は・・・まったく無表情なまま、ぴくりとも表情を変えなかった。でも、その悲しみは、信じられないほど強く視聴者である私に伝わってきた。すごい役者さんだ・・・脅威したことを、今でもはっきりと覚えています。
で、時が経ち・・・最近、上野樹里さん主演の『朝顔』というドラマで、再び、柄本明さんが亡くした我が子を思うお芝居をされているのに遭遇しました。
ちなみに、かれこれ15年ほど前に放送された『のだめカンタービレ』というドラマにドはまりして、それ以来、のだめちゃんを演じていた上野樹里さんがキャスティングされるドラマや映画は必ず見ています。彼女もまた、これだけの時を経ても、応援し続けたいお芝居を見せてくれた女優さんの一人です。だから『朝顔』も毎週欠かさず見ているわけです。柄本さんのお芝居の魅力とはまた別の魅力ではありますが(^^)。
で・・・その『朝顔』の中で、柄本さんの役柄は、朝顔さんのお母さんである里子さんのお父さんの嶋田浩之さんです。里子さんは、東日本大震災で被災し、今も遺体が見つかっていません。朝顔さんのお父さんの万木平さんは、妻である里子さんを探し続けています。浩之さんは、最初、平さんが里子さんを探すのを嫌がっていましたが、次第に受け入れてくれるようになっていました。そして、病気で入院してから・・・お見舞いに来た孫の朝顔さんに、見つかったまま鑑定していない一本の歯が里子さんのものかどうか調べて欲しいと頼みます。けれど、朝顔さんは躊躇います。その歯が、里子さんのものであっても、そうでなくても、里子さんは戻ってこない。ただ、残された家族の心が、酷く揺さぶられる・・・。すると、浩之さんは、柄本さんは、すごい勢いで朝顔さんに言うんです「里子を返してくれ」って・・・「里子を返してくれ」って。
以前の、まったく表情を変えなかったお芝居とは真逆の感情が噴き出るお芝居でした。そして、知らず、視聴者である私も号泣してしました。その放送から、もう何週間かたちますが、いまだ、繰り返し、柄本さんの顔と声が蘇り、そのたぴに涙ぐんでしまいます。こう書いている今も、涙が滲んできてしまいます・・・
つくづく、すごい役者さんだなと思います・・・素晴らしい役者さんだなぁ~って・・・
こんなことを書いたのは、わたしがもう泣きたくないからです(^^;。いいかげん、柄本明さんの芝居の呪縛から逃れたい・・・じゃなきゃ身が持ちません(^^;。わたしの今までの経験では、何かに囚われてしまった時、そのことを、こうやって文章にしてアップしてしまえば、不思議と終わりに出来るんですよね。もちろん、こういった些細なことに限りますが(^^;。
あれは刑事ドラマだったでしょうか・・・よく覚えていません。柄本さんのお顔以外、詳しいことは何も覚えていません。たぶん、柄本さんは出番の少ない脇役だったと思います。娘だか息子だか、とにかく警察署か病院の遺体安置所に、我が子の身元確認に来た父親役だったことは確かです。
で・・・我が子に対面したその父親は・・・まったく無表情なまま、ぴくりとも表情を変えなかった。でも、その悲しみは、信じられないほど強く視聴者である私に伝わってきた。すごい役者さんだ・・・脅威したことを、今でもはっきりと覚えています。
で、時が経ち・・・最近、上野樹里さん主演の『朝顔』というドラマで、再び、柄本明さんが亡くした我が子を思うお芝居をされているのに遭遇しました。
ちなみに、かれこれ15年ほど前に放送された『のだめカンタービレ』というドラマにドはまりして、それ以来、のだめちゃんを演じていた上野樹里さんがキャスティングされるドラマや映画は必ず見ています。彼女もまた、これだけの時を経ても、応援し続けたいお芝居を見せてくれた女優さんの一人です。だから『朝顔』も毎週欠かさず見ているわけです。柄本さんのお芝居の魅力とはまた別の魅力ではありますが(^^)。
で・・・その『朝顔』の中で、柄本さんの役柄は、朝顔さんのお母さんである里子さんのお父さんの嶋田浩之さんです。里子さんは、東日本大震災で被災し、今も遺体が見つかっていません。朝顔さんのお父さんの万木平さんは、妻である里子さんを探し続けています。浩之さんは、最初、平さんが里子さんを探すのを嫌がっていましたが、次第に受け入れてくれるようになっていました。そして、病気で入院してから・・・お見舞いに来た孫の朝顔さんに、見つかったまま鑑定していない一本の歯が里子さんのものかどうか調べて欲しいと頼みます。けれど、朝顔さんは躊躇います。その歯が、里子さんのものであっても、そうでなくても、里子さんは戻ってこない。ただ、残された家族の心が、酷く揺さぶられる・・・。すると、浩之さんは、柄本さんは、すごい勢いで朝顔さんに言うんです「里子を返してくれ」って・・・「里子を返してくれ」って。
以前の、まったく表情を変えなかったお芝居とは真逆の感情が噴き出るお芝居でした。そして、知らず、視聴者である私も号泣してしました。その放送から、もう何週間かたちますが、いまだ、繰り返し、柄本さんの顔と声が蘇り、そのたぴに涙ぐんでしまいます。こう書いている今も、涙が滲んできてしまいます・・・
つくづく、すごい役者さんだなと思います・・・素晴らしい役者さんだなぁ~って・・・
こんなことを書いたのは、わたしがもう泣きたくないからです(^^;。いいかげん、柄本明さんの芝居の呪縛から逃れたい・・・じゃなきゃ身が持ちません(^^;。わたしの今までの経験では、何かに囚われてしまった時、そのことを、こうやって文章にしてアップしてしまえば、不思議と終わりに出来るんですよね。もちろん、こういった些細なことに限りますが(^^;。